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新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』坂東 巳之助、中村 隼人 制作発表会見 2019年05月

(2019年05月08日記載)

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南座新開場記念 新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』
坂東 巳之助、中村 隼人 制作発表会見

公演について(リリースより)

落ちこぼれ忍者、うずまきナルト(坂東巳之助)は忍者学校を卒業し、うちはサスケ(中村隼人)、
春野サクラ(中村梅丸)とともに、はたけカカシ(嘉島典俊)のもと任務を遂行していく。
ナルトはサスケをライバル視しながらも友情を感じていたが、
サスケは一族全員が兄、うちはイタチ(市瀬秀和)により殺されるという暗い過去を抱えていた。
ナルトたちは数々の試練に立ち向かい、自来也(市川猿弥)、綱手(市川笑也)との出会い、
大蛇丸(市川笑三郎)との争いを経て、成長していく。
そして世界を揺るがす強大な敵、うちはマダラ(中村梅玉)を倒すため、ナルトたちの戦いが今、始まる!

制作発表会見が行われました。(2019年4月22日)


 
◆安孫子 正(松竹株式会社 副社長/演劇本部長)
いよいよ本年6月に京都の南座で『NARUTO -ナルト-』 を上演することになりました。
昨年8月に新橋演舞場で上演させていただきました。
今、歌舞伎界では古典歌舞伎をきちんと継承していくということが一番大切なことですが、
それと同じように、その時代の新しい作品づくりをしていくということも大事なことであります。
若いお客様にも歌舞伎の入り口に来ていただきたい。そのためには、若い俳優さんが良い作品を作っていかないと、
若いお客様はついてきてくれません。そういうことも含めて、若い力を結集して新しいお客様を開拓し、
新しい歌舞伎の作品づくりをしていきたいという思いで、皆様のお力をお借りして新橋演舞場で上演することができました。
その際に、新しく開陽する南座でも上演したいということを密かに考えておりましたので、
皆さんの力を結集して良い作品を作って、さらに練り起こし新しい『NARUTO -ナルト-』 の作品を作っていく。
こうした歴史を経て、これが古典になっていくというくらいの思いで上演していきたいと思ってまいりました。
G2さんに色々とお願いをして、膨大な原作をまとめて演出もしていただく、
舞台には坂東 巳之助さん、中村 隼人さんという素晴らしい俳優を得ることによって、
この作品が上演できたことを本当に嬉しく思っております。
巳之助さんも隼人さんも、NARUTOの世界にとてもお詳しくてNARUTOに対する思いが非常に強い。
そういう思いが結集されて良い作品ができたと思っております。ぜひ南座での公演も期待していただけたらと思います。
また初演で、うちはマダラの役を市川猿之助さん、片岡愛之助さんが交互で出演しておりましたが、
南座公演では、なんと中村 梅玉さんが出演してくださるということで、私どもも最初の段階では考えてもいなかったし、
そういう発想もなかったくらいですが。色々とご相談申し上げたら「こういう作品を作ることも、出演することも大事だと
常々思っているんだ」とご快諾をいただきました。こういう作品は配役が変わると、また違った趣になると思いますので、
生のパフォーマンスの魅力ではないかと思っております。
ぜひこの作品が、前回を越えた良い作品として多くのお客様に喜んでいただけるように作っていきたいと思っております。

 
◆G2(脚本・演出)
昨年、新橋演舞場で上演したばかりの作品を、京都の南座でやることになりました。
私は関西育ちなので、南座という場所にすごく憧れを抱いておりまして、
今回南座でやらせていただけるということは本当に光栄に思っております。
劇場入ってから1週間くらいは京都で作るということで楽しみにしているのですが、
ただ、この『NARUTO -ナルト-』 という作品はとても大変な作品なので、
情緒を感じながら作れるのかと言われると全く自信がございません(笑)。
前回は山に例えるとヒマラヤ級の大変さだったと思っているのですが、
72巻の作品を頭から最後まで全部やりきる、やりがいのあるお仕事でした。
そしてこの二人の若いエネルギーが舞台に投入されて、ベテランの方が脇をしっかりと構えてくださる。
気持ちを引き締めて新橋演舞場公演をやったわけですが、おかげさまで大変ご好評をいただきまして、
南座でやらせていただけることになって嬉しく思っております。劇場の雰囲気や出演者も変わりまして、
また新たな世界を作らねばと思っております。ヒマラヤに二回登る人の気持ちがちょっとわかるような
気がする昨今です(笑)。

 
◆坂東 巳之助(うずまきナルト/波風ミナト)
南座での公演が近づいてまいりました。一度昨年新橋演舞場で上演した演目ではございますが、
先日、南座公演に向けてG2さんと台本をペラペラめくって打ち合わせをしていたのですが、
一幕目の打ち合わせだけで3時間経っているというような状況であります。
一度やったものをもう一度やるだけというわけではございません。改善点や変更点を色々と精査しまして、
南座のための『NARUTO -ナルト-』を作り直して、皆様にご覧いただくつもりでございます。
ぜひぜひ京都南座に足を運んでくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 
◆中村 隼人(うちはサスケ)
昨年8月に上演したNARUTO 歌舞伎ですが、また新たに再演をさせていただけることは本当に嬉しく思っております。
昨年NARUTO のお話をいただいた時は、ただただファンでしたし、続編の息子の話になってからも欠かさずに見ているような、
大好きな作品なので、これを歌舞伎で上演させていただくということで幸せを噛み締めながら務めていたのを今でも覚えております。
しかし再演ということは、前回よりもよりパワーアップしたものをお見せしなくてはならないということで、
自分にすごいプレッシャーはあるのですが、京都南座新開場記念そして、また歌舞伎が発祥されたという京都で、
この新作歌舞伎をこのメンバーでさせていただけることも嬉しいことなので、いろいろな思いを噛み締めながら、
また新たしくNARUTO を作っていけたらと思っております。

 

 

南座新開場記念

新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』

 

期間:2019年6月2日(日)~26日(水)

会場:南座(京都)

 

公式サイト

 

 

 
 

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