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(公演紹介記事)ミュージカル 『もしもしわたし』公演概要 2016年08月

(2016年08月04日記載)

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(公演紹介記事)ミュージカル『もしもしわたし』公演概要

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公演に付いて(資料より)

いま社会に伝えたい『命の大切さ』
もしもしわたし
~知的障がい児・者と芸能人たちの心のメッセージ!~


【企画公演趣旨】

私どもは社内業務の一環として日本初「知的障がい児・者の芸能活動」を主宰して8年が過ぎました。
立ち上げたきっかけは映像プロデューサーの私が制作した知的障がい児教育の先駆者石井亮一・筆子夫妻の生涯を描いた映画「筆子・その愛ー天使のピアノ」(2007年公開 監督:山田火砂子 出演:常盤貴子・市川笑也 他)でした。出演頂いた障がい児の保護者の方々から聞いたお話の数々は欧米から比べてあまりにも遅れている我が国の状況で大きなショックを受けました。 実際にロスアンゼルスの状況を視察した後、私たちの業界で出来ることを考えました。差別や偏見は無くならないにしてもメディアに露出することで少しでも減らしたい。

日本では障がいを告知される時に多くの医療関係者はショックを受ける母親に対し「何も出来ない、将来は無い」と追い打ちをかけると言います。近年は出生前に行う羊水検査なども進み、障がいが分かり殺されてしまう赤ちゃんたちは97%になります。

私たちはこの子たちが可能性を持つ原石だと信じて一般の子どもタレントのようにスターを出して証明したいと考え、芸能界の皆さんのお力をお借りしながら歌・ダンス・演技・表現・殺陣などのレッスンに励んでいます。 文頭にもお書きしましたが、私どもは社内業務の一環として福祉の中ではなく一般の活動として行っています。その意図は、狭い中だけでの活動では社会が変わらないことを想定して一般の子どもタレントたちと同じ土俵に上がらせたいとの思いでしたが実際は公的援助が無く大変な日々で、出演依頼が来た時の子どもたちの笑顔だけが支えで続けています。

8年間で活動は少しずつ広まりおかげさまで多くの映画・ドラマや番組・舞台に出演させて頂きタレントとして理解いただけるようになりました。毎年行ってきた自主公演も今年は初めての大きな試みで、障がい児・者タレントと芸能人(俳優と舞踊家)が一緒に演じるオリジナルのミュージカルを制作いたしました。

【内容あらすじ】 

障がいの有るダウン症の画家、山下こころはあるモチーフを繰り返し描いている。彼女の姉、山下ことはの運営する障がい者向けの美術教室で絵を描いているが、こころはいつも一人、個室で描いている為に、その創作の実態を誰も知らない。ある時、ことはの絵が美術賞を受賞する。その絵に惹かれ、教室の門を叩く星野劉生。劉生はいつも首から祖父の形見の時計をぶら下げており、その時を刻む音を聞きながら「もしもしかめよ」を歌っている。それはこころにとっても母との思い出の曲であり、互いに心惹かれあう二人。

もう一人、受賞作の絵に惹かれてやってきたライターがいた。岩崎富弘はふとしたことからその絵が実はこころが描いたものであることを突き止めてしまう。こころの障がいを隠す為に、その才能まで隠し続けてきたことはと、真実を公表するよう迫る岩崎。その板挟みで苦しむこころ。一方で美術教室に通う生徒、藤田清と岸田弥生は公認のカップル。仲のいい二人だが、弥生の妊娠をきっかけに二人は互いの家族によって引き裂かれてしまう。しかし二人は根気強く家族を説得し、何があっても離れないと誓う。 そんな周囲に翻弄されながら悩むこころに「こころはどうしたいのか」と聞く劉生。時間はゆっくりだが確実に進む、ゆっくりでも自分の本当に望むことを自分で選択すればいい。それが劉生の祖父の教えだった。時を刻む音と心臓のリズムが重なっていく。 これまで姉に全てを委ねてきたこころだったが、初めて自分で決断をする。劉生と共に真実を告白するのだった。数週間が経ち、清と弥生の結婚式が執り行われる。出産のことや様々な問題を抱えていることに変わりはないが、皆一様に幸福そうな様子。そしてこころも新たな気持ちで新しい絵を描いている。それは劉生に恋するこころ自身の心を表現した絵。こころは勇気を持って自分の思いを劉生に伝える。

 

ミュージカル 『もしもしわたし』 

 

日程:2016年8月28日(日)① 14:00開演 ②18:00開演

会場:川崎市高津市民館 大ホール

 

出演者

こころ含む障がい者役・・・知的障がい児・者タレント

スピリットダンサー・・・麗花(舞踊家)

こころの姉役・・・愛原実花(女優)

新聞記者岩崎役・・・辰巳琢郎(俳優)特別出演※夜公演のみ

新聞記者岩崎役・・・市川真也(俳優)    ※昼公演のみ

※龍円愛梨(元テレビ朝日アナウンサー)・奥山佳恵(女優)

 

脚本 保木本佳子/音楽 塩谷翔/演出 美木マサオ

クリエイティブディレクター 角川裕明(Musical Of Japan)

 

【後援】 毎日新聞社/公益財団法人日本ダウン症協会/

公益社団法人日本発達障害者連盟/公益財団法人日本知的障害者福祉協会

 

お問い合わせ:

株式会社ケイプランニング:03-3796-1501

 

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