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浅利慶太プロデュース公演第3弾
『思い出を売る男』自由劇場で開幕

公演について

浜松町にある自由劇場にて『思い出を売る男』が上演されています。

劇団四季の創立メンバーである浅利慶太、日下武史らにとっては
慶應高校時代の恩師で、また演劇という世界における精神的支柱でもあった
故・加藤道夫の戯曲『思い出を売る男』。第２次世界大戦終戦から
６年後の1951年に発表されたこの幻想的な詩劇は、
戦後の新たな価値観のもとで人々が生きていく様を瑞々しく描いています。

サクソフォンの音色と共に蘇る懐かしさと物悲しさ、そして優しさに溢れ
加藤道夫への熱きオマージュと情熱を感じられる舞台です。

ストーリー

敗戦のうらぶれた街角を舞台に、オルゴールとサクソフォンを奏でながら“思い出”を売る男。
そこへ訪れる、孤児の花売り娘、思い出を引きずるようにして生きる街の女、
したたかに俗世をすりぬける広告屋、恋人に想いを馳せるＧＩの青年、陽気な乞食。
そして、思い出をなくした黒マスクのジョオ・・・。彼ら通りすがりの人間たちは、戦争によって、
「過去」と「現在」を大きく隔てられた人々でした。音楽によって思い出を呼び覚まされた人間たちは、
そこに何を思うのか。劇場そのものがタイムマシンのように、戦後まもなくの焼け跡の風景を
懐かしくも物悲しく蘇らせます。

スタッフ＆キャスト

＜スタッフ＞
演出： 浅利 慶太


音楽： 　林 光　

照明： 吉井 澄雄

装置・衣裳： 土屋 茂昭　


＜出演者＞（予定）
思い出を売る男：　松本 博之
花売娘：　勝又 彩子
広告屋：　中村 伝　
街の女：　野村 玲子
G.I.の青年：　佐久間 仁
恋人ジェニイ：　観月 さら
乞食：　山口 嘉三
黒マスクのジョオ：　斎藤 譲　
アンサンブル：　田代 隆秀
　　　　　　　　　　畠山 典之
　　　　　　　　　　山口 研志
シルエットの女：　石毛 美帆　

舞台稽古が行われました（2016年2月23日／自由劇場）

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