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ミュージカル『レディ・ベス』製作発表 その1コメント 2014年01月

(2014年01月02日記載)

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ミュージカル『レディ・ベス』
製作発表が行なわれました その1 コメント

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公演について(公演資料より)

約45年もの長きにわたって英国女王として繁栄をもたらしたエリザベス1世。
偉大な父王ヘンリー8世の娘として生れながらも、女王即位への道のりは
決して順風満帆なものではありませんでした。
そんな若き日の“レディ・ベス”の異母姉メアリー・チューダーとの相克、
処刑された母アン・ブーリンへの想い、そして唯一の安らぎであるロビンとの恋を
壮大な音楽とストーリーで帝国劇場の舞台に描き出します。

ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイの二人が手掛ける世界初演の作品を
「エリザベート」「モーツァルト!」でタッグを組んだ
日本ミュージカル界のヒットメーカー小池修一郎が演出いたします。

2014年最高の話題作が帝劇の舞台に誕生します!!
世界初演のこの舞台をお見逃しなく!


STORY

16世紀イギリス。
ヘンリー8世の王女として生まれたレディ・ベスは母親のアン・ブーリンが反逆罪で処刑されたため、
家庭教師ロジャー・アスカムらと共にハートフォードシャーで暮らしていた。

そうしたある日、若き吟遊詩人ロビン・ブレイクと出会う。
ベスは、彼の送っている自由なさすらいの生活に心魅かれる。

メアリーがイングランド女王となると、ベスを脅威に思うメアリーの側近、
司教ガーディナーらの謀略はさらに強くなる。
ベスは絶え間なく続く苦境に、自分自身の運命を嘆きながらも、
強く生きることを決意し、ロビン・ブレイクと密やかに愛を育む。

メアリーの異教徒への迫害が続くなか、民衆は次第にベスの即位を望むようになる。
そんな中、メアリーはベスへある告白をする…


製作発表が行われました(2013年11月18日/東京會舘/コメント文章は東宝演劇部提供)

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かつてエリザベス女王が来日した際、歓迎午餐会が行なわれたという東京會舘ローズルームで
オーディエンス約200名と報道陣が見守る中開催されました。

まずは、脚本・歌詞のミヒャエル・クンツェさんからのビデオメッセージが届きました。

TohoChannel


◆シルヴェスター・リ-ヴァイ(音楽・編曲)
私が今回また日本に来ることが出来て、『レディ・ベス』世界初演の製作発表に出席出来ることに大きな喜びを感じています。ミヒャエル・クンツェさんもビデオメッセージで、作品のことをたくさん話してくれましたが、私がこの作品の音楽を作る際に心を動かされたことについて、いくつかお話をさせて頂きたいと思います。私がクンツェさんと一緒に仕事をする際、主人公が女性である場合が非常に多いのですが、それは私もクンツェさんも「女性の生き方」に最も心を動かされるからではないかと思います。『レベッカ』では19世紀、『エリザベート』では18世紀、『モーツァルト!』と『マリー・アントワネット』も18世紀が舞台でした。そして今回の『レディ・ベス』では16世紀まで歴史を辿ることになるのですが、その時代と土地柄はとても興味深く感じました。また、イギリスという国の地理的な条件や文化、国民性などを、当時のことのみならず全般的に調べていく中で、音楽に対するインスピレーションをたくさん得ることができました。エリザベス1世が女王として国を治めた約45年間は、「黄金時代」と呼ばれるくらいイギリスが繁栄した時代でしたが、我々は今回『レディ・ベス』を作るにあたり、あえて彼女が女王になる前の若い時代にスポットを当てる選択をしました。その理由は、その時代の方がドラマ性、感情的な面からも、我々に訴えかける要素が多かったからです。クンツェさんも仰っていましたが、この機会を与えて下さいました東宝の皆様に本当に感謝を申し上げるとともに、宝塚歌劇団の配慮のもと、小池先生とご一緒出来ることをありがたく思っております。そしてもう1つ、東宝の皆さんに、長い時間と労力をかけて素晴らしいキャストの皆さんを集めて下さったことを本当に感謝したいと思います。中には何度もご一緒させて頂いている素晴らしいキャストの方もいらっしゃいますが、今回初めての方たちも本当に才能豊かな素晴らしい方々だと思っております。日本のお客様の心をぐっとつかんでくれること、間違いないと思います。そして最後になりますが、お客様に絶対に満足頂ける素晴らしいものをお届けするということを、心から誓いたいと思います。

◆小池修一郎(演出・訳詞)
私が今ここにおりますのは、私にとりましてある意味奇跡のように思えるところがございます。それは3人の方のご尽力によるものでございます。1人はミヒャエル・クンツェさん。最初にリーヴァイさんも仰っていましたが、宝塚100周年ということがございまして、その公演のスケジュールとかぶっておりまして、ちょっと無理かなという状況でございました。その時にクンツェさんが宝塚歌劇団の小林理事長にお手紙を出して下さって、それで何とかしようかということになり、その後小林理事長と東宝の池田演劇部長が話し合って下さって、東宝さんのほうの日程をずらしてくださったのでこうして今ここにおります。なので、本当にクンツェさん、そして小林理事長、そして池田部長の御三方に感謝致しております。ありがとうございました。そのおかげでこの時期にやらせて頂くことになったのですが、1週間ほど前に宝塚の製作発表がございましたので、「1週間ぶりにまた出てきて」と思ってらっしゃる方もいらっしゃると思うんですけど、今私はまだ頭の中が半分パリに行っておりまして、ロンドンに辿り着いていないんです。ドーバー海峡を渡り切れてません(笑)。今年の6月にウィーンでクンツェさん、リーヴァイさんとミーティングを致しました。彼らは完璧に、英語での台本とレコーディングされた音楽を提示して下さったので、私と東宝の皆さんが色々なリクエストをし、それに応えたものも本当に驚くぐらい速いスピードで作って下さいました。私が思っていた以上に東宝のプロダクションというものに対して歩み寄って下さるというか、私が想像していた以上に協力的な、一緒に作っているような感覚を持てる体制になっております。この作品はエリザベス1世の青春物語でございます。エリザベス1世と言われてピンと来る部分と、「その青春ってどうなんだっけ?」と思う部分があります。必ずしも日本人にとってなじみ深い物語、人物ではないかも知れません。ですが同時に、クンツェさんがお書きになった青春像、そしてリーヴァイさんの音楽を伴うと、大変スリリングで面白い物語です。16世紀のイギリスと聞くとすごく遠いところに感じるかも知れませんが、実際見ると大変ビビッドな青春像が描かれていて大変面白いと思いますし、素晴らしいキャストの皆さんも勢揃いですので、お客様にはご満足頂けるものになると思います。ぜひ劇場に観に来て頂ければと思います。

◆平野 綾(レディ・ベス役 Wキャスト)
とても今緊張していて、自分がこの場にいることが未だに信じられません。何世紀にもわたってその名前を語り継がれた有名な実在の人物を演じるということで、女王になってからのイメージがすごく強いような気がするので、彼女がどういう生い立ちでどんな経験をして女王になったかというのをみなさんに納得して頂けるようなお芝居と歌が歌えたらいいなと思っています。よろしくお願い致します。

◆花總まり(レディ・ベス役 Wキャスト)
この場に今いることを、とても光栄なことだと思うと同時に、責任の重さをひしひしと感じております。素晴らしいキャストの方々と一緒に、素敵な素晴らしい作品にしていきたいと思っております。

◆山崎育三郎(ロビン・ブレイク役 Wキャスト)
個人的には再演ものに出演することが多いので、今回は初演、それも世界初演ということで、先日ロビンが歌うナンバーを1音上げて歌いたいなと思って、リーヴァイさんに直接お話しさせて頂いたら、『君が歌いやすいように歌っていいよ』と言って頂いて、そういうことも世界初演ならではだと思っております。この作品は多分、『エリザベート』『モーツァルト!』のように5年、10年、15年と続く作品だと思いますので、最高のスタートが切れる年にしたいなと思っておりますのでみなさんぜひ劇場にお越しください!

◆加藤和樹(ロビン・ブレイク役 Wキャスト)
世界初演ということでこのような素晴らしい作品、そして素晴らしいキャストの方々とこの作品を作り上げることが出来ることを本当に嬉しく思っております。ロビン・ブレイクという人物は架空の人物ではあるんですが、この作品の中でなぜロビンがいるのか、彼が生きた意味、存在意義というものを自分なりにこの作品の中で見つけていきたいと思います。

◆未来優希(メアリー・チューダー役 Wキャスト)
こういう(製作発表記者会見のような)風景はテレビの前でしか見たことがなかったので、この場にいることに緊張していのですが、素晴らしい先生方、そして共演者の皆様と力を合わせて、世界初演ということで、なぜそこまでメアリー・チューダーがエリザベスを憎むのかというところをとことん突き詰めて私自身、頑張ってまいりたいと思います。

◆吉沢梨絵(メアリー・チューダー役 Wキャスト)
錚々たるメンバー、そしてクンツェさん、リーヴァイさん小池先生というゴールデントリオの中で演じることが出来ることをとても光栄に思っています。一国を動かす立場にありながら悲運な中で生きた2人のお芝居の、ダークサイドの方を演じることになると思うのですが、煌びやかなセット、お衣裳の中で生々しい心理描写をお届け出来たらいいなと思っております。

◆和音美桜(アン・ブーリン役)
このような貴重な機会に、こうして立ち会えていることを幸せに思います。アン・ブーリンどんな人物なのか、たくさんこれから、皆さんとともに作り上げていけたらいいなと思っております。

◆石川 禅(ガーディナー役)
クンツェさん、リーヴァイさんの作品は4作品目になります。ありがたいことでございます。その中で僕は今までは善良な人物ばかりを演じさせて頂いてきまして、今回初めて、悪の部分を演じさせて頂きます。演出は小池修一郎さんですが、質実剛健なイギリスという国が舞台で、小池先生の演出を受けさせて頂くという緊張感がひしひしと伝わってきておりますが、まだまだこれからの作業です。華やかな悪役になるのか、リアルな悪役になるのかはこれから自分と向き合って頑張っていきたいと思います。

◆吉野圭吾(シモン・ルナール役)
とにかく楽しみながら悪役を務めていきたいと思います。そしてこの作品に精いっぱい命を注ぎ込み、頑張りたいと思います。

◆平方元基(フェリペ役 Wキャスト)
世界初演ということで、どうなってしまうのだろうというドキドキと、きっと素晴らしい作品になるに違いないというワクワクと、今は皆さんと同じ気持ちでいます。丁寧に演じてまいりたいと思います。

◆古川雄大(フェリペ役 Wキャスト)
世界初演の作品を、こちらにいらっしゃる素晴らしい方々とともに1から作っていく作業をとても楽しみにしております。そして、とても幸せに感じております。最高の作品になるように努めていきたいと思います。

◆涼風真世(キャット・アシュリー役)
私の大好きなクンツェさん、リーヴァイさん、そして小池修一郎先生の作品に出演出来るという喜びをまた今噛みしめております。初日から千穐楽までベストコンディションで私の持ちうる力全てを注いで演じていきたいと思っております。

◆石丸幹二(ロジャー・アスカム役 Wキャスト)
良い役です(笑)。エリザベスを守り、育て、そして女王に導いていけるような、そんな役を演じたいと思っております。東京をはじめ大阪、名古屋、そして博多とまいります。どの都市でも皆様に受け入れて頂けるようなそんな作品にしていきたいと思っています。

◆山口祐一郎(ロジャー・アスカム役 Wキャスト)
先ほど山崎さんが『エリザベート』、それから『モーツァルト!』のようにこの作品は必ず日本の方に愛される作品になります、と言い切っていました。で、山崎さんのお兄さんは山崎ユウイチロウと申します。本当です(笑)。それで、思わずどうしても親しみを感じながら彼のコメントを聞くんですが、その中で「この作品は『エリザベート』、『モーツァルト!』と同じように5年、10年、15年、そしてずっと皆様に愛される作品になります」と、彼が仰っておりました。その話を聞きながら、「なるほど、君はそれでいいだろう(笑)」と。だがしかし、(私の場合は)5年後・・・頑張ろう。10年後・・・うーん。15年も・・・かぁ(笑)。いろんな思いが頭の中で浮かんでまいりまいた。本当に皆様に愛される素晴らしい作品になればいいなと心から願っております。

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▲音楽/ 編曲 シルヴェスター・リーヴァイ

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▲演出/ 訳詞 小池修一郎

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▲平野 綾(レディ・ベス役 Wキャスト)

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▲花總まり(レディ・ベス役 Wキャスト)

 

ミュージカル『レディ・ベス』

 

脚本/ 歌詞 ミヒャエル・クンツェ

音楽/ 編曲 シルヴェスター・リーヴァイ

演出/ 訳詞 小池修一郎

 

2014年4月13日~5月24日 帝国劇場

(4月11日・12日 ワールド・プレミア・プレビュー)

2014年7月19日~8月3日 梅田芸術劇場メインホール

2014年8月10日~9月7日 博多座

2014年9月13日~9月24日 中日劇場

 

http://www.tohostage.com/ladybess/index.html

 

 

 
 

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