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六本木トリコロールシアターこけら落とし公演『愛のゆくえ』記者発表 会見 2018年05月

(2018年05月25日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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六本木トリコロールシアター こけら落とし公演『愛のゆくえ』記者発表 会見

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右から草笛光子、木の実ナナ、麻実れい、剣 幸、浅田美代子、中嶋朋子、寺島しのぶ
演出家の鵜山仁、六本木トリコロールシアターオーナーの白樹栞

劇場及び公演について

6月9日に200人入る劇場『六本木トリコロールシアター』がオープンします。
国籍・性別・年齢・あらゆるボーダーから解放されて人と人が出会い、
純粋に芸術を楽しめる場所にしたい願いと、近未来ここから
日本のブロードウェイを発祥させたいとの夢をこめて誕生しました。

こけら落とし公演は6月9日(土)~27日(水)
八人の女優による連続リーディング フランソワーズ・サガン『愛のゆくえ』
白樹 栞プロデュース、作 フランソワーズ・サガン、演出 鵜山仁による
日本を代表する女優たちのひとり舞台を開催します。

公演日程

6/ 9(土)16:30 麻実れい
6/10(日)15:00 木の実ナナ 
6/12(火)14:00 木の実ナナ 19:00 木の実ナナ
6/13(水)16:00 草笛光子
6/14(木)14:00 中嶋朋子 19:00 中嶋朋子
6/15(金)14:00 中嶋朋子 19:00 中嶋朋子
6/16(土)15:00 草笛光子
6/17(日)15:00 浅田美代子
6/19(火)14:00 浅田美代子 19:00 浅田美代子
6/20(水)15:00 寺島しのぶ
6/21(木)14:00 寺島しのぶ 19:00 寺島しのぶ
6/22(金)19:00 寺島しのぶ  
6/23(土)15:00 剣 幸
6/24(日)13:00 剣 幸 16:00 剣 幸
6/26(火)15:00 賀来千香子 19:00 賀来千香子
6/27(水)14:00 賀来千香子

こけら落とし公演記者発表会が行われました。(2018年5月24日)


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◆六本木トリコロールシアターオーナー/白樹栞
ここ何年か、大小さまざまな劇場が消えていく中で、
規模は小さくても、人々に心に刻まれるような演劇人の拠点となるような、
芸術性のある劇場を作りたい。演劇人の方々がここに出て嬉しい、
私もあそこで定例でやっているのよと自慢気に言っていただけるような、
魅力のある劇場を作りたいと、そんな夢を持ち5年前から鵜山仁さんにいろいろと
相談に乗っていただいて、本日こうして皆さまに見ていただける形になりました。
今後は、同時通訳の設備も入れて、海外の方にも演劇を自分の国の言葉で聞いていただき、
海外の役者の皆さんにもここで出演していただけるような劇場に育てていただければと思います。
いつの日か、日本のブロードウェイは、あそこが拠点だったと言われるような
劇場になってくれたらと思っております。
何よりも、この劇場のこけら落としに我が国を代表する鵜山仁さんの演出で、
日本を代表する8人の女優たちがこうして、こけらを飾っていただけること、
白樹栞は本望でございます。
六本木トリコロールシアターオーナーの白樹栞、演出家の鵜山仁、
そして8人の女優によるフランソワーズ・サガン「愛のゆくえ」千秋楽まで成功しますように、
どうぞよろしくお願いいたします。

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◆演出家/鵜山仁
白樹さんから「フランソワーズ・サガンの作品を」というお話があったので、
20年ぶりくらいに読み始めて、これは、いろいろな女性の声でやっていただくと、
すごくいいのではないかなと思いました。
『絹の瞳』と『赤いワインに涙が…』という短編集2つの中からセレクトして、
1編から3編を皆さんに読んでいただくということなのですが、
人生の表情が変わる時というのが、気の利いた描かれ方をしている作品で、
愛人がいたけど元の鞘にもどったり、別れようと思っていた女性と一緒になったり。
いろいろ人生の有為転変が書いてあるのですが、結局サガンの反骨精神というか、
人生、死ぬという前提がなければ生きがいもない、
暗いところがないと、明るいところもわからないわけですし。
そういう意味で、人生のコントラストをすごくよく描いていて、
最後には短編なので、ちゃぶ台返しみたいなことが控えています。
今回は何十年もご一緒させていただいている女優さんもいらっしゃいますし、
浅田美代子さんみたいに初めてお目にかかる方もいらっしゃるのですが、
ただ舞台やテレビなどの映像を通じて、僕なりに皆さんのすごく怖い顔や優しい顔などの
いろいろな表情を見聞きしていてい、これを今回皆さんと共有したいと。
掛ける8なんて言い方したら失礼なのですが、全体的にリッチな企画なるのではないかと
とても楽しみにしております。稽古を始めたところなのですが、いろいろな表情を、
このような親密な空間で皆さんに届けられればと思っています。よろしくお願いいたします。

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◆草笛光子
私は帝国劇場、芸術座、コマ劇場とこけら落としをやってきました。
今回もこけら落としになりました。小粒でピリリとした劇場良いですね。
1年前にニューヨーク・ブロードウェイで『シカゴ』の舞台を観てきました。
ステージにすごいキズがついているんですね。これは今まで劇場に出た人の涙と汗が滲み込んで、
こんなにキズもあってと思って、思わず触ってしまったのですが、
この劇場も、舞台にキズがついて、素晴らしい役者さんたちの汗と涙がしみ込んでいくことを期待して、
そして、ここは素晴らしいものを上演する劇場にしていただきたいと思っております。
おめでとうございます。

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◆木の実ナナ
演出の鵜山さんとはミュージカルの『出島』という作品でご一緒させていただいて、
その時は、遊女なのにウワッと脱いで踊りだすという役でした。
今回は踊れないし、歌えないし…。初めての経験をさせていただく、チャレンジです。
新しい劇場は新鮮で良いですね。初めてだから一生懸命にやらせていただきます。
毎日が初日のような感じで、台本を読んでいます。初日に向けて、一生懸命やります。

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◆麻実れい
1つ1つ素敵な劇場が消えていくこの頃で、少し寂しいなと舞台人として思っていたのですが、
この六本木というオシャレな街に、こんな素敵な劇場が誕生したことが、とても嬉しいです。
初めて楽屋口にから入ってきた時に、新しい匂いが入ってきて、何て素敵な劇場なんだろうと思いました。
おめでとうございます。私は、この開場記念公演の初日にリーディングさせていただきます。
お話はとても素敵なサガンのお話を2編いただきました。
『イタリアの空』と『遠縁の従姉妹』素敵な作品なので、この舞台を通して、
お客様にサガンの世界というか、それを少しでもお伝えできればなと思っております。

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◆剣 幸
六本木にこんなに素敵な劇場ができて、地の利も良いし、
たくさんの皆さまが来てくださったら嬉しいなと思う劇場です。
今日初めて入らせていただきましたが、
お客様の息遣いも聞こえてきて、また、こちらの細かい芝居も見えるであろう、
この未知なる空間がワクワク、ドキドキさせてくれるのかなと思っております。
私は、鵜山さんにお会いしていなかったら、ずっとこうやって役者を続けていなかったなと思うくらい、
鵜山さんに演出していただいた最初の時に「なんで普通じゃないんですかね」と言われました。
「あれ?普通って何だろう?」と思ったところから、芝居って普通にやるんだってことを改めて感じました。
どうしても宝塚の魅せる芝居というものしかなかった私に、その一言をおっしゃってくださっただけで、
私はすごく芝居に対するものが変わったという思いがあります。
また鵜山さんとご一緒できること、普通にリーディングするのではない鵜山先生なりの
演出の方法で、新しいものをお見せできるのではないかと思っております。
皆さんと一緒に新しいものを作り上げていければと思っておりますので、ぜひいらしてください。

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◆浅田美代子
六本木にオシャレな劇場ができて、すごく楽しみです。おめでとうございます。
私はとにかく鵜山さんとも初めてですし、朗読劇も初めてなので、
何が何だかわからない状態で(笑)朗読劇って何だろう、どういうの?って感じで、
まだリハーサルも入っていないので、ドキドキしている感じです。
大先輩方と一緒にこの舞台に立てるということは、すごく喜ばしいことだと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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◆中嶋朋子
この街のど真ん中に小さいけれど、密度の濃い空間としてのシアターが
できるというのを聞いただけですごく嬉しくて、この日を待っていました。
しかも、こけら落としにお声掛けいただいて、夢のような方々とご一緒できるという、
それだけで、女優としては幸せなのですが、サガンという一筋縄ではいかない、
女性たちが描かれていたり、男性も描かれているのですが、それを1つ1つ私なりに掘り下げて、
お客様とシェアできる、この六本木トリコロールシアターならではの時間を
紡げたら良いなと思っております。

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◆寺島しのぶ
今の白樹さんの涙に全てが集約されているように思い、こちらもその熱が伝わって胸が熱くなりました。
やはり劇場を建てて、お客さんを呼んで、公演をするというところまでいきつくには、
並々ならない努力があったことだし、これからも継続するということがいかに難しいかと思いますが、
とにかく、そのバイタリティーが白樹さんの熱がビンビン伝わってきて、こちらも何とかお応えできるように、
一生懸命務めてまいりたいと思っております。満席になって、次から次にいろいろな作品が継続していける
素敵な劇場になっていただきたい。一番最初のこけら落とし公演に呼んでいただけたことに
感謝しております。成功をお祈りしますし、私も頑張ります。

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―こけら落とし公演 鵜山 仁 演出 白樹 栞プロデュース―

八人の女優による連続リーディング

フランソワーズ・サガン『愛のゆくえ』

 

日時:2018/6/9(土)~27(水)

会場:六本木トリコロールシアター (東京都港区六本木6-8-15)

料金:7,000円(全席指定・税込)

ユースチケット3,500円(25歳以下)※未就学児入場不可

 

公式サイト

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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