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ミュージカル『二都物語』製作発表 2013年05月

(2013年05月19日記載)

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ミュージカル『二都物語』
製作発表が行われました


▲写真左より橋本さとし、濱田めぐみ、浦井健治、井上芳雄、すみれ、鵜山 仁

公演について(公演資料より)

チャールズ・ディケンズの名作『二都物語』。
フランス革命期の動乱に翻弄される3人の男女の人生と愛を壮大に描き、全世界での発行部数は2億冊を超えています。この偉大なる小説がアメリカでミュージカル化されたのは2007年。翌年にはブロードウェイに進出し、2012年には韓国で上演され賞賛を浴びました。

そしていよいよ、満を持しての日本公演が実現!
ミュージカル界随一の顔合わせで贈る2013年夏の話題作が、7月に帝劇で開幕します。

翻訳・演出は、鵜山 仁。
どのような仕上がりになるのか期待がかかります。


STORY

18世紀後半、イギリスに住むルーシー・マネットは、
17年間バスティーユに投獄されていた父ドクター・マネットが
酒屋の経営者ドファルジュ夫妻に保護されていると知り、パリへ向かう。

父娘でロンドンへの帰途の最中、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーと出会うが
彼はスパイ容疑で裁判に掛けられてしまう。

そのピンチを救ったのはダーニーと瓜二つの酒浸りの弁護士シドニー・カートン。
3人は親交を深め、ダーニーとルーシーは結婚を誓い合う仲になる。
密かにルーシーを愛していたカートンだが、2人を想い身を引くことに…。
しかしダーニーは昔の使用人の危機を救おうと祖国フランスに戻り、
フランス革命により蜂起した民衆たちに捕えられてしまう。

再び裁判に掛けられたダーニーだったが、そこで驚くべき罪が判明し、下された判決は死刑。
ダーニーとルーシーの幸せを願うカートンはある決心をし、
ダーニーが捕えられている牢獄へと向かうが…。


製作発表が行われました(2013年5月13日)

出演者の井上芳雄、浦井健治、すみれ、濱田めぐみ、橋本さとし、そして演出の鵜山仁も参加し製作発表が行われました。出演者は扮装姿で登場。早くも舞台上でその姿を見るのが楽しみになりました。この日は、マスコミに加え、ホームページで募集したオーディエンス200名に囲まれ、和やかな会見となりました。

こちらのページで動画が見られます。



◆井上芳雄(シドニー・カートン役)
酒びたりの弁護士を演じさせていただきます、井上芳雄です(笑)。この素晴らしい物語の、ミュージカル化の、シドニー・カートンという大切な役を演じさせていただけてとても嬉しいです。僕は、これは究極の愛の物語だと思いますので、しっかりと自分の人生を賭けてやりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

◆浦井健治(チャールズ・ダーニー役)
この作品は(井上)芳雄さんもおっしゃいましたが、友情だとか家族愛だとか恋愛、そして人間愛というさまざまな究極の愛の形が描かれた作品だと思うので、鵜山さんの演出のもと、たくさんの想いを持っていろんな愛の形を表現できたらと思っております。よろしくお願いいたします。

◆すみれ(ルーシー・マネット役)
今日は本当にこんなに素晴らしい方々に囲まれて、ちょっと・・・。もう緊張しちゃっているんですけど、これから頑張りますのでよろしくお願いします。

◆濱田めぐみ(マダム・ドファルジュ役)
かなり激しい役どころなんですけど、私自身全精力を使って、このフランス革命を生き抜いた一女性という役を、舞台上で思いっきり表現してみたいと思います。

◆橋本さとし(ドファルジュ役)
橋本さと・・・宜しくお願いしましゅしゅしゅ(噛む)。滑舌がねぇ、めっちゃ悪いんですよ。自分の名前言いにくいのよ(笑)。橋本さとしって。別につかみでも何でもないんですけど(笑)。こうしてミュージカル界を代表する美女2人と、そしてミュージカル界を代表するイケメン2人。僕はもうミュージカル界を代表するスケメンで・・・(笑)太刀打ちしていきたいなあと思うんですけども、ブーツが(井上さん・浦井さんのものと)違うな、みたいな(笑)。2人の召使役をします、橋本さとしです・・・違いますよ!(笑)。マダムの暴走を止める冷静な役ということで、冷静に色んなものをみながらみなさんと楽しく演じていきたいと思います。よろしくお願いします

◆鵜山仁(演出)
とりあえず、『レミゼ~』には負けられないっていう・・・(笑)。手近にこうやって競争相手がいるのは非常に良いことですよね。上演している帝劇の9階で稽古をやるそうですから、そういう意味ではずっと張り切って稽古ができるので楽しみにしてます。これは一人の人間の一生を超えて、信義とか愛のために愛したり憎しんだりという、小文字の人間のスパンを超えた、大文字の人間の話というか、そんなものだと思っています。人ひとりの一生の中で、これが良いことだとか、これが生きがいだと思ってたかだか80年生きてきたことが、800年、8000年たつと180度発想の転換を迫られるということがあって、これは我々が今直面している問題というか、世界のありさまなんじゃないかと思います。だから、80年スパンじゃなくて、800年、8000年の生きがいというか、死にがいというのを考えるっていう意味では、大変興味あるお話なので、これを良いミュージカルにしていきたいと思います。


▲画になる光景ですね~

▲すらりとしたお三方、衣裳姿もお似合いです。

▲お二人の共通点を聞かれて答え始めたお二人。井上さんの冷静な突っ込みに、浦井さん大爆笑。

▲話がどんどん面白い方に行くのはこのメンバーだからこそなせるワザ。いいカンパニーになりそうです。

印象に残ったのはこの質問と答え。

ーーーみなさんにとっての「二都」とはどこですか?この抽象的な質問から想像を膨らませていただいて・・・

井上:どういう意味でしょうか。思い出のある二都でしょうか。ミュージカルが大好きなので思い浮かぶのはニューヨークとロンドンです。 いつもミュージカルを見に行くときに、どっちに行こうかなと思い、両方行ってしまうほど甲乙付けがたいです。

浦井:えー・・・、あ、じゃあ。じゃあじゃないですね。(井上:この物語の二都は分かっていますか?取材の時分かっていなかったので)。分かっています!パリとロンドンです!そうですね。なんでしょう。(真顔で)ひとつは帝国劇場。

全員:・・・???(爆笑)

井上:すいません、二都の都はどこへ?

浦井:広がった見解っていうことですよね。

井上:今、2劇場の話になっているけど大丈夫ですかね。

浦井:(さらりと)帝国劇場と、東京會舘。

会場内全員:大爆笑。大拍手。

司会:すばらしい想像力です。

橋本:ここ拍手なんですか!!??(笑)

浦井:自分にとっての心のふるさとです。自分にとって大切なかけがいのない場所です!二都物語。(キッパリ)

司会:予想しなかった展開になりつつありますが・・・

すみれ:ホノルルと京都かな。母も京都出身で、京都は日本というイメージ。お寺や神社も和という感じがして。

濱田:そうですね。お三方の後だとあまりに普通ですが、東京とブロードウェイですね。 ブロードウェイの最先端でやられているものを日本に持ってきていかに日本文化に取り入れてやっていくか。日本のオリジナルミュージカルもブロードウェイに進出していけたらなと思っているので。

橋本:役者陣で一番最後はオチみたいで本当に嫌なんだけど・・・一番普通なんだけど、大阪と東京。大阪出身で東京でやっているので。

鵜山:僕も実家の奈良と東京かな、奈良と京都とか奈良と大阪というのもあるのだけど。そんなことより質問を聞いてこの芝居のテーマがはっきりと浮かび上がって来ました。今朝「二都物語っていったいなんでこんなタイトルを付けたのかな」と考えていたのですよ。それはやっぱり理想と現実、本音と建て前、生まれたところと生活しているところ、芝居と現実、妻と愛人、など人生を前に進めてくれる相反する力、プラスとマイナスみたいなものですかね。両方ないと生きがいがない、死にがいがない、そういう話なのかなというのが分かりました。

歌唱披露が行われました

すみれ歌唱披露”さよならは言わないで”



 

ミュージカル『二都物語』

 

原作:チャールズ・ディケンズ(『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』)

脚本・作詞・作曲:ジル・サントリエロ

追加音楽:フランク・ワイルドホーン

翻訳・演出:鵜山 仁

 

日程:2013年7月18日(木)~8月26日(月)

会場:帝国劇場

 

http://www.tohostage.com/nito/index.html

 

 

 

 
 

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