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ミュージカル『ミス・サイゴン』囲み取材が行われました 2012年07月

(2012年07月03日記載)

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ミュージカル『ミス・サイゴン』
囲み取材が行われました



公演について(公演資料より)

ミュージカル『ミス・サイゴン』が、新演出で日本に還ってきました。
ミュージカル「ミス・サイゴン」は1989年ロンドン・ウェストエンドを皮切りに、1991年ニューヨーク・ブロードウェイ、そして1992年に東京・帝国劇場にて上演されました。帝国劇場100年の歴史上、空前の1年6ヶ月におよぶロングラン公演を打ち立て、いつしか“伝説のミュージカル”と呼ばれるように。日本初演以降、2004年、2008年と帝国劇場で2度上演された、“メガ・ミュージカルの金字塔”が、装いを新たに“新演出版”として日本に初上陸、かつ11都市での縦断公演が決定しました!


ストーリー(内容に触れていますのでご注意ください)

物語は陥落直前のサイゴン(現在のホー・チ・ミン市)。フランス系ベトナム人、 ― 通称エンジニアが経営するキャバレーでアメリカ兵クリスと、ベトナム人の少女・キムが出会う。 この戦争に大きな疑問を持つクリスと、戦禍ですべてを失い、生きるすべを求めてこの店に働きに出た17歳のキム…。二人は惹かれ合い、恋に落ちた。 お互いに永遠の愛を誓いながらも、サイゴン陥落の混乱の中、米兵救出のヘリコプターの轟音は無情にも二人を引き裂いていく。 時は過ぎエンジニアと共に国境を越えてバンコクに逃れたキムは、クリスがいつの日か迎えに来てくれると信じながら懸命に生きる。キムの中に宿った新しい命、彼との子・タムを人知れず育てながら。 キムにとっては、今はタムだけが唯一の希望、そして生きる力だった。 それをも知らず、ベトナム戦争のPTSD(後遺症)に苦しみながら連夜悪夢にうなされるクリス。やがて彼は、そんな死の苦しみから救い出してくれたエレンと結婚する。 ところがある日、彼は戦友のジョンから、キムが生きていること、そしてキムと彼の子供の存在を聞かされる。愕然とするクリス。 キムとクリスの運命の糸をあやつりながら、したたかに「アメリカン・ドリーム」を追い求めるエンジニア。キムに会うために、バンコクを訪れるクリスとエレン、そしてジョン。 キムの最後の願いは、タムをアメリカに渡らせ、希望と夢に満ちた未来を作ってあげること。その為に、キムは自らの運命をかける。クリスの到着を待ちわびるキム。 そして・・・。


囲み取材が行われました(2012年7月2日/めぐろパーシモンホールにて)

◆市村正親
僕は21年前の初演のメンバーです。当時は帝国劇場でしかできないスタイルだったんですけれども、今回はニューバージョンということで、今まではオペラチックな形、今回はお芝居に近い形の『ミス・サイゴン』になっていると思います。僕としては、今まで700回位演じていますので、音が鳴り始めるとエンジニア(役)になっているという感じです。本当に、こんなに楽な仕事をしていていいのだろうか・・・とね(笑)。今回は日本全国へ、東北にも、九州にも行きます。全国に行けるというのは演劇人としては、すごく嬉しいことだと思います。

[プレビュー公演初日を終えて]
もうバッチグー!帝国劇場での初日公演をやった時と同じような興奮度がお客様の中にあります。昨日はプレビューなので、サラッとしたカーテンコールだったのですが、「こんなんじゃおさまるわけないよ!」と内心思っていたんですよ。案の定、幕がしまってからも延々拍手はやまなくて。キャストは、もう着替え始めていてね。急きょ僕が出て行って「私がこの拍手をもらってみんなに届けます」と言いました。非常にいい感じですね。みなさん『ミス・サイゴン』を、待っていた!という感じがします。


◆笹本玲奈
2004年、2008年とやってきて、(今回この作品のキム役に)3度目の挑戦なのですが、新しく演出も変わって、すごくお芝居の要素が強く生まれ変わったんじゃないかなと思っています。音楽の素晴らしさはもちろんそのままなのですが、キャラクターそれぞれにストーリーがあって、どのキャラクターも感情移入ができるんじゃないかと思います。頑張りたいと思います。

[プレビュー2日目、笹本さん初日を迎えるにあたって]
久しぶりに「初日を迎えることがこんなに怖いんだ」と思うくらい緊張しました。


◆知念里奈
私は8年前からキムをやらせてもらっているのですが、長い間たくさんの人に愛されてきている作品なので、新演出のこのバージョンは日本のお客様がどんな反応をするのか、どのような感想を持たれるのかがすごく興味深いなと思いました。演じ手としては、どんな風に思われるのかな?という不安もあるのですが。どのシーンも感情が溢れ出る、生々しいリアルなものになっていると思います。たくさんの人に見て欲しいなと思っています。

[プレビュー公演初日を終えて]
『ミス・サイゴン』は、壮絶な話ですし、音楽を聞くだけで、お客様が食い入るようにすごいパワーで観ていたので、負けそう・・・と思いながらも、すごく興奮しました。


◆原田優一
稽古場でも演出家や振付家の方から実際にあった話で、こういう経験されてた方は今も多く残っていると言われました。そういう体験をされた方々にも敬意を持って演じていきたいです。全国色々なところへ行って、色々な方に観ていただくので、ミュージカルが初めての方もいらっしゃると思うんです。これを機に生の舞台、人々の熱い芝居というのを観て、舞台を身近に感じてもらえる機会になったらなと思います。

[プレビュー公演初日を終えて]
キムとのシーンが、すごく濃厚と言われました(笑)。お客様の息を飲む感じというのがすごく伝わってきて、僕らにとっても刺激的な初日になったと思います。


◆山崎育三郎
今夜デビューするのですが、僕も『ミス・サイゴン』は、ずっと好きで観てきた作品です。新作を作るような感覚で、一からみんなで作ってきました。いまドキドキです。『ミス・サイゴン』を愛してきた皆さんがどう感じるのかというのが楽しみでもあります。

[プレビュー2日目、山崎さん初日を迎えるにあたって]
今回(稽古段階で)“映画だと思え”とよく言われました。二人がやっているのをカメラで覗かれているという感じ。二人でお客さんの前で歌います!という雰囲気は無くそうということを言われたので、今回向き合って歌うことが多く、より二人の関係が深くお客様に伝わるんじゃないかと思います。


ロビーに置かれてる看板にご注目!キャストの直筆サインが入っています。


▲エンジニア:市村正親



▲キム(交互出演):笹本玲奈(右)、知念里奈



▲クリス(交互出演):原田優一、山崎育三郎(右)



▲会場に行ったら、このサイン入りボードもぜひご覧くださいね。

キャスト

キャスト出演日は公演ホームページでご確認ください。

エンジニア:市村正親
キム(交互出演):笹本玲奈、知念里奈、新妻聖子
クリス(交互出演):原田優一、山崎育三郎
ジョン(交互出演):岡 幸二郎、上原理生
エレン:木村花代
トゥイ:泉見洋平
ジジ:池谷祐子



新演出版、最新舞台写真が入って参りました。(提供:東宝演劇部)


2幕「キムの悪夢(パート3)ー大使館の門」ヘリコプター脱出のシーン


2幕「アメリカン・ドリーム」→曲終わりに1ドル札を掴んで、決めポーズをとるシーン


 

ミュージカル『ミス・サイゴン』

公演日程:

7月6日(金)~7月8日(日)[東京]めぐろパーシモンホール

7月21日(土)~7月22日(日)[広島]ALSOKホール

7月25日(水)~7月29日(日)[愛知]愛知県芸術劇場(名古屋)

8月10日(金)~8月11日(土)[山梨]コラニー文化ホール(甲府)

8月18日(土)~8月19日(日)[神奈川]厚木市文化会館

8月22日(水)~9月9日(日)[東京]青山劇場

9月12日(水)~9月17日(月)[宮城]東京エレクトロンホール宮城

9月22日(土)~9月23日(日)[福岡]アルモニーサンク北九州ソレイユホール

12月21日(金)~12月23日(日)[静岡]アクトシティ浜松

12月26日(水)~1月1日(火)[大阪]梅田芸術劇場

1月5日(土)~1月6日(日)[熊本]市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)

1月11日(金)~1月12日(土)[長野]まつもと市民芸術館

1月16日(水)~1月17日(木)[岩手]岩手県民会館(盛岡)

キャストローテーション及びチケット情報はHPをご覧ください。

公式サイト http://www.tohostage.com/miss_saigon/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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