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『錦秋特別公演 芯2013』製作発表 中村勘九郎 中村七之助 高橋竹童 TAO  2013年07月

(2013年07月18日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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『錦秋特別公演 芯2013』製作発表 
中村勘九郎 中村七之助 高橋竹童 TAO 出演

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▲写真左より岸野央明(TAO)、中村七之助、中村勘九郎、高橋竹童

公演について

一、太鼓
結成20周年記念舞台「火ノ鳥~祝祭~」から、この「芯ツアー」のための特別LIVEバージョン。
世界観客動員数550万人を誇るTAO。その精鋭若手メンバー5名による魂の響きをお届けします。

『卑弥呼(HIMIKO)』
縦に置いた3尺8寸大太鼓の迫力のベースビートに、3セットの組み太鼓が超絶技法を駆使して演奏する
アンサンブル曲です。

『打(DA)』
2基の大桶平太鼓を2人の屈強な男が打ち鳴らす。美しき肉体から放たれる魂の音楽です。

『里の唄(SATO NO UTA)』
一転して、ほのぼのとした牧歌的なお囃子の中、30キロ近い太鼓を担いで優雅に踊りながら演奏をします。

『HANABI』
TAO十八番曲。心技体の三位一体を駆使して限界へ挑む超アグレッシブな演奏をご覧下さい。

『風彩(FUSAI)』
多彩な構成で繰り広げるかつぎ太鼓のモダンな祭り曲。会場の皆さんの手拍子と共に盛り上がっていきます。

二、津軽三味線
初代高橋竹山最後の内弟子であり、今日本で世界に誇れる最も音色が美しい津軽三味線奏者の一人、
高橋竹童が奏でる演奏をご堪能下さい。

合奏『絆』 出演:高橋竹童 小田島徳旺 鈴木健太
津軽じょんから節を今回の公演の為にアレンジ。途中、独奏も有り各奏者の「音色」「奏法」をお楽しみ頂きます。

合奏『津軽あいや節』 出演:高橋竹童 小田島徳旺 鈴木健太
津軽あいや節は「長調」「短調」と二通りの唄い方や奏法が有ります。
今迄、同じ舞台では同時に演奏される事はほとんどありませんが、敢えて挑戦致します。

独奏『即興曲』
津軽三味線の魅力の一つに、即興演奏曲がございます。竹童が今この時、成せる技の全てを駆使し演奏致します。

三、歌舞伎舞踊『団子売』
お福と杵造は夫婦の団子売。
軽快な杵さばきで仲良く団子を作りながら、ひょっとこおかめの面をつけて軽やかに息の合った様子で踊ります。
今年は昼夜配役を入れ替えます。昼は、2012年大阪松竹座の六代目中村勘九郎襲名披露公演にて、
父・勘三郎が考えた配役を、 夜は勘九郎が立役、七之助が女形の魅力を存分にお届け致します。
※高山公演は1回公演の為、夜の部の配役です。

四、コラボレーション『芯』2013年版(新作)
今回の公演で三回目を迎えた『芯』。
古より受け継がれてきた大切な心が忘れ去られようとしている今、 新たな出演者と共に、更なる飛躍を遂げるため、
進化した『和』のステージをお贈りします。日本人ならではの心。揺るぎない心。芯の通った心。
日本を代表する素晴らしい伝統芸能の饗宴を通じて、その大切な心を思い出して下さい。


「いわて三陸鎮魂復興祭」について

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『錦秋特別公演 芯2013』は全国9箇所で公演が行われます。その日程の中に東北での公演が急遽組み込まれました。
9月29日(日)、岩手県宮古市の奥浄土ヶ浜特設会場で「いわて三陸鎮魂復興祭~三陸でむすぶ、にっぽんのこころ~」という催しに参加。
無料招待の2,000人を前に上演されます。

日時: 平成25年9月29日(日) 開演11:00/終演16:30(予定)
会場: 岩手県宮古市浄土ヶ浜・奥浄土ヶ浜特設会場  
※入場無料 (公募により入場整理券発行/先着順/2000人収容)
主催:幸せ出ずる国いわて実行委員会
共催:宮古市

第1部 開演11:00 伝統芸能の競演

第2部 開演14:30 歌舞伎界を代表する中村勘九郎、中村七之助をはじめ、
高橋竹童(津軽三味線)、TAO(和太鼓)によるスペシャル公演「芯」を上演

お問い合わせ:幸せ出ずる国いわて実行委員会事務局(SAP内) 03-5226-8537 詳細ページ:http://www.sap-co.jp/news/news82/news82.html


『錦秋特別公演 芯2013』製作発表が行われました(2013年7月4日)

2005年に第1日目が行われて以来、今回で9回目となる錦秋特別公演の製作発表が都内で行われました。
初参加となるドラム・アート・パフォーマンスTAOのメンバーを交えて、
日本を代表する伝統芸能の担い手たちが進化した和のステージを繰り広げます。

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◆高橋竹童

836_03 津軽三味線奏者の高橋竹童です。どうぞよろしくお願いいたします。今回、3度目の出演でまたこの時期がやってきたなと言う気持ちです。勘九郎さん、七之助さんと舞台をご一緒させていただきますと、楽屋とはまた違った感じ、舞台上での凛とする感じにぞくっとしながら隣で演奏させていただいております。そういう雰囲気をお客様にもお届け出来ればと思います。

ーーー内容のご説明を。
まず『絆』は合奏です。『津軽あいや節』はマイナーな調子とメジャーな調子の2種類あり、同時に演奏されることはなかなかないのですが、あえて弾き分けてお聞き比べをしていただけたらと思っております。最後は私のソロの演奏で、色々なタイプの3曲となります。

ーーー「いわて三陸鎮魂復興祭」出演について
震災以降、福島のいわき市で復興支援のコンサートを毎月行っております。私共舞台でパフォーマンスする者にとり、舞台上でのパフォーマンスが一番被災された方のお力になれるんじゃないかなということをそういう活動から教えていただきました。東北は私も修業時代に住んでおりましたが、いろんな行事を大切にし守ってこられた方が多い場所です。浄土ヶ浜という場所でこの芸がどれだけ通用するのか、ちょっと怖い部分もありますが、一所懸命勤めさせていただきます。



◆中村勘九郎
836_04 この『錦秋特別公演』は、今年で9年目となりました。その中で「芯」というのは3回目です。和太鼓と津軽三味線と歌舞伎舞踊のコラボレーションは、あったような気がしていましたが実は初めてということで、最初にやるときはどうなるんだろう、上手くかみ合うんだろうかと思いながら稽古に入りました。先ほど竹童さんがぞくっとしたとお話なさいましたが、僕たちの方が鳥肌もので、毎日の舞台を勤めました。今回は新たにTAOの皆さんがご参加し一緒にやることになりましたので、新しい息吹をこの「芯」に吹き込んでくださるのではないかと思います。楽しみにしております。

ーーー「芯」は3回目ですが2013年版のコラボレーションは。
今までやっていた2回とは違う物を作り出せたらいいなと思います。祈りや五穀豊穣など根本にあるものは残して、TAOの皆様が新たに加わりますので、新しいものを作りたいというのは僕の願いです。太鼓を普通にたたくのではなくパフォーマンスをしながらたたくと言うことですので、舞台上の僕たちとも絡みながらできるんじゃないかなと思います。

ーーー「いわて三陸鎮魂復興祭」出演について
今回東日本大震災の復興チャリティーに参加出来ることを本当に幸せに思います。私たち表現者、舞台役者として、地震が起きた時に何が私たちに出来るんだろうと思い、舞台上でしかないなと。お客様に笑顔になっていただき、その輪がつながっていき、被災された方に届くといいなと思いながらいつも勤めております。今回は現地で実際に被災された方に見ていただけますので、本当に幸せに思います。父も地震が起きた時に真っ先に復興のチャリティーをやる人でしたが、ちょうどその時に耳の病気で何も出来ずに悔しい思いをしていました。父の悔しさや思いも僕たちが引き継いで出来るということは、本当に幸せです。一生懸命勤めたいと思います。



◆中村七之助
836_05 兄が申しました通り、『錦秋特別公演』は9回目、「芯」としては3回目となります。今回はTAOの皆様に新たに入っていただきますので、コラボレーションシーンは新作を考えております。「芯」を1回目、2回目にご覧になった方でも、違ったコラボを生み出して楽しい舞台にしたいと思いますので宜しくお願いいたします。

ーーー内容の説明を。
『団子売』は団子を売る夫婦の踊りで短いながらも色々な要素が詰まっているため人気の演目です。中村屋は祖父の代からよく踊っております。私たち兄弟でも何度も踊っております。いつもは兄がお福、僕が杵蔵なのですが、初の試みで昼夜で役を変えます。

ーーー「いわて三陸鎮魂復興祭」出演について
このような第1回目のイベントに出演出来るのは光栄です。こうしている間にも仮設住宅で復興に力を注いでいる方々がいるんだなということを、常に心のどこかに置いております。私は歌舞伎をいつか東北の皆様の前でやって、少しでも元気になって欲しいと思っておりましたので、それがかなうことを自覚して、いいものを見せないといけないなと思っております。兄と一緒にちゃんと勤めないと、父に怒られると思います。恥ずかしくないように精一杯勤めます。



◆岸野央明(TAO)
836_06 TAOの岸野です。今回初参加と言うことでとてもわくわくしています。僕たちは結成20年ですが、歌舞伎とのコラボは初めてです。どんなステージになるのか今から楽しみで、早く初日が来ないかなと思っております。我々TAOには30人メンバーがおりますが、その中から勢いのある若手5人を選んでいますので、気合いだけはどこにも負けないというようなステージを皆さんにお届け出来るんじゃないかなと思っております。

ーーー内容の説明を。
普通に演奏するだけでなく、ダンスのようなパフォーマンスを交えます。

ーーー「いわて三陸鎮魂復興祭」出演について
災害があった時、僕たちが出来ることを模索し、僕たちには演奏しかないということで、昨年はTAOとして気仙沼でチャリティー公演を行いました。まず町の景色に驚きショックを受けましたが、演奏を聴いてくださる皆様はとても元気でした。今回またこういう機会をいただき嬉しく思います。



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『錦秋特別公演 芯2013』

 

2013年9月~10月 全国9箇所で開催

東京は10月1日文京シビックホール公演

 

http://www.zen-a.co.jp/kinshu/

 

企画・制作:株式会社ファーンウッド 株式会社ファーンウッド21/
制作協力:全栄企画株式会社/製作:松竹株式会社

 

お問い合わせ] Zen-A(ゼンエイ)
TEL:03-3538-2300(平日11:00〜19:00)

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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