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笑福亭鶴瓶の新作落語を歌舞伎に『廓噺山名屋浦里』もうすぐ開幕 2016年08月

(2016年08月03日記載)

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笑福亭鶴瓶の新作落語を歌舞伎に『廓噺山名屋浦里』
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」もうすぐ開幕

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公演について(資料より)

笑福亭鶴瓶の新作落語を歌舞伎に!
くまざわあかね 原作
小佐田定雄 脚本
今井豊茂 演出

新作歌舞伎
廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)

酒井宗十郎 勘九郎
花魁浦里 七之助
牛太郎の友蔵 駿河太郎
留守居役田中 亀 蔵
留守居役秋山 彌十郎
山名屋平兵衛 扇 雀

製作発表(2016年7月8日)

歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部で、新作歌舞伎『廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)』が
上演されます。

「ブラタモリ」番組収録でタモリが吉原を訪れた際に聞いた話を、笑福亭鶴瓶に話したことから
「山名屋浦里」という新作落語が誕生し、昨年1月に鶴瓶が口演。

落語「山名屋浦里」を聞き、感動した勘九郎がその場で鶴瓶に「歌舞伎化させてください」と提案し、
今回歌舞伎座での上演実現に至りました。

この話は実在した花魁と武士の人情噺で、小佐田定雄脚本、今井豊茂演出のもと
中村勘九郎、中村七之助、駿河太郎(鶴瓶ご子息)らが出演し、歌舞伎として上演されます。

笑福亭鶴瓶、中村勘九郎、中村七之助、上演の脚本を手がける小佐田定雄、演出の今井豊茂らが出席し
製作発表会見が行なわれました。

◆笑福亭鶴瓶
僕も驚いております。2012年に「笑っていいとも」の楽屋にいる時、
タモリさんが「ブラタモリ(の取材で)で吉原に行った時に聞いた武士と花魁の友情話を、
これはいい話なんだよ」と聞かせてくれたんです。「それいいなぁ」と感動しました。
その時、タモリさんが「これ、落語にしてよ」と。普段はそんなことを言う人ではないんですけどね。
そこからひとつの落語が出来ました。
最初に(落語「山名屋浦里」を)やったのが2015年の1月、その時に勘九郎さんが観に来てくれて
「これ歌舞伎に出来るよ」と言うから「そうか、ありがとう」と言ったんですよ。
(なったらいいなとは思いましたが)まさかこんなに早く実現すると思っていなかったです。
歌舞伎の台本も読みましたがむちゃくちゃいいんですよ。僕もそれに負けていられないなって。
歌舞伎を観に来て良かったけど、落語はなんやと思われるのは嫌なので、こちらもどんどん進化しています。
タモリさんのお陰だなと思いますし、歌舞伎座にもタモリさんと2人で観に行く約束をしています。
タモリさんは俺の落語を聞きに来た時、菊の花束を持って来た(笑)。
その時も「良かったよ」と言ってくれたけど、タモリさんも(歌舞伎化を)すごく喜んでいます。
いろんな人の力でこういう形になりましたが、それは全部のりちゃん(勘三郎)が操作しているんじゃないかと
いう思いがあります。最初は歌舞伎を落語にしたいという思いがあったけど、落語が歌舞伎になることに
なったので本当に嬉しく思います。歌舞伎座で実現するのが楽しみです。

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◆脚本 小佐田定雄
歌舞伎座の前に私の名前を出していただけるのは夢のような話です。
最初に歌舞伎にすると鶴瓶師匠がおっしゃった時、僕の中ではあまりイメージが湧かなかったのですが、
去年の3月1日、落語「山名屋浦里」を聞き、一瞬、鶴瓶師匠の顔が勘九郎さんの顔に見えたんです。
その次の瞬間、七之助さんが見えて歌舞伎座の大道具が見えました。
これはいけるなと思い、鶴瓶師匠に「書かせてください」と伝えました。

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◆演出 今井豊茂
鶴瓶師匠の落語を聞き、その後でこの企画のお話を聞きました。
自分が(演出の立場で)携わるとは思っておりませんでしたので、楽しみに見せていただこうと思っていたところ
演出という大役を仰せつかりました。落語をもとにした歌舞伎としてこの芝居が繰り返し上演されていくよう、
私も微力ながら素晴らしい作品を作っていきたいと思っております。

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◆中村勘九郎
「八月納涼歌舞伎」で鶴瓶師匠の落語をもとにした『廓噺山名屋浦里』が上演出来るということを、
本当に嬉しく思っております。去年の1月にこの落語を聞き、2分後位に全ての情景が浮かび、
終ってすぐに「歌舞伎にさせてください」とお願いしました。こんなに早く実現するとは思っていませんでした。
完全にうちの父が巡り合わせてくれたものだと思っております。心温まる友情の話で本当にいいお話です。
僕が最初に聞いた時の感動をお客様に伝えていくのが私たちの使命だと思っております。
兄弟、出演者力を合わせていい芝居にしますので、よろしくお願いいたします。

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◆中村七之助
兄が言いました通り、大好きな鶴瓶さんと一緒に私のホームと言うべき場所でお仕事出来ること、
嬉しく思います。父と鶴瓶さんもテレビは一緒に出たことがありますが、一緒に作品を作ったことはないんですよね。
親友のようにずっと一緒にいたのに、なんで今までなかったのかな、なんで実現するのが私たち息子なのかな、
ということを考えると、父がくれたプレゼントだと思います。いい芝居にしなければいけないという
プレッシャーもありますが、楽しんでやらせていただきます。

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▲ビジュアル公開
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▲製作発表中のトークもどんどん盛り上がり
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▲二人同時に突っ込みを入れる場面も
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▲登壇者の言葉に、新作歌舞伎への期待が高まります
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▲お二人と手を繋いで下さいというリクエストに、「これじゃおじいちゃんが手をひかれているみたいだ」」と鶴瓶さん
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▲ノリノリで会見は終わりました

 

『八月納涼歌舞伎』 

 

日程:2016年8月9日(火)~28日(日)

第一部 午前11時~

第二部 午後2時45分~

第三部 午後6時~(『廓噺山名屋浦里』は第三部です)

 

会場:歌舞伎座

 

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/492

 

 

 
 

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