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新橋演舞場八月公演『さくら橋』製作発表 2013年06月

(2013年06月16日記載)

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新橋演舞場八月公演『さくら橋』
製作発表が行われました


▲左より、市川月乃助、藤山直美、加賀まりこ

STORY

戦後から東京スカイツリー®のある現代まで
東京・浅草を舞台に繰り広げられる
笑いあり、涙ありの心温まるものがたり

戦後間もない東京・浅草。
大阪から上京して、日本橋の呉服問屋「三杉」で女中奉公していた河村花(藤山直美)は、若旦那の三杉喬 (市川月乃助)と恋に落ち、お腹に喬の子を宿していた。花は喬の言葉を信じ、二人で共に人生を歩むために店の金を持ち出すが、喬は昔の婚約者浅倉みゆき(仁支川峰子)と駆け落ちしてしまう。悲しみに暮れる花は、流れる水に身を任せられたらと、隅田川に架かる橋のたもとで川に見入っていた。

そこに、金貸しと質屋を営む「かね升」の女主人・丸井かね(加賀まりこ)と番頭の幸造 (河西健司)が通りかかる。かねは「身投げは子を無事に産み落してからでも遅くない」と、強引に花を自分の店に連れて行くのだった。

時は流れて…。
花はその持ち前の明るさで、かねの厳しさに負けず、大番頭の仙吉(石倉三郎)や店員の九郎(ベンガル)、幸造に見守られ、かねの片腕として、かね升金融を切り盛りするほどになった。花の子・桃子(安達祐実)は、かねを母と呼び、実の母である花のことはおばさん呼ばわり。何とも不思議な親子関係だが、もうすぐ高校生になる桃子の成長には、花もかねも目を細める毎日。

ところがある日、かね升に喬が現れ、花とやり直したいと言い出す。しかし、二人で幸せになるためには、ある土地の権利書が必要だという喬の言葉に花の心は揺れ動く。そんな中、桃子の高校合格祝いの席で、花とかねが衝突。かねに加担した桃子に、花は手をあげてしまう。もはや花の心の支えは喬だけ。花は土地の権利書を手に出て行くのだが…。


製作発表が行われました(2013年5月23日)



◆齋藤雅文 (補綴・演出)

劇団新派の演出もしておりますので新橋演舞場で育ったようなものです。その新橋演舞場で、藤山直美さんを迎えて、歌舞伎とも新劇とも小劇場とも違う、新橋演舞場らしい温かい人情喜劇を作れるのではないかと、とても楽しみにしております。『流水橋』は、森さんと山岡さんに当てて書かれた作品なので、そのあたりに留意して、直美さん、加賀さん、安達さん、月乃助さんに当てて直しております。86歳にまでなるというすごい長丁場のお話になりましたが(笑)、ぜひ楽しんでいただければと思っております。



◆藤山直美
ほぼ2年ぶりに新橋演舞場の舞台に立たせていただきます。加賀まりこさん、そして市川月乃助さんを始め、ほとんど初めての方と共演させていただきます。まだお稽古してませんので「すごく楽しいです」とか言うと大嘘つきになりますので・・・(笑)。7月からお稽古始まりますので、どうなっていくかは全然わかりませんけど、初日にお客さんに喜んで帰っていただけるお芝居に、みんなでお稽古して作っていきたいと思っている次第です。



◆加賀まりこ
藤山直美さんの舞台にという話を聞いた時に、後先考えずに「あんな天才と一緒に芝居ができるの」とびっくりしました。ちょっと落ち着いてから内容を聞いたら、たまたま私は山岡さんに可愛がっていただいたので『流水橋』は二度ほど拝見しました。天才の足を引っ張らないようにするには・・・と考え、山岡さんが見せてくださった役の作り方だったら何とかできるかなって。山岡さんに肩を押してもらったような気分です。もちろん新橋演舞場は初めてですし、花道のある舞台も、最初に劇団四季とかから出てきたもので、初めて尽くしです。藤山さんに毎日会うことも嬉しいし、花道はちょっと遠慮しますが(笑)、とにかく今年はどんな夏になるか、本当に充実した夏になるのか、暑いのに実はさむ~い夏になるのか(笑)、今からドキドキしています。



◆市川月乃助
直美お姉さんには、うちの猿翁一門が数年前にやはり斎藤先生の演出で『狸御殿』というお芝居を私は出ておりませんがさせていただいたり、お食事に誘っていただいたり、私の結婚のお祝いのお食事会も開いてくださったり、プライベートでは大変お世話になっている大恩人です。このたび、やっとご一緒できるので、これで公私ともにお世話になっていると言えて嬉しい限りです。また、この舞台に出演させていただけることを本当に喜んでいるのが、うちの師匠の猿翁です。その期待に応えられるよう、とにかく精一杯勤めていきたいと思います。





 

松原敏春 作 『流水橋』より

『さくら橋』

 

齋藤雅文 補綴・演出

日程:2013年8月2日(金)~27日(火)

会場:新橋演舞場

 

http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/schedule/2013/8/post_111.php#tab01

 

 

 

 
 

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