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彩吹真央さんインタビュー（前編）ミュージカル「Red Hot and COLE」

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公演について（リリースより）

屋良朝幸主演 美しい歌声を響かせる実力派キャストが集う
本作の主演を務めるのは、卓越したパフォーマンスで数々のステージを彩る屋良朝幸。
近年は俳優としてのみならず振付やプロデュース・演出も手掛け、その多才ぶりに注目を集める屋良。
コール・ポーターの洗練された楽曲で華麗に歌い踊る姿に、期待が高まります。
共演に、ミュージカル「アルジャーノンに花束を」で主演を務めるなど目覚ましい躍進を遂げる矢田悠祐、
劇団四季で多数の主演・ヒロインを演じ、退団以降も舞台やテレビドラマで広く活躍する吉沢梨絵。
そして、元宝塚歌劇団・月組トップ娘役で、優美で豊かな歌唱力に定評のある彩乃かなみ、
ミュージカルを中心に意欲的な出演を重ね進境著しい木内健人、
ミュージカル「エリザベート」や劇団四季「キャッツ」で際立つ存在感を示す真瀬はるか。
さらには、宝塚歌劇団で男役スターとして活躍し、2019 年には芸歴25周年を迎える彩吹真央、
大作ミュージカルを始め多岐にわたる分野で活躍を続ける演技巧者・鈴木壮麻が出演。
アメリカのポピュラーソング⻩金期を築いた偉大なるソングライター、コール・ポーターが
残した珠玉の名曲を歌うにふさわしい、確かな歌唱力を持つキャストが集結いたします。

ストーリー

華麗なるパーティーへようこそ!
コール・ポーターの生んだ珠玉の名曲で綴るミュージカル

ブロードウェイで活躍し、アメリカのポピュラー音楽史に多大なる足跡を残したソングライターと、
その名曲をたっぷり紹介するシリーズ「ブロードウェイ・ショウケース」。
2017年の『I LOVE A PIANO』を皮切りに、2018年が『ロジャース/ ハート』。
そして続く第3弾が、作詞作曲家コール・ポーターの生涯を綴る『Red Hot and COLE』だ。
ポーター(1891〜1964 年)と言えば、エキゾチックな〈ビギン・ザ・ビギン〉を思い出す方が多いだろう。
この曲に代表されるように、名家に生まれ、10代でフランスやスイスを豪遊したポーターは、
その作風も異国情緒に溢れ、スケールが大きかった。また、名士たちとの交際を好んだ彼は、
洗練されたウィットに富んだ楽曲を得意とした。〈エニシング・ゴーズ〉や〈イッツ・デ・ラヴリー〉など
軽妙なナンバーから、〈恋の売り物〉のような官能的な曲まで、今もスタンダードとして親しまれている楽曲が多い。
『Red Hot and COLE』は、ポーターが愛したパーティーを舞台に、彼と愛妻リンダの不思議な関係や、
その数奇な人生が描かれる。もちろん全編を彩るのが、優雅かつ艶やかな名曲の数々だ。
そしてこれを歌い踊るのが、8名の素晴らしいパフォーマーたち。それぞれの個性と実力を生かして、
豪奢なパーティーを存分に盛り上げてくれるだろう。
文=中島薫(音楽評論家)

彩吹真央さんインタビュー（2019年1月19日　取材・撮影・文：住川禾乙里）

―――今回出演する『Red Hot＆COLE』で彩吹さんが演じる役について教えてください。 


◆彩吹真央
屋良（朝幸）君が演じるコール・ポーター以外の出演者は、
コール・ポーターと同じ時代に生きた人々を複数役演じます。
コール・ポーターと交流のあった音楽家や作家、美術家など色々な人たちが集う『ブリックトップ』という
お店があるのですが、私はそのオーナーであるアダ・ブリックトップという役を演じさせていただきます。
アイルランド系のハーフで、ダンサーでありシンガーでもある実在の女性です。
彼女の資料を見て調べているところなので、ジャズを歌う時の雰囲気や“みんなが自然に集いたくなるお店”を
経営しているという人望の厚さや人柄が出せたら良いな〜と思いますね。実際にこの時代を生きるって
すごく大変だったと思うのですが、彼女がお店をやっているというところに彼女自身の強みがあると思います。
そして、ヘッダという芸能コラムニスト（ゴシップコラムニスト）と、『キス・ミー・ケイト』の
脚本家ベラ ・スピワックも演じます。他にも彼と共に仕事をした人や彼に影響を与えた人たちがたくさん出てきて、
この時代の曲や作品のメドレーを歌ったり、コール・ポーターの生き方や光と影などを表現していく
ミュージカルになると思います。

―――歌う曲数は多いのですか？


◆彩吹真央
みんなで歌う曲が多くコーラスの音とりが大変ですね。
メロディーばかりではないので今ピアノと向き合っています。もちろんソロもあります。
今回はそれぞれの役で歌うとか、役を演じるというよりも、このカンパニーでコール・ポーターを
表現するという言い方の方が正しいかもしれないですね。

―――多くのナンバーを生み出したコール・ポーターを題材にしているので、
耳福なひとときを過ごせそうですね。


◆彩吹真央
コール・ポーターの曲というだけでも強みです。知らない曲だったとしても、とてもドラマティックですし、
知っている曲もたくさん出てくると思うので曲が流れてきただけで楽しいと思ってもらえると思います。
もともと私はコール・ポーターが大好きで、その良さを表現するのは私たちの歌や演じる役者の力だと思うので、
お客様にはコール・ポーターをストレートに感じていただきたいですよね。コール・ポーターを演じる屋良君が
いるのですが、まわりの私たちがコール・ポーターはこういう人だったんだ、こういう素晴らしい曲を
世に残したんだという、ある意味賛歌みたいなところに繋がるんじゃないかなと思っています。
コール・ポーターが生み出した曲の素晴らしさをキャッチしていただけるように、自分たちが輝くとかではなく、
曲ありきで世界を作るイメージだと思っているので、ただただ音楽に浸って幸せな時間を過ごしていただきたいです。
チラシにも“華麗なるパーティーへようこそ！”と書いてありますが、実際に登場人物たちが夜な夜な
パーティーやっていたみたいなことを、演出の（小林）香さんが舞台上に表現されるんじゃないかなと思っているので、
みなさんにも、心踊らせて観ていただけると、より楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

ーーーありがとうございました。

次回は、彩吹真央 25th Anniversary Live「Le Printemps -春-」について、お伺いします！

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