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宝塚歌劇雪組 日生劇場公演『伯爵令嬢』制作発表会 コメント 2014年07月

(2014年07月30日記載)

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宝塚歌劇雪組公演
日生劇場公演『伯爵令嬢』制作発表会
コメント

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▲左より咲妃みゆ(雪組)、生田大和(宝塚歌劇団 演出家)、小林公一(宝塚歌劇団 理事長)、
細川智栄子様(原作者)、芙~みん様(原作者)、早霧せいな(雪組)

『伯爵令嬢』公演について


ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック
『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-

~細川智栄子あんど芙~みん作「伯爵令嬢」(秋田書店刊)より~
脚本・演出/生田 大和

19世紀末。エッフェル塔、パリ万国博覧会に代表されるベル・エポック華やかなりしフランスを舞台に、
新聞王として世に勇名を馳せる公爵家の子息アラン、孤児院で育ち海難事故で記憶を失った少女コリンヌ、
アランに復讐を企むフランソワ、かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目のリシャール、
狡猾な女スリのアンナなど、個性溢れる登場人物たちが織り成す愛の讃歌です。

制作発表が行われました(2014年7月22日)

製作発表の歌唱披露の模様はこちらのページに掲載しております。
https://enterminal.jp/2014/07/haku/

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◆小林公一(宝塚歌劇団 理事長)

934_12 日生劇場では2008年の『グレート・ギャツビー』以来6年ぶりの公演です。今回少女漫画の大御所であります、細川智栄子先生と芙~みん先生の絶大なる人気作品の初の舞台化です。この上演に際し、快諾していただきましたことを心から御礼申し上げます。この公演は早霧せいな、咲妃みゆのトップお披露目公演となります。多くのお客様に足を運んでいただけますよう、宜しくお願い致します。10月は東京宝塚劇場と日生劇場の隣同士で、宝塚歌劇が上演されます。日比谷を宝塚の色で染めたいと思っております。



◆生田大和(宝塚歌劇団 演出家)
934_13 100周年という記念すべき年、久しぶりの日生劇場公演、雪組トップコンビの門出となるこの公演を担当するにあたり、私自身の憧れであります細川両先生の『伯爵令嬢』を演出できますことは、私にとりましても感激ひとしおでございます。今日をスタートにゴールを迎える日まで、ご期待にかなう公演となるよう取り組んでまいりたいと決意をあらたにしております。みなさまにご指導ご鞭撻、ご指示賜りますよう宜しくお願い致します。

今回『伯爵令嬢』を上演をするにあたり、まず日生劇場ということと、早霧さん、咲妃さんのお披露目公演ということがございました。宝塚歌劇団でしか上演できない作品を創りだしてゆくことが寛容かなと思いました。その上で、テーマとして“憧れ”を入れたいと思っております。幅広い世代に支えていただいて宝塚歌劇は100年にわたり続いてきましたので、各世代に受け入れていただける“憧れ”を取り入れたいなと。“憧れ”は、りっしんべんにわらべ=つまり“童心”ですので、それをキーワードとして入れたいと考えました。私自身、祖母の家に預けられた時、おばの本棚を自由に読んでいいと言われ、そこにあったのが「王家の紋章」や「伯爵令嬢」でした。小学校3年生の頃だったかと思います。少女漫画は主人公が外国人でヨーロッパが舞台であるのは“憧れ”の大事な要素だと思いますのでパリの風を大切にしたいです。

かつて白井鐵造先生がパリレビューを源流として『パリゼット』をつくり、『虞美人』をグランドレビューとして創られた、その感覚を再現するというところまでは行かないかもしれませんが、ひとつの華やかなレビューとしてつむいでいくことが出来たらと思います。





◆細川智栄子(「伯爵令嬢」原作)
934_14 妹と一緒に書いております。どうぞ宜しくお願い致します。私たちは少女の皆さんに、夢や愛や憧れ、優しい心に溢れた物語をお届けしたいと生涯をかけて参りました。私たちの作品を宝塚歌劇100周年の記念すべき年にミュージカル化してくださることを、一ファンとして大変嬉しく思っております。「伯爵令嬢」を書いたのは、父が新聞社に勤めておりましたので報道に興味があり、ジャーナリストのピューリツァーの晩年を一緒に過ごされた方の手記を読み、「ピューリツァーは、目が見えなくなっても、病気になっても、そして体が動かなくなっても、自分の仕事に対する燃える情熱を絶やさず、世の中の人のために報道したいという思いで行動した」その情熱に胸を打たれ、いつかそういった物語を書きたいと思ったのがきっかけです。19世紀末、古いものから新しいものになり、進歩していくパリを舞台に描いた作品です。私は関西生まれで宝塚歌劇は昔から憧れていましたので、生田先生がどのように素晴らしい「伯爵令嬢」のミュージカルを創ってくださるか、一ファンとしてワクワクしながら待っております。





◆芙~みん(「伯爵令嬢」原作)
934_15 宝塚歌劇100周年の大変おめでたい素晴らしい年に「伯爵令嬢」をミュージカル化していただけるということで、大変嬉しく思っております。姉と一緒に漫画を書いてまいりましたが、毎号読者の方にどのように楽しんでいただけるか、どのようなものを読みたいと思っていただいているのか考えながら、四苦八苦しながら書いております。素敵な音楽やダンスによって漫画の世界がどのように素晴らしいミュージカルになるのか、今からとても楽しみにいたしております。19世紀末のフランスの素敵なファッションもとても気になりますし、私も宝塚歌劇の一ファンとしてドキドキしながら10月の公演を待っています。





◆早霧せいな(アラン役)
934_16 細川両先生の大人気作品である「伯爵令嬢」の初の舞台化として、またお披露目公演として日生劇場で公演させていただけることはとても光栄であり嬉しく思っております。これから本番に向けて、先生方や(相手役の)咲妃(みゆ)、そして出演者たちと、お客様に楽しんでいただける公演を目指して、心を込めてお稽古に励んでいきたいと思います。

漫画ファンの方々のお気持ちを絶対に裏切りたくないので、読者のおひとりおひとりが思い描いていらっしゃるアラン像に少しでも近づけるような役作りをしてゆきたいです。アランは地位も名誉も手に入れている男性ですが、愛という壁にぶつかり、葛藤しながら、コリンヌと愛しあっていく過程をきっちりと描きたいと思っています。また、大人の男性でありながら新しい時代を切り拓いていく少年の心も忘れていないので、そういった面も演じていきたいです。





◆咲妃みゆ(コリンヌ役)
934_17 偉大な細川先生の代表作の一つ「伯爵令嬢」の初の舞台化に、このような形で携わることができて本当に光栄に思っております。先生の創り出された素晴らしい世界観に少しでも近づけますよう、生田先生そして早霧さんに一生懸命付いていって頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

原作を読ませていただき、コリンヌはたくさんの人から愛される、とても魅力的な女の子だなという印象を受けました。愛らしさであったり溌溂さであったり、そのすべてを丁寧に演じていきたいなと思います。



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宝塚歌劇雪組公演

ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック

『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-

~細川智栄子あんど芙~みん作「伯爵令嬢」(秋田書店刊)より~

 

脚本・演出/生田 大和

 

主な配役

アラン 早霧 せいな

コリンヌ 咲妃 みゆ

フランソワ 夢乃 聖夏

リシャール 彩凪 翔

 

日程:2014年10月11日(土)~10月31日(金)

会場:日生劇場

 

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/401/index.shtml

 

 

 
 

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