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現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』制作発表 2015年10月

(2015年10月25日記載)

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現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』
三島由紀夫作 近代能楽集「卒塔婆小町」「熊野」より
制作発表が行なわれました

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公演について(公演資料より)

芸術監督就任以来、新たな企画を立ち上げてきた世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が、
企画・監修する「現代能楽集」シリーズ。
今回の作・演出には、現代演劇界でも数々の受賞歴を持つ劇作家・演出家であり、
映像分野でも活躍を見せるマキノノゾミを迎え、第8弾として新作を上演します。
現代能楽集シリーズは古典芸能出身の芸術監督・野村萬斎が、古典の知恵と洗練を現代に還元し、
現在の私たちの舞台創造に生き生きと活かしていきたいと考え生まれた現代劇のシリーズです。
今回は三島由紀夫の『近代能楽集「卒塔婆小町」「熊野」』を土台とした新作描き下ろしとなり、
本シリーズの新たな展開に挑む意欲作です。

制作発表が行われました(2015年9月9日)


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◆野村萬斎(企画・監修:世田谷パブリックシアター芸術監督)

3869 (近代能楽集シリーズは)古典と現代的感性がぶつかるということを期待して立ち上げたシリーズで、今までは第一回が川村毅さん、野田秀樹さん、鐘下辰男さん、若手の方ですと倉持裕さん、前川知大さんなどに果敢にトライしていただき成果を上げられてきたシリーズだと自負しています。
三島(由紀夫)の「近代能楽集」は昭和の1つの金字塔として能と現代劇のコラボレーションをしている作品ですが、昭和のにおいが非常に強いのでやや時代劇がかって見える部分もあるのではないかと思います。現代のアーティスト、作家、演出家にこういう作品をもう1回捉えてもらいたいと常々考えていましたが、今回のマキノ(ノゾミ)さんはあえて、三島の作品を・・・というより、三島自体を基にして新たな創作をして下さいますので大変期待できる作品になっていると思います。
キャストの方達も平成を輝いて生きている方々ばかりなので、このタッグで三島を超える平成の現代能楽集になれば良いなと期待しつつ皆様に楽しんでいただければと思っております。




◆マキノノゾミ(作・演出)
3872 このお話をいただいた時に大変興味をそそられたのは、三島由紀夫さんの近代能楽集自体が元々あった能の作品を現代劇として書いているという点です。
この三島さんが書いた傑作といわれる近代能楽集を現代劇に合体して、新しい創作劇を創るというこの企画自体が私の創作意欲を非常に刺激してくれました。
今回は「卒塔婆小町」と「熊野」を別々に2本立てにしてみせるのではなく取り混ぜて交互に見せますので、僕自身どういうものができるか楽しみにしています。




◆平岡祐太(ネットカフェの従業員・キイチ役、洋館の女主人の恋人役)
3874 「卒塔婆小町」と「熊野」をやると聞いてどんなものになるのか想像ができなかったので、自分自身にできるのか迷いましたが、現代能楽集だけれども能をするわけではないと聞き安心しました(笑) 名作2作品を1つの物語にまとめて上演し、設定も現代に変えるという事で、文学的にも言葉が美しく力強い三島作品の要素を踏まえながらもマキノさんの作る新しい作品を皆さんと作り上げお客様に届けられたらと思います。




◆倉科カナ(ネットカフェで暮らすユヤ役、イネモトという男性の庇護のもと暮らすユヤ役)
3878 どんな舞台になるのか想像できませんが、楽しみです。
毎日毎日いろいろな挑戦をして1人1人のキャストの皆さん、スタッフの皆さん、マキノさんのお力をお借りしてより一層、素敵な舞台に、役柄にしていきたいと思っております。




◆眞島秀和(実業家のムネモリ役、ユヤを所有する男・ムネモリ役)
3879 いよいよ始まるという事でワクワクしています。同時に不安もありますが素晴らしい舞台をお届けできるようにまずは稽古に励みたいと思います。




◆水田航生(ネットカフェの従業員・カオル役、ユヤの恋人・カオル役)
3885 以前、三島由紀夫さんの作品「金閣寺」に出演させていただいたので、また三島さんの世界に触れられるのは楽しみです。僕自身平成生まれですので、平成の今の時代にマキノさんが書いて下さる作品をいかに体現して、僕達のような若い世代にわかっていただけるような作品になるよう稽古から取り組んでいきたいと思っています。




◆根岸拓哉(ネットカフェ従業員・シュン役)
3889 ストレートプレイの作品に出演するのはほとんど初めてに近いですが、すごく楽しみです。
三島由紀夫さんの世界観に染まって素晴らしい作品の1人の役として務めさせていただきたいと思います。




◆一路真輝(ネットカフェで暮らす年齢不詳の女役、洋館に住む女主人役)
3897 今までの演劇人生は半分以上がミュージカルでした。
ここ最近ストレートプレイ、翻訳劇に触れてきて新たな世界を見つけたいと思っている時期に、
野村萬斎さんとマキノノゾミさんの強力タッグのこの作品に参加させていただくことは、これからの私の演劇人生における挑戦の場だと思っています。
初心に返って頑張りたいと思える作品に出会えたので、皆さんの力をお借りして良いものを作っていきたいと思っております。

 

 

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』
三島由紀夫作 近代能楽集「卒塔婆小町」「熊野」より

 

作・演出:マキノノゾミ

企画・監修:野村萬斎

 

東京公演

日程:2015年11月8日(日)~11月21日(土)

会場:世田谷パブリックシアター

 

 

http://setagaya-pt.jp/performances/20151108-2058-4-2.html

 

 

 
 

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