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『TARO URASHIMA』製作発表 2016年07月

(2016年07月15日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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『TARO URASHIMA』製作発表が行なわれました

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公演について(資料より)

【あらすじ】
昔、むかし。 世界は2つの国に分かれた。1つは、地上に都をつくり、1つは海の中に国を造った。
地上の都は京の都と呼ばれ、貴族たちが政治を行っていた。 海の国は竜宮と呼ばれ、海の王が治める国となった。
浦島太郎は、ある日漁の最中に出会ったカメと意気投合し、カメの話に出てくる乙姫に恋をする。
乙姫は、義兄の甲太子殿下たちにいじめ抜かれながら育ち、
そしてカメが嘘と本当を混ぜて作る浦島太郎のお話の中の太郎に焦がれるのだった。
海の中では、継母の策にはめられ追放させられていた深海王子がクーデターを起こし、
竜宮は混乱のまっただ中で・・・。


製作発表(2016年7月8日)

◆板垣恭一(演出)不在の為代読
演出担当の板垣です。これまでにも、る・ひまわりさんとは色々な作品を作ってきました。そのどれもが既存の演劇の枠組みを借りつつも、少しだけ違うものになるよう目指してきました。新ジャンルのエンターテインメントを生み出したいと考えているからです。今回はミュージカルという枠組みをお借りしつつの試みです。『TARO URASHIMA』はミュージカルであり、ショーであり、おとぎ話であり、人間ドラマであり、コントです。いわば、エンターテインメントの5色丼ぶりみたいなもの。どれくらい本気のミュージカルかというと、毎年ニューヨークで開かれている「ミッドタウン・インターナショナル・シアター・フェスティバル・アワード」で2013年に最優秀ミュージカル作曲賞を受賞された伊藤靖浩さんが音楽をつくっていらっしゃる。どれくらい本気のエンターテインメントかというと、アクの強い個性俳優であり、あちこちでホンを書いてもらいたいとオファーが殺到中のイケテツさんこと池田鉄洋さんが脚本を書いていらっしゃる。そして今や、演劇界で軽く引っ張りだこの、この演出家・板垣恭一が演出をしている。つまりこれはブロードウェイと下北沢と銀座のミックスもんじゃ焼きです。おいしくならないはずがありません。その上、出演者もさまざまな分野で腕自慢の曲者たちが勢揃いしました。どうか皆さまには劇場にて大いに笑い大いに泣き、出来れば大きな声で歌ってほしいと思う次第です。

◆池田鉄洋(脚本)
脚本を担当しました。私はへなちょこ俳優として有名でございまして、なぜミュージカルの脚本を書くのか。お話しをいただいたのは昨年の冬、明治座でミュージカルをやりたい、その脚本を書いていただけないかという話をいただいて軽くドッキリかと思いました。今年になり、それが浦島太郎の話であると聞いて、かなりな無茶ぶりだと思いましたが、私は俳優として何でも受けるのが信条ですのでお話を受けました。キャスト発表がされるたびに本気度を感じました。スタッフが決まり曲が出来、本格ミュージカルと言っていいのではないかと思いました。「浦島太郎」の話は1分程度で話せる様なシンプルなものですが、「なぜ亀を助けたのか?」「なぜ仲間の恩人に老人になってしまうような玉手箱を渡したのか?」「なぜ浦島太郎はその箱を開けてしまったのか?」と謎がいっぱいです。そういった謎がこの作品ですべて解き明かされます。これが本当の「浦島太郎」なんだと納得していただけるような作品になるはずでございます。本気のキャスト・スタッフが集まり、日本発の日本が誇る本格的なミュージカルが出来上がるんじゃないかという期待でワクワクしています。ご家族でいらしてください。
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◆浦島太郎/木村了
板垣さんもイケテツさんも勝手にハードルを上げてくださいまして(笑)。本気の役者と言われ光栄なんですが。「浦島太郎」の謎ときが全部詰まったこの作品を素敵なキャストたちと一緒に素晴らしいものにしていきたいと思いますので、是非劇場に足をお運びください。
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◆乙姫/上原多香子
引きこもりの乙姫ということで、私が思い描いていた乙姫の像は見事に崩れました、卑屈さマックスな180度イメージが違うキャラクターになるのでそんな乙姫に会いに来てください。
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◆鯱妃(しゃちひ)/とよた真帆
とっても意地悪な乙姫の継母の役です。ただ、乙姫も可憐な感じではなくそれに対抗してくるようなタイプなので、私もパワーアップして頑張りたいと思います。
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◆ミカド/和泉元彌(特別出演)
昨日七夕で雲がかかってあまり見えなかったですが、雲が晴れると天の川は必ず見えるんですね。それと同じように海も波風がたっていても、深海に潜ると穏やかです。そこには夢の国が広がっているんじゃないかと、地上に住む人々は常に持っていたようでございます。雲と海の間であっちにいったりこっちにいったり、人の思惑の中で過ごしている地上のミカドです。どのように表現していけるのか、海底のみなさんに対抗して地上のミカドどして魅力的な姿を出していきたいです。登場回数に関わらず(笑)、印象を残していきたいです。
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◆カメ/斉藤暁
万年生きていることで竜宮城の過去から全てを知っている存在です。卑屈な乙姫を養いながら過ごしています。今年の夏はすごく暑いらしいですね。昔はこういう暑い時にはパチンコの「海物語」をやるとスカッとした気分になりましたね(会場 笑)。せめて「海物語」みたいな芝居にしたいですね(笑)。(周囲からいやいやいやと突っ込みあり)
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◆ムサシ/崎本大海
ナルシストな太郎の親友役です。熱い思いが溢れるがあまりにナルシストに見えてしまうキャラクターです。そういう熱い思いは友情であったり、母親に対する気持ちであったりします。それが客席まで届くように、最高に面白いエンターテインメントを作っていけたらと思います。
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◆竜王/坂元健児
竜宮城の王様ということですが、皆さんの思うような威厳や貫禄が全然ない、人間味溢れる役に出来たらいいなと思います。某劇団でやっていた百獣の王と竜宮の王をかけてるのかなと思っていたのですが、台本を読んだら真逆な役でした・・・(笑)。過去を忘れて新たな王を作りたいと思います(笑)。
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◆タカアシガニ将軍/舘形比呂一
ダイオウグソクムシ参謀に恋をするという不思議な設定です。個人的には実際のダイオウグソクムシのビジュアルはちょっと苦手なんですが(笑)、今回は素敵な青年が演じてくれるので大きく愛をもって接していこうと思います。そこを楽しんでいただけたらと思います。
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◆甲太子〈こうたいし〉/滝口幸広
乙姫のお兄さんで、乙姫を家族ぐるみでいじめていく役なのですが、こういうのは裏での関係性が大事だと思うので、稽古場でもいろいろなイタズラを(乙姫役の上原さんに)たくさん仕掛けて、本気で怒るか、事務所の人が出てきたらやめようと思います(笑)。
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◆ダイオウグソクムシ参謀/辻本祐樹
る・ひまわりさんのシリーズは5年目くらいになるんですが、とうとうダイオウグソクムシ役がきたかと、待ちに待った役でございます(笑)。悪役なので、精いっぱいタカアシガニ将軍を利用して、のし上がりたいと思います。
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◆丙姫〈へいひめ〉/森田涼花
上原多香子ちゃんとはプライベートはすごくお姉さんみたいに仲良くさせてもらっていますが、丙姫は意地悪なのでどっぷりといじめたいと思います(笑)。
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このほか、
クロダ氏/アイ鯛 竹内寿
ダテ氏/キスシ鯛 中村太郎
ウエスギ氏/ツメタクシ鯛 月岡弘一
カワイ氏/チョーネク鯛 桝井賢斗
タケダ氏/ウバイ鯛 香山佳祐
シタスギ氏/ヘン鯛 塩川渉
も会見に参加しました。

歌唱披露

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公式動画

 

『TARO URASHIMA』 

 

脚本:池田鉄洋 演出:板垣恭一 音楽:伊藤靖浩

 

日程:2016年8月11日(木・祝)~8月15日(月)

会場:明治座

 

http://www.meijiza.co.jp/info/2016_08_urashima/

 

 

 
 

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