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『ピアフ』 エディット・ピアフを演じる 大竹しのぶ 囲み取材 2016年02月

(2016年02月07日記載)

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『ピアフ』
エディット・ピアフを演じる 大竹しのぶ 囲み取材

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STORY

seisaku
▲製作発表にて。

エディット・ピアフ――本名エディット・ガシオンは、
パリの貧民街で生まれ、路上で歌って生を繋いでいた。

ある日、ナイトクラブのオーナーがエディットに声をかける。

「そのでかい声、どこで手に入れた」
「騒がしい通りで歌っても、歌をきいてもらうためよ!」

“ピアフ”--“小すずめ”の愛称がついたエディットはナイトクラブで歌い、
店に集うセレブリティをたちまち虜にする。

華やかで順風満帆な人生にも見えたが、私生活では切実に愛を求めていた。

そして、男を愛する度に「バラ色の人生」や「愛の讃歌」などの名曲を生んだ。

最愛の恋人を失った時も――
仲間が去った時も――
病が身体と心を蝕んだ時も――

エディット・ピアフは、愛した。生きた。歌った。

大竹しのぶさんが意気込みを語りました(取材日:2016年2月6日)

エディット・ピアフ生誕100周年イヤーに、
大竹しのぶさん主演の舞台『ピアフ』がシアタークリエで幕を開けます。

ブロードウェイ、ウエストエンドで歴代の名女優によって演じ継がれてきた
パム・ジェムス作の戯曲『ピアフ』が、シアタークリエに初めて登場したのは2011年秋。
栗山民也さんの演出、大竹しのぶさん主演で話題となり、大竹しのぶさんは読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。
初演から1年余りで再演を果たし、今回は三度目の上演となります。

ピアフの47年間の人生を、14曲の楽曲を始め、数々のエピソードを交え
テンポよく進んで行く舞台。生演奏のもと、ピアフのお馴染みのナンバー
「愛の讃歌」「バラ色の人生」「雀のように」などが次々歌われ、
特に「水に流して」は、現在の大竹しのぶさんにしか出せないような表現力で“人生の機微”を歌い上げます。

大竹しのぶさんは、20歳の頃、美輪明宏さん脚本・演出・主演のピアフの評伝劇『愛の讃歌』を観劇し、
同じ頃、中村勘三郎さん(当時は勘九郎さん)にピアフの本を勧められたそうです。

今年行なわれた『ピアフ』の製作発表で、大竹さんは新たに知った事実を明かしました。
昨年末行なわれた日本レコード大賞で泉ピン子さんと会った際に
「またピアフをやるのね。私、ノリちゃん(中村勘三郎さん)に、ピアフの本を貸してあげたのよ」
と言い、中村勘三郎さんから借りた本は元をただせば泉ピン子さんの本だったことが判明したそうです。

ゲネプロ前に囲み取材が行なわれました。

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―――明日初日ですが、今のお気持ちを。

いよいよ幕が開くんだなというのと、ロングラン公演なので体調に気を付けて
ピアフと共に、みんなと一緒に生き抜いていこうという気持ちです。

―――前回より公演回数が多いそうですね。

東京で1ヵ月半、その後各地を回ります。

―――稽古はばっちりですか?

栗山さんがまた細かく演出をして下さったので、(前回前々回より)もっと豊かに
なったのではないかと思います。どこまでも追及していける作品なんだなと思います。

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―――前回、美輪明宏さんが「ピアフが降りて来ていた」とおっしゃって。

降りて来たというより、肩のあたりを指して、ここに居たわねとおっしゃいました。
美輪さんが観ていらっしゃったその時は、肩のあたりがすごくしびれているなという
感じはありました。ピアフは薬やアルコールに依存していたのでその演技で
そうなっているのかなと思っていました。お芝居は日々違いますし、
その時々で感じることも違うので、今日はこういうところに
(症状・現象が)出たんだぁと思いました。
そんな中で美輪さんが「ここに居たわね」と肩のあたりを指したのでビックリしました。

―――今回も大竹さんの伝説が生まれそうですか?

伝説はそんな簡単に生まれないですよね(笑)。

―――14曲歌う体力はどうですか?

戦争が起こった時に神に対する歌だったり、愛する人を失った時の歌だったり、
芝居の流れで歌うので、歌というより、お芝居という感じで歌っています。

―――これからゲネプロですが完全な状態ですか?

完全という日は永久に来ないと思います。
みんなで創り上げるものなので、全部がパーフェクトという日はないですが、
パーフェクトを目指したいです。

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―――みどころは?

ピアフがステージに立つ時、魂を込める歌、
そして場面転換も早く、「こうやって生きて来た人なの?」と揺さぶられるような
展開をしていきます。みんな何役もやって、へとへとになりながら頑張っています。

最後に「水に流して」という歌があります。
いいことも、悪いことも色々あって、ひどいこともしてきた、
でももう一回生きよう、もう一回命をもらおうという歌なんです。
いいことも悪いことも受け止めて進んで行って欲しいということなのかなと思います。

ピアフの“自分の力で幸せを掴もうとしている姿”が描かれているので、
皆さん是非観に来て下さい。

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『ピアフ』

作:パム・ジェムス

演出:栗山民也

出演:大竹しのぶ、

梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、

碓井将大、川久保拓司、大田 翔、

 

【東京公演】

2016年2月7日~3月13日

 

ほか、公演地あり

 

http://www.tohostage.com/piaf/ticket.html

 

 

 
 

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