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スタジオライフ『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』製作発表 2012年09月

(2012年09月16日記載)

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「オペラ座の怪人」で語られなかったもう一つの物語が完結
スタジオライフ『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』 製作発表


▲左から笠原浩夫、関戸博一、松本慎也、山本芳樹、曽世海司

劇団スタジオライフ2012年10月公演に『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』の上演が決定しました。
「オペラ座の怪人」のファントム、エリックの語られなかった幼少年期を描いた「PHANTOM THE UNTOLD STORY 語られざりし物語」(劇団スタジオライフ2011年6月上演)の続編とも言える作品が満を持して上演されます。

■前回公演について
 劇団スタジオライフ『PHANTOM THE UNTOLD STORY~語られざりし物語~』
 『PHANTOM THE UNTOLD STORY~語られざりし物語~』マット&ニック インタビュー


 『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』公演概要


出演者

  Avenir Espoir
エリック 笠原浩夫 山本芳樹
クリスティーヌ・ダーエ 関戸博一 松本慎也
ラウール・ドゥ・シャニー 曽世海司 岩﨑大
ナーディル 石飛幸治 佐藤滋(客演)
マドレーヌ 及川 健
エリック(子供時代) 林 勇輔

小林浩司・牧島進一・荒木健太朗・仲原裕之・緒方和也・神野明人・原田洋二郎・堀川剛史
山﨑康一・倉本徹・藤原啓児・河内喜一朗 他

※ Avenirチームと Espoirチームのダブルキャストになります。
※ 出演者全員がAチーム・Bチーム共に出演いたします。
※ 出演者は都合により変更になる場合があります。予めご了承下さい。


スタッフ

【原作】 スーザン・ケイ
【脚本・演出】 倉田 淳
【映像・美術】 マット・キンリー
【照明】 ニック・シモンズ


製作発表が行われました2012年9月13日


製作発表の司会 曽世海司


◆河内喜一朗(スタジオライフ代表)

今回、去年上演した『PHANTOM 語られざりし物語』の後編ということで、前回同様【映像・美術】 マット・キンリーさん、【照明】 ニック・シモンズさんをお迎えします。私たちのような小さな劇団にイギリスの大きな事務所の方々と仕事ができるということは、とても幸せなことだと思っております。 マット・キンリーさんは来年(日本でも上演される)『レ・ミゼラブル』の美術もなさいます。
今回スタジオライフで『PHANTOM』を上演するのが2回目ということで、原作のスーザン・ケイさんのところに会いに行ってまいりまして、お宅にお邪魔させていただきました。スーザン・ケイさんがこの物語を書こうと思ったスターティングポイントは、ガストン・ルルー原作の最後の数ページに出てくる人物に興味を持ったということです。ここに出てくる謎のペルシャ人の存在に興味を持ち、そこから物語を書こうと思ったんだそうです。そしてもうひとつ、クリスティーヌがなぜ怪人にキスをしたのか、というそのいきさつを描きたいということで、この広大な小説を書いたと。この2つのシークエンスは、今回の私たちの芝居の中では中核になっております。ご期待下さい。



◆倉田 淳(脚本・演出)

いよいよエリックがオペラ座に参ります。ミュージカルとして有名なあの場面にも入っていきます。ミュージカルの歌が脳裏を渦巻いていて、いつもあれに引きずられないようにしなきゃと思いながらやっているのがなかなか大変です。スーザン・ケイさんもロンドンの『オペラ座の怪人』を見て、ものすごく感動し、ガストン・ルルーの小説を読んで彼の生い立ちから様々な過去を想像しこの話を書いたということです。私たちもそれを頼りに作り始めました。スーザン・ケイさんとお話して確信したのは、これは成長の物語であるということです。どうにもならない現実と向き合わないといけない時、どう対処していくか、どう自分の気持ちを現実と向き合わせていくかということ。人はそれぞれがどうにもならない現実をかかえていて、その中で生きているので、そこに照準をあわせています。その部分は、スーザン・ケイさんと同じ意見でしたので、その部分を描きたいと思います。

前回マット・キンリーさんとご縁があり、すごく重厚で素敵な美術を作ってくださいました。今回も一緒に作品を作らせていただきありがたく思っております。私もこの題材は、長年舞台にしたいと思っていた作品ではありましたが、なかなか足を踏み込むことができなかったのです。スタジオライフ25周年を樹に、舞台化を試みさせていただきました。壮大なドラマなのでどのように描こうかと思っているところ、ロンドンで新演出の『レ・ミゼラブル』を見て、マット・キンリーさんの美術に一目ぼれしました。マットさんも大きな舞台をやり続けていたので、小さな舞台もやりたいと考えていらした時だったので、「暗い物語が大好きなので一緒にやりましょう」と言ってくださり、夢のような企画が実現しました。映像と俳優の両方を立たせるため、照明のニックさんを紹介してくださいました。またご一緒させていただくことができ、大変感謝しております。



◆笠原浩夫(エリック役)

オペラ座の怪人役ということで、今はとてつもないプレッシャーを感じている毎日でございます。息をするだけで重く、この間は死神の夢を見ました(笑)。黒い影が現れてエリックっぽいなと思いましたが、怖くて叫び声をあげながら飛び起きました(笑)。それ位自分と向き合っていかないと、できない役だなと思っております。今回はその名に恥じないように務めさせていただきますので、宜しくお願い致します。




◆山本芳樹(エリック役)

『オペラ座の怪人』のファントムという世界中で誰もが知っているキャラクターを演じることができることを、役者としてすごく震える位の喜びを感じています。エリックの生涯をしっかりと全うできるように、魂を込めて演じたいと思います。




◆関戸博一(クリスティーヌ・ダーエ役)

クリスティーヌという役は本当に有名な役で、おそらく全世界の女優さんたちが演じてみたいと思っているであろう役を、男優の僕がやらせていただくことを光栄に思っております。うらやましいだろう!という気持ちで(笑)、頑張っていきたいと思います。有名なミュージカルの『オペラ座の怪人』では最初からクリスティーヌが出て来ますが、この作品では最後にたどりつくところがクリスティーヌだと思います。それを大切に受け止めながら精一杯演じますので宜しくお願いします。




◆松本慎也(クリスティーヌ・ダーエ役)

今回も前編に引き続き、マットさんとニックさんによる素晴らしい美術・映像・照明の中、前回にも負けない重厚で悲痛で美しい物語を作っていきたいと思います。僕が演じるクリスティーヌは本当に言わずとしれた大きな役で、プレッシャーもありますが、皆様のイメージを裏切らないように揺れ動く心を繊細に表現し、クリスティーヌのキスの意味を皆様にお届けできるように真摯に役と向き合っていきたいと思います。




◆曽世海司(ラウール・ドゥ・シャニー役)

先ほど前回のダイジェスト版の映像を久しぶりに見て、あの時僕たちが作り上げていった空気感を思い出し、今日の司会業をしながらも心が揺れ動いてしまいました。僕らは色々なスタイルの演劇をやっていますが、やはり一番やりたいのはストレートプレイなんだなと実感することができた作品でした。俳優と俳優が向き合い、その空気が劇場を支配しお客様と共感する感覚を実感できました。海外のアーティストを迎え、小劇場でこのような贅沢な公演をしましたが、小さな劇団だからこそできることもたくさんあったので、それがよかったなと思いました。ひとつの方向に向かってみんなが進むことができたので、今回もまたそれができると思うとワクワクします。ラウールという役は12年前にロンドンで『オペラ座の怪人』を見て、とても感動し、このミュージカルをやることはないだろうということはわかっていながらも、この役をやってみたいと実は思っていました。今回やらせていただけることを嬉しく思います。エリックの生涯を描いたこの作品の中では、ミュージカル版で描かれた後の部分が描かれており、そのパートを担うのがラウール役です。自分としては、その部分がとても楽しみです。









 

スタジオライフ公演

『PHANTOM 語られざりし物語-The Kiss of Christine-』

 

作: スーザン・ケイ

脚本・演出: 倉田淳

出演: スタジオライフ劇団員 ※ダブルキャスト公演になります。

 

公演日程: 2012年10月8日(月・祝)~10月24日(水) 全28公演

一般(前売・当日)5800円

Youth ticket ¥3,000(※23歳以下の方が対象となります。

ご来場の際に年齢の証明できるものをご持参下さい。)

 

プレヴュー公演 10月6日・7日 一般(前売・当日)4800円

 

会場: 東京新宿 シアターサンモール

 

http://www.studio-life.com

 

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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