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ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』宝塚歌劇100周年記念OGバージョン囲み取材 2014年11月

(2014年11月04日記載)

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ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』
宝塚歌劇100周年記念OGバージョン 囲み取材が行われました

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公演について(資料より)

1914年にスタートし、今年100周年を迎えた、世界唯一の女性のみの劇団である、宝塚歌劇。この100年の伝統と歴史に欠かすことのできないのがミュージカルの聖地・ブロードウェイ。

1967年に月組と星組によって上演された『オクラホマ!』は、日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカル作品として歴史に名を残しています。その後『ウエストサイド物語』、『回転木馬』、『南太平洋』、『ガイズ&ドールズ』など数多くのブロードウェイ作品が宝塚歌劇によって上演され、その後の『エリザベート』や『ロミオとジュリエット』などのウィーンやフランス発のミュージカルへの布石となりました。

この日本が誇る宝塚歌劇団の知名度はブロードウェイでも高く、この100周年の節目に女性キャストのみの『シカゴ』が実現します。ブロードウェイで1996年の初演(リバイバル版)から17年以上たつ『シカゴ』のロングラン記録は、ブロードウェイ史上1位(アメリカ作品)となり、公演回数は7,000回を超えます。

“オール・ザット・ジャズ”、”ラズル・ダズル”など全曲がミュージカル史に残る名曲揃いで、1920年代のジャズ香る時代のセクシーでスタイリッシュ、そしてコミカルなストーリーは、宝塚歌劇を卒業し、成熟した魅力を身につけた歴代のトップスターと、研ぎすまされたテクニックを持つダンサーたちによって表現されます。振付はブロードウェイで伝説的存在となったボブ・フォッシーによるもので、今回の『シカゴ』は今まさにブロードウェイで上演されている『シカゴ』のスタッフの手によって創られます。これは、100年を迎える宝塚歌劇、そして更なる100年に向けての、卒業生(OG)たちの挑戦です。

全世界が注目するワールドプレミア<世界初演>の女性キャストのみの『シカゴ』。作品を通じて、「タカラヅカ」と「ブロードウェイ」の最高の化学反応を感じることができる必見の公演なのです!

STORY

ロキシー・ハートは自分を捨てようとした愛人を殺害し、投獄されてしまう。夫エイモスは、そんな妻をかばって自分が犯人だと、あっさりばれるような嘘をついてしまうほどのお人よし。監獄でロキシーを待っていたのは、悪徳敏腕弁護士ビリー・フリンの力でメディアの注目を一心に集めているヴェルマ・ケリーをはじめ、自分たちの罪を正当化し、出獄を願う女囚たち。

女看守ママ・モートンの手引きでビリーの協力を得たロキシーは、ヴェルマに代わり、”シカゴで最もキュートな殺人犯”、正当防衛の悲劇のヒロインとして一躍スターダムへと登りつめる。

新たなスキャンダルを追いかけるメディアの注目を取り戻そうと、ヴェルマはロキシーに結託しないかともちかけるが、ロキシーは自らの妊娠をでっちあげ再び話題を独占し、調子に乗ってビリーも解雇してしまう。

囚人仲間に絞殺刑が下るや否やあわてて呼び戻してきたロキシーに、ビリーは「裁判や世間なんて、全てショーさ。あんたには超一流のスターがついている。」と安心させ、ロキシーはお腹の子供を盾にまんまと正当防衛を勝ち取る。だが、劇的な裁判結果が誌面に踊ることはなく、メディアは新たなスキャンダルを追いかけていた。

お腹の子供も嘘…。
無罪を勝ち取り出獄したロキシーとヴェルマが追い求め、手に入れたものは…。

囲み取材が行われました(2014年10月30日)

ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』
宝塚歌劇100周年記念OGバージョン 製作発表が行われました


別ページに舞台写真掲載予定。

◆峰さを理(弁護士ビリー・フリン役/トリプルキャスト)

966_01 いよいよ初日が開くんだなというワクワク感と緊張感が沸き起こってきた気がします。「3人とも、これだけ羽根の似合うビリーは初めて見た」とスタッフの方々に言われました。宝塚時代から羽根には慣れておりますので(笑)一瞬男役に戻った感じがしましたが、男役ではなく男性として、ビリーとしてその場にいなければと気を引き締めております。さすが弁護士なだけあってよくしゃべる役です。噛まずに、いかにとうとうとしゃべれるか。あとは相手がこういう方たちですので(笑)、負けないようにしっかり大人の男としていたいなと思います。



◆麻路さき(弁護士ビリー・フリン役/トリプルキャスト)
966_02 リハをやっている段階で私たち3人、何年かぶりの男役でのお芝居なのですが、(初日が近くなるにつれ)同じ楽屋で男役っぷりがあがってくるもんだなと。タイムトリップした感じですが、『CHICAGO』という新たな作品を作るので、現役時代の初日が開く前のような感じが蘇りました。作品としては決まっているので舞台がどんな雰囲気になって、どんな反応がお客さまが来るのか、嬉しいような怖いような複雑な気持ちです。宝塚時代は娘役さんが娘役らしくやっていたのですが、今回は体当たりでくるこの女性陣を相手に(笑)どこまでやれるかというのがチャレンジです。



◆姿月あさと(弁護士ビリー・フリン役/トリプルキャスト)
966_03 いま現在もブロードウェイで上演されていますし、今まで世界各国で様々な『CHICAGO』が上演されてきましたが、いよいよ女性だけの『CHICAGO』の初日となります。世界的にも初めてのことに一歩踏み出す気持ちで頑張りたいです。宝塚100周年ということで企画されたこの公演ですが、宝塚も200年に向かっていかなければいけないということと、退団してから女優としてまたヴォーカリストとして、自分の進化していく姿を見ていただきたいです。



◆和央ようか(ヴェルマ・ケリー役/トリプルキャスト)
966_04 プレスコールの時に踊らせていただいたのは最後の場面だったので、明るく楽しく華やかにと思いましたが、緊張しました。ヴェルマという女性が本当に大好きなので、いかに魅力的に出来るかなと思って楽しみたいなと思っています。ヴェルマはロキシーに認めてもらいたいのに、結構無残な言われ方をするんですが、本当は思い切り楽しんでもらえてるというところを目指して頑張りたいです。



◆湖月わたる(ヴェルマ・ケリー役/トリプルキャスト)
966_05 今回はトリプルキャストなので、リハーサルも客席から観させていただく機会があり、宝塚100年の歴史の上にこのブロードウェイ作品の『CHICAGO』とコラボレーションしている、それを目の当たりにしてとてもエキサイティングでした。いい緊張感の上で今日のプレスコールが出来たので本番が楽しみになりました。頑張りたいと思います。こんなにいろんなことがあっても、へこたれずに前向きに頑張って自分らしく生きるヴェルマにとても魅力を感じています。自然体で楽しく演じられたらいいなと思っています。



◆朝海ひかる(ロキシー・ハート役/トリプルキャスト)
966_06 リハーサルの時間がタイトな中、プレスコールとして皆様にご覧いただくということで、初日の緊張感をひとつ手前で味わせていただき、いい準備公演になりました。初日が楽しみです。結婚指輪をしている役なのでそこを見て頂きたいですね。すごく嬉しくてずっといじっているんです、こんなに幸せな気分なんだ、結婚してるのって(笑)と思いながら演じています。



◆貴城けい(ロキシー・ハート役/トリプルキャスト)
966_07 私は今日はふたつのナンバーをさせていただきました。それだけでもすごく凝縮していいナンバーがたくさんあるなと自分も改めて感じました。この緊張とドキドキとワクワクを初日まで保って、皆さんにも楽しんでいただきたいなと思います。それぞれの組み合わせでいろんな楽しみ方があるので、周囲によって自分も変化していくところを楽しんでいただけたらと思います。



◆水夏希(ヴェルマ・ケリー役/トリプルキャスト)
966_08 お稽古場の時から何もかもブロードウェイスタイルということで普段と違うことが多かったのですが、この舞台に来てからさらにいろいろ違うことがありました。その中でやる緊張感と、どんなことがキャッチできるのかというチャレンジする気持ちの狭間です。私は初日まで少し時間があるので整理して、一番いいものをみせられるよう頑張りたいと思います。1幕後半にあるヴェルマの『I Can’t Do It Alone』のコケティッシュな感じを見て欲しいです。特に蛇の部分は楽しんでいただきたいなと思って力を入れて練習しました。



◆大和悠河(ロキシー・ハート役/トリプルキャスト)
966_09 今日最後のシーンをさせていただきました。舞台に出る前はすごく緊張したんですが、出てスポットライトを浴びたら、宝塚時代もスポットライトがまぶしいと思っていましたが今日は特にまぶしく感じて、それが踊ってるうちに楽しくなってきて、すごくワクワクしてきました。この気持ちを大切に本番も演じたいです。ロキシー・モノローグというシーンがあるのですが、そこが一番自分自身やっていて楽しいし、3人とも違う感じになっています。ぜひそこを見ていただけたらと思います。



 

ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』

宝塚歌劇100周年記念OGバージョン

 

作曲: ジョン・カンダー

作詞: フレッド・エッブ

脚本: フレッド・エッブ&ボブ・フォッシー

初演版演出・振付: ボブ・フォッシー

オリジナルNYプロダクション演出: ウォルター・ボビー

オリジナルNYプロダクション振付: アン・ラインキング

 

翻訳: 常田景子

訳詞: 森雪之丞

日本版演出: 吉川徹

日本版振付: 大澄賢也

指揮・音楽監督: 上垣聡

 

東京公演

日程:2014年11月1日(土) ~ 11月9日(日)

会場:東京国際フォーラムホールC

 

大阪公演

日程:2014年11月19日(水) ~ 11月30日(日)

会場:梅田芸術劇場メインホール

 

愛知公演

日程:2014年12月5日(金) ~ 12月7日(日)

会場:刈谷市総合文化センター大ホールC

 

東京凱旋公演

日程:2014年12月10日(水) ~ 12月19日(金)

会場:東京国際フォーラムホールC

 

http://www.chicagothemusical.jp/

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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