情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

『シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~』プレスプレビュー 2012年09月

(2012年09月06日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

 
この記事おススメ!って思った方は   をクリック!
Loading...

『シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~』
東宝シンデレラも参加しプレスプレビューが行われました


▲東宝シンデレラ(左より、山崎紘菜、秋月成美、小川涼)

「シネマde文化財」について(資料より)


TOHOシネマズと凸版印刷、バーチャルリアリティ映像で文化財が学べる
教育機関向け学習コンテンツ上映サービスの共同開発で協業
~文化財に対する興味や知識を深めることができる校外学習を提案~

 TOHOシネマズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀬田 一彦、以下 TOHOシネマズ)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下 凸版印刷)は、TOHOシネマズが運営する映画館で提供する、バーチャルリアリティ(以下、VR※)映像で文化財が学べる教育機関向け学習コンテンツ上映サービスを共同開発します。2012年10月17日から11月28日までTOHOシネマズ 六本木ヒルズにおいて本上映サービスの実証実験を行います。

 これまで、仏像や遺跡などの貴重な文化財は、公開期間が限られ、立ち入りや見学が制限されるなど、細部まで詳しく鑑賞する機会を手軽に得ることが難しい面がありました。今回の協業では、文化財に対する興味や知識をより分かりやすく得られる環境を提供することを目的に、VR映像で文化財が学べる教育機関向け上映サービスの共同開発を行います。

 本上映サービスは、TOHOシネマズが全国で運営する劇場と、凸版印刷がこれまでに制作してきた文化財を題材としたVR作品を活用し、小中高校、大学などの教育機関での団体利用を対象とした、文化財を体感的に学習できる映像コンテンツを上映するものです。  凸版印刷が保有する高精細デジタルアーカイブデータを活用した高品位の文化財VR作品の映像と、デジタルシネマ上映用に設計された高精細映像を投影できるTOHOシネマズの上映環境を組み合わせることで、世界遺産や日本の寺院、国宝など、人類の貴重な文化遺産の鑑賞を、その場に行ったかのような臨場感のある映像体験として可能にします。

TOHOシネマズと凸版印刷は、本実証実験の効果を検証し、教育機関向け上映サービスの改良を行い、2013年4月から東京近郊のTOHOシネマズが運営する映画館での本格的なサービスを開始します。さらに、2014年3月には全国でのサービス開始を目指します。

TOHOシネマズは、全国で63館/581スクリーン(※共同経営 5劇場/56スクリーンを含む)の劇場を運営し、映画上映のほか、スポーツ観戦や演劇、コンサートなど劇場利用の幅を広げており、新たに教育市場での利用を目指しています。今回、これまでの劇場運営の経験を活かし、全国の劇場を上映会場として提供します。

 凸版印刷は、文化財の高精細デジタルアーカイブ基盤に、学術的監修の下、写実性の高い作品としてこれまでに33本制作した様々な文化財VR作品を、TNM&TOPPANミュージアムシアターや各種企画展覧会などで公開しています。今回、これまで制作、上演してきた文化財VR作品をTOHOシネマズが展開する劇場の上映環境にあわせた映像コンテンツとして提供します。

※ VR(バーチャルリアリティ)とは  バーチャルリアリティでは、コンピュータで生成された3次元コンピュータ・グラッフィクスの映像の中を自由に移動しながら、あたかもその3次元空間にいるかのような感覚を体験することができます。要素となるのは、空間を構成する高精細3次元データ(形状、質感、光など)と、そのデータを操作に応じてリアルタイムに描画生成する技術です。高精細映像を大型スクリーンに生成し、鑑賞者は仮想空間の中で没入感と臨場感を体感することができます。

TOHOシネマズ 詳細はこちら

凸版印刷 詳細はこちら



プレスプレビューが行われました
(2012年9月4日/TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 第6スクリーン)


 

肉眼では見えない細部まで拡大、内部構造の可視化、色彩再現、形状復元、建築物復元など、
最新の技術を駆使しリアリティにこだわったバーチャル映像を作り上げた経緯について説明がありました。

このシステムのすごいところは、既に収録された解説音声を使う方法と、
観客の目の前で活動弁士のごとく、ナビゲーターがコントローラーを操作しながら解説する
2つの方法ができるということ。

この凸版印刷が手掛けたバーチャルリアリティ映像は今まで常設の上映拠点や博物館・美術館の展覧会などで
上映されてきましたが、TOHOシネマズとタッグを組むことにより、より幅広いエリアで上映が可能になります。

プレスプレビューとなるこの日は、まず「よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像」の一部が公開されました。
既に収録された解説音声を流しながら、興福寺中金堂の阿修羅像が映し出され、
三次元形状計測、色彩計測、高精細画像取得により、
目の下のくぼみがリアルなのに対して、鼻の穴はないなど、詳しい解説を聞きながら
普段見る事ができないような角度から阿修羅像を見る事ができます。

続けて「故宮 -紫禁城 天子の宮殿-」の一部を公開。
今度は生のナビゲーターが実際に画面を操作しながら解説します。
過去の設計図などを元にバーチャルリアリティ映像として描き出した「故宮」の様子が
映し出され、あたかも自分がその場で散策しているかのような臨場感を楽しめます。
色彩豊かで、細部まで表現されているので、古のロマンに思いを馳せることができます。
バーチャルの世界だからこそ体験できる上空からの映像なども見所のひとつ。
普段一般公開されていない「故宮」の太和殿の中も存分に楽しめます。





この日バーチャルトラベル同好会の制服を着て応援に駆けつけた東宝シンデレラの山崎紘菜さん、秋月成美さん、小川涼さんは、
「この映像を見て興味を持ったので他の作品もみてみたい」
「(知識を増やして)今後の女優活動に生かしたい」
など口々に感想を述べました。


『シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~』は、今後の展開の参考にするため、下記の日程で実証実験上映されます。

 

『シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~』

 

上映日程: 2012年10月17日(水)・31日(水)、11月14日(水)・28日(水)

上映時間: 10:30~11:30

会場: TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

料金: 一般・大学生・専門学校生:1,000円   高校生・中学校・小学校:800円

 

上映演目: (1)世界遺産 古都奈良 (10/17・11/14)

「唐招提寺 金堂の技と鑑真和上に捧ぐ御影堂の美」

「よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像」

 

(2)世界遺産 海外 (10/31・11/28)

「故宮 -紫禁城 天子の宮殿-」、「ウスペンスキー大聖堂」

 

http://www.tohotheater.jp/event/toppan_vr/index_ORG.html

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]