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アトリエ･ダンカンプロデュース
Musical Songs Concert 『SUPER DUETS』
河村隆一、安蘭けい 囲み取材が行われました

▲写真左：河村隆一、写真右：安蘭けい

公演について（公演資料より）

ミュージカル「CHICAGO」（2008年）、ミュージカル「嵐が丘」（2011年）に主演し、ミュージカル俳優としての才能も開花した河村隆一と、元宝塚歌劇団・星組トップスターで、退団後も数々のミュージカルにて主演を務めている安蘭けいを迎え、出演ミュージカルをはじめ、ニューヨーク・ロンドンなど世界的にヒットしたミュージカルソングを歌いあげます。ロックファン・ミュージカルファンだけでなく、まだ耳慣れない人たちにミュージカルの素晴らしさを知ってもらいたい！と、この公演が企画されました。

＜Song Number（予定）＞
レ・ミゼラブルより(Bring Him Home)
レントより（Seasons of Love）
オペラ座の怪人より（Phantom Of The Opera）
シカゴより（CHICAGO Medley）
ウエストサイドストーリーより（One Hand,One Heart）
キスミーケイトより（Another Openin’ Another Show）
アリス・イン・ワンダーランドより（Finding Wonderland）
ほか

河村隆一、安蘭けい が意気込みを語りました（2013年4月25日）

◆河村隆一
今までの経験からも、デュエットというのはほとんど初めてのことです。安蘭さんの声が好きだったので今回ご一緒できて嬉しいです。初めてのことだらけではありますが、皆様に楽しんでいただけるショーにしたいと思っております。

◆安蘭けい
楽しく贅沢なコンサートになりそうです。ぜひ観にいらしてください。

ーーー河村さんからご覧になって安蘭さんの魅力、安蘭さんからご覧になって河村さんの魅力は。
◆河村隆一
安蘭さんはどこにもいないタイプの人。ユニークでオリジナリティがあって、美しさと強さが共存していますし、ちょっと今まで出会ったことがないタイプの女性で、素敵だなと思います。

◆安蘭けい
ありがとうございます。河村さんは皆さんよくご存知だと思いますけど、すばらしい歌声で、いでたちがすごくスマートです。その中に優しさやワイルドさが時々垣間見えます。そこがキュンと来るところです。ファンの方もきっとそうなのでは。

ーーー一緒に歌ってみての感想を。
◆河村隆一
先ほども言いましたが、安蘭さんの声がとても好きです。安蘭さんがこういう発音・発声で来るというのがイメージしやすかったので、自分がここに居たらいいのかな（自分の声の出し方はこういう感じでいいかな）というのがすごく分かりやすかったです。最初にあわせた時からそうでした。

◆安蘭けい
最初の時から、河村さんは私の声を聴いてあわせてくださいました。すごく心地よく歌わせていただいたので、そういうところがミュージシャンなのかなと思います。

ーーー先ほどの公開稽古でトークのシーンがありましたが、毎回フリートークなのですか？
◆河村隆一
まだ確定はしていなのですが、大人が楽しめるおしゃれな場所と言えばいいのでしょうか。日常のことも含めてトークしていけたらと思っております。


◆安蘭けい
河村さんの今まで見せたことがない一面が、ちょっと見えたらいいなと思っています。




ーーー選曲がすごく多彩ですが、お二人が歌いたいと思った曲は？
◆河村隆一
僕は（『ジキルとハイド』の）「This is the moment」はすごくいい曲だなと思っていて、構成・演出の（菅野）こうめいさんが「これはミュージカル曲のマイウェイだ」とおっしゃっていましたが、自分で歌ってもまさにそうだなと感じました。こんなフランク・シナトラがいたらいいなとイメージしやすかったので、歌えて幸せです。

◆安蘭けい
私は自分が歌いたいというよりも、（菅野）こうめいさんに出していただいた曲なのですが、歌っていて気持ちちがいいなと思ったのは、AKANE LIVとの（ウィキッドより）「For Good」です。

ーーーデュエット曲は？
◆河村隆一
「You are the Top」や「One Hand,One Heart」ですね。純粋に愛の世界ということと、人間の魂の根源ということが感じられるようなもので、2人でひとつなんだというメッセージを強く感じます。『SUPER DUETS』というタイトルの中で、みなさんが考えてこの曲を持ってきたのだろうなと思えるほど濃いナンバーなんです。

◆安蘭けい
デュエットは結果的に2箇所で3曲です。もう少し一緒に歌えるかなと思っていたのですが・・・（笑）
全く違う曲なので、気持ちよく歌えたらいいなと思います。



ーーーバンド活動もする中で、今回の活動を通じてデュエットのCDを出したいなと思うことは？
◆河村隆一
今の音楽シーンを見たときに、カラオケや友人の結婚式で歌いたくなるようなデュエットソングは最近ないなぁと。僕が子供の頃は「銀座の恋の物語」などを思い浮かべましたが、日本で誰もが知っているデュエットソングは何曲かしかないなと思いました。だからこそ、男女が歌える美しいデュエットソングを作りたいなと以前から思っていました。作家目線で考えるとキーもまたぎますし、作るのが難しいのですよ。だからこそやりがいがあると思います。本当は安蘭さんとの今回の舞台にあわせて発表できたら面白かったのですが・・・。将来的にみんなが歌いたくなるような、男女の歌が出来たらいいなと思っています。

ーーー安蘭さん、次の機会にもしかしたらあるかもしれないですね。
◆安蘭けい
そうですね。じゃあ今から女性パートを歌えるように練習しておかないと・・・！（笑）

稽古シーンより

河村「昨日は早く寝ました？」
安蘭「1時ぐらいですね」

という会話から歌い始めたナンバー「You are the Top」。
二人の会話はとてもナチュラル。このトークで、お二人が普段あまり見せないような姿を垣間見ることができそうです。
いったいどんな会話が飛び出すか、そのあたりもご注目を！










この後、河村隆一さんによる「This is the moment」の稽古が行われました。
稽古場中に響き渡る河村さんの生声。時に強く、時に優しく。
生きるエネルギーを感じさせる声色に、心が震えました。

「Seasons of Love」は6名で一列に並んで歌うため、構成・演出の（菅野）こうめいさんが立ち位置を決め、
振付の大澄賢也さんがバランスを見ていきます。
照明、動きのきっかけ、前奏の寸法を確認しながら、歌い始めます。
個性を主張しながらも、互いを感じて高めあう。
なんて心地がいいハーモニーなのでしょう。

これって歌としてだけでなく、実生活でも大事なことかもしれないなと思いました。
周りの顔色をうかがって、それぞれが遠慮していてもいいものは生まれません。

『SUPER DUETS』と題されたコンサート。
数曲聴いただけですが、1＋1＝2ではなく可能性は無限に広がるということを感じました。

そして「歌っていいな」と改めて思いました。

大人が楽しめる、贅沢なひと時となりそうです！

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