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OSK日本歌劇団 DANCE REVUE『ROMEO&JULIET』楊 琳・舞美りら 囲み取材 2016年11月

(2016年11月19日記載)

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OSK日本歌劇団 DANCE REVUE『ROMEO&JULIET』
楊 琳・舞美りら 囲み取材

DANCE REVUE『ROMEO&JULIET(ロミオとジュリエット)』STORY

舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。モンタギュー家とキャピュレット家の血の抗争が繰り広げられていた。
モンタギュー家の一人息子ロミオは、気晴らしに、友人達とキャピュレット家のパーティに忍び込んでいた。
キャピュレット家の一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。二人は修行僧ロレンスの元で密かに結婚、
ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つきっかけになる事を期待していた。
しかし、その直後、ロミオは友人と共に街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺されたことに逆上したロミオは
キャピュレット家の甥ティボルトを殺してしまう。

ヴェローナの大公エスカラスは、ロミオを追放し、キャピュレットは大公の親戚のパリスと結婚することを命じた。
ジュリエットに助けを求められたロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。しかし、
この計画は追放されていたロミオには伝わっていなかった。

果たして、若くして永遠の愛を誓ったロミオとジュリエットは、結ばれるのであろうか。

◆出演者

楊 琳・悠浦あやと・舞美りら・和紗くるみ・千咲えみ・栞 さな・登堂結斗・朔矢 しゅう・柚咲ふう・椿 りょう
/真麻里都(特別出演)/朝香櫻子・緋波亜紀(特別専科)

楊 琳・舞美りら 囲み取材(取材日:2016年11月18日/近鉄アート館)

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―――舞台稽古を終えての感想と本番に向けての意気込みを。

楊 琳
照明やセット(装置)も入り、稽古場と雰囲気が違うので緊張しました。
昨日と今日は初めてのことばかりで浮ついたところがあったので、
これから地に足を付けて皆様に楽しんでいただける舞台になるよう頑張ります。

舞美りら
裏にいる時もジュリエットの気持ちでいないといけないなと改めて思いました。
そういうところを気をつけて明日から頑張りたいと思います。

―――主演ということになるといつもの舞台と何か違いますか?

楊 琳
全然違いますね。責任感がある分、身が(いつもの)何万倍も引き締まる思いです。

―――『ROMEO & JULIET』はいろんな舞台や映画になっていますが、
演じるにあたり何かご覧になったものは?


楊 琳
1968年の(オリヴィア・ハッセーがジュリエットを演じた)映画を観ました。
とてもかわいらしくて素敵でした。
あとは、先生が持ってきてくださったロイヤルバレエの『ROMEO & JULIET』も観ました。
二人の恋の燃え上がり方、夢夢しいところから現実の悲劇になってしまうところ、
映画からそんなインスピレーションや世界観を得ました。
「結婚式のシーンは儀式的に踊って欲しい」と言われたので
そういうところはバレエの動きを参考にしました。

舞美りら
先生は原作に近いイメージをされていると思いますので、現代にならないように、古典の原作に忠実でありたい
と思って、映画や本を見て参考にしました。

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―――役作りをする上で一番大切にされていることは?

楊 琳
上島先生から「冒頭から暗くなってしまっている」ということを(ダメ出しとして)言っていただいたので
恋に悩んだ嬉しさを新鮮に保とうと心掛けています。

舞美りら
上島先生から「理想を持っている分、変に力んで頑張ってしまって、そういう思いが強くなると違う方向に行ってしまう」
と言っていただいたので、自分の気持ちを一つずつ動かしてそれを感じてジュリエットとして
舞台上で生きられたらと思います。

―――たくさんの『ROMEO & JULIET』がある中で、OSK日本歌劇団ならではの『ROMEO & JULIET』の魅力は?

楊 琳
本当にたくさんの作品があり、映画は歌はあるけどダンスがない、バレエはダンスはあっても歌やセリフはない、
フランスのミュージカルは“愛と死”という象徴的なものが二人の関係を表している。そんな中、私たちは本人同士が
ダンス、歌など、ダンスレビューならではの表現として表しているので
そこが魅力なんじゃないかなと思います。

舞美りら
私も楊さんと同じで、ダンスレビューなんですがダンスも歌もセリフも何一つ欠けてもなりたたない作品だと思います。
いいところがギュッと詰まった作品だと思います。

―――ダンスレビューということでダンスで表現するシーンもたくさんあり、
中でもロミオとジュリエットのデュエットダンスは、かなりいろんなバリエーションがありましたね。
特に最後の場面のデュエットダンスは印象的でしたが、お二人はどういうところを見せていきたいですか?


楊 琳
デュエットダンスが何種類もあるので、一つ一つ違う色合いで表現出来たらいいなと思います。
最後のシーン(のデュエットダンス)は究極の愛だと思っています。
そこを頂点にして、そこまで愛し抜く姿を丁寧に演じたいです。

舞美りら
私は踊ることが好きなので、今までは歌と踊りは別々に捉えていたところがあるのですが
今回は上島先生に「踊らない」「歌わない」「しゃべらない」、「変に何かをしようと思わないで」と
言っていただきました。踊りも会話をしているように出来たらいいなと思っています。
「ここからダンスシーンです」という感じにならないように、踊りたくなって踊っているという
全て日常生活のように自然に出来たらなと思います。

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―――今もこうやってお二人が見つめ合って雰囲気が出来あがっていますが
お互いに向けてひとことをお願いします。


舞美りら
いつも我がままで、頑固でどうしようもない私を呆れず見捨てず、いつも優しい心で・・・

楊 琳
こんな内容どうやって記事にするんですか(笑)。

舞美りら
本当にありがたく思っております。(ジュリエットとして)最後までよろしくお願いします。

楊 琳
十分かわいいので、かわいくしようとしすぎないでください(笑)。

舞美りら
(照)

―――最後にメッセージを。

楊 琳
OSKならではのDANCE REVUE『ROMEO & JULIET』として、
心に響いて残る作品にして参りたいと思います。どうぞ何度も足をお運びいただけたら幸いです。

舞美りら
ひとりでも多くの方に観ていただきたい作品になっております。
このメンバーが創るOSKの『ROMEO & JULIET』を楽しんでいただきたいなと思います。どうぞご期待ください。

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DANCE REVUE『ROMEO & JULIET』

 

脚本・演出・振付:上島 雪夫

原作:ウィリアム・シェイクスピア

 

【大阪公演】

2016年11月19日(土)~27日(日) 近鉄アート館

 

【東京公演】

2016年12月2日(金)~4日(日) 銀座博品館劇場

 

http://www.osk-revue.com/2016/07/01/0701.html

 

 

 
 

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