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宝塚歌劇100周年イベント&2014年公演ラインアップ 発表会見2 2013年07月

(2013年07月24日記載)

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宝塚歌劇100周年イベント&2014年公演ラインアップ 発表会見2

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▲写真左より、龍 真咲、壮 一帆、柚希 礼音、蘭寿 とむ、凰稀 かなめ

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記者発表会が行われました(2013年7月22日/宝塚ホテル)
理事長及び各組トップスターが出席(2014年の公演順に挨拶)

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2014年の上半期5組の宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演ラインアップ、そして100周年の記念行事の発表会が、2013年7月22日(月)に宝塚ホテルで行われました。100周年の歩みをまとめたVTRが紹介された後、5組の演目、ならびに記念行事を発表。その後、宝塚歌劇団理事長と、5組のトップスターが登場し、100周年に向けての意気込みを語りました。



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写真左より、龍 真咲、壮 一帆、柚希 礼音、小林 公一、蘭寿 とむ、凰稀 かなめ

◆理事長 小林 公一

宝塚歌劇団の小林でございます。来年、大劇場での5作品と100周年の記念事業を発表させていただきました。宝塚歌劇が100年間続けてこられたのも、マスコミの方々が常に温かく宝塚を見守り続けてくれたからだと思いますし、多くの方々が宝塚歌劇をサポートして下さったからだと、心より感謝申し上げます。そして我々自身も、小林一三先生が掲げられました“清く、正しく、美しく”の精神にのっとり、老若男女全てのお客様に楽しんでいただける舞台を作り続けてきたからだと思います。今回発表させていただきました5作品につきましても、この精神を大前提のもとに、例えば月組の公演では各組のトップスターが特別出演するなど、おのおのの作品に対して話題性を加味した作品として企画させて頂きました。また、来年1年間の宝塚のレビュー、ショーにつきましては、題名に“TAKARAZUKA”を入れまして、宝塚歌劇のレビュー、ショーを多くの皆様に観ていただいて、これが宝塚だということをもう一度実感して頂くために、このようなことをさせて頂いております。各組が100周年になって初めての作品となりますので、大いに盛り上げていきたいと思います。これから5人のメンバーがそれぞれの想いを熱く語ってくれるだろうと思っています。また、記念事業につきましては、式典は厳かに。OGが参加する夢の祭典、運動会など楽しくやらさせて頂きまして、多くの方々と祝っていきたいと思っております。エントランスを含めた外観の改修や宝塚歌劇の殿堂、100周年を機にすみれ寮の立て替えなど、色々に盛り沢山に行って参ります。宝塚に関わる全てのものたちが一丸となって、来年1年、100周年を素晴らしい年にするように頑張って行きたいと考えています。また、今後とも多くの皆様に楽しんで頂けるような舞台を作っていけるよう、宝塚歌劇の総合力を高めていきたいと思っておりますので、ここにお集りの方々にも100周年を大いに盛り上げて頂き、今後とも宝塚歌劇をご支援賜りますよう、宜しくお願いいたします。本日は本当にありがとうございます。


理事長 小林 公一
◆星組トップスター 柚希 礼音

星組 柚希 礼音でございます。私たち星組は、記念すべき100周年の幕開きであるお正月公演をさせて頂きます。諸先輩方が築いてこられた100年の歴史に恥じること無く、また新たな歴史のスタートとなる公演となるように、星組一丸となって取り組んで参ります。お話にもありましたように、小池先生作・演出のナポレオンを題材としたオリジナル作品『眠らない男 ―ナポレオン・愛と栄光の涯(はて)に― 』をさせて頂きます。音楽は光栄にも、『ロミオとジュリエット』を作曲されたジェラール・プレスギュルヴィックさんに書き下ろして頂けるということで、とても楽しみにしております。『ロミオとジュリエット』がフランスを発祥として全世界で公演されるミュージカルであるように、このオリジナルの新作が、宝塚を発祥として全世界で公演される作品となるよう、またそのオリジナルが宝塚の星組であったと言われることが、100周年の幕開きを担当させて頂く大きな意味だと思っております。過去、フランスを中心に全世界からアイディアを取り込んで100年の歴史を築いてきた宝塚が、自らが作った作品を世界に持って行くような、また新たな歴史を切り開く公演となるよう、頑張って参りますので、100周年の星組を宜しくお願いいたします。

星組 柚希 礼音
◆花組トップスター 蘭寿 とむ

花組 蘭寿 とむでございます。私は宝塚歌劇80周年の年に宝塚音楽学校に入学いたしました。その時は、宝塚歌劇に100年の日がやってくるということは想像もしておりませんでしたが、本日改めて宝塚歌劇が大きな節目の年を迎えつつあることを実感をしており、また来年は100周年という記念すべき年に、舞台に立たせて頂けることを本当に光栄に心から幸せに感じております。100周年の花組は2月にミュージカル『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』と、メガステージ『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』の2本立てでございます。フィッツジェラルドの小説が原作のミュージカルは、1930年代の黄金期のハリウッド映画界を舞台に、大物プロデューサーの生き様とロマンスを描き出した作品でございます。ショーは伝統的な洋式美と、斬新なスタイルの相互の曲を合わせた100周年に相応しいショー作品となっております。今の花組だからこそ生まれる、花組ならではの魅力を存分に味わって頂けるように出演者一同力を合わせて、心を込めてお届けして参りたいと思っております。100周年も、そして100周年以降も、宝塚歌劇を、そして花組を宜しくお願いいたします。

花組 蘭寿 とむ
◆月組トップスター 龍 真咲

月組 龍 真咲でございます。宝塚歌劇が100周年を迎えるという、この時期に、こうして舞台に立たせて頂けますことをとても誇りに、光栄に感じております。これも全て沢山の先輩たちがこの道を築いて下さったからこそ、そして沢山のファンの皆様が宝塚歌劇を愛して下さるからこそと肝に命じ、また新たな100年への道を新しく築いていけるよう、日々精進して参りたいと思います。月組公演は、まさに100年前に宝塚歌劇が初めて公演を行いました4月でございます。この記念すべき公演は、先程ご紹介にもありました通り、和物ショー、お芝居、洋物ショーの豪華三本立てでございます。洋物ショー『TAKARAZUKA 花詩集100!!』ではブロードウェイの著名な演出家・ジェフ・カルフーン氏をお迎えして、振り付けをして頂くということで、今からとてもワクワクしております。そして、この公演は歌劇団100期生の初舞台公演でもありますし、100人のラインダンスなども予定しておりますので、100周年に相応しい、華やかな舞台になる予定でございます。そちらの方も、ぜひ楽しみにして頂けたらと思います。宝塚歌劇が100年の中で培ったレビュー文化の集大成とも言えるこの作品。今からとても身の引き締まる想いでございます。月組生一同、みんなで力を合わせて、皆様にお楽しみいただけます舞台を目指し、精一杯励んで参りたいと思います。何卒、月組を宜しくお願いいたします。

月組 龍 真咲
◆宙組トップスター 凰稀 かなめ

宙組 凰稀 かなめでございます。100年の歴史に想いを馳せながら、100周年以降の宝塚歌劇の発展に向けて、1番新しく出来た組・宙組として、出演者一同元気にパワフルに、そして新しいことにチャレンジもしながら日々努力し、新しい時代を切り開いて行きたいと思っております。宙組では来年5月より『ベルサイユのばら―オスカル編―』を上演いたします。宝塚歌劇の100年を語るにあたって、絶対に外せない名作中の名作、原作ファンの方々からも、宝塚ファンの方々からも愛され、そして宝塚歌劇を支えてきたこの作品。この大作に挑戦できますことを大変嬉しく思っております。100周年に相応しい、宙組にしか出来ない最高の『ベルサイユのばら―オスカル編―』を皆様にご覧頂きたいと思っております。私にとりましては、この4月に雪組公演『ベルサイユのばら―フェルゼン編―』でオスカル役をさせて頂き、壮さんと柚希さんとご一緒させて頂きました。この経験を活かしながら、私らしいオスカルを演じて参りたいと思います。そして、100周年という節目の年を、そこで終わらせず、100周年から始まる宝塚歌劇の素晴らしい歴史に、大きな第一歩を踏み出せますよう、宙組一丸となって務めて参りたいと思いますので、今後とも宙組を宜しくお願いいたします。

宙組 凰稀 かなめ
◆雪組トップスター 壮 一帆

雪組 壮 一帆でございます。雪組は1924年の誕生以来、多くの諸先輩方が偉大な歴史を作られてきました。私たちは、その雪組の一員であることを誇りを持ち栄えある未来に向けて、組一丸となってさらに夢と感動を皆様にお届け致します。さて、100周年、6月に雪組伝統の日本物に挑戦いたします。作品は『一夢庵風流記 前田慶次』でございます。派手な着物を身にまとい、友と女性をこよなく愛し、風のようにさっそうと生きた傾奇者。誰もが惚れる男の中の男を、宝塚の男役として立派に演じきりたいと思います。豪華絢爛なショー『My Dream TAKARAZUKA』と合わせて、皆様にお楽しみ頂けますよう、精一杯頑張ります。100周年を迎える今、宝塚歌劇がさらに羽ばたけるよう、お客様と共に組の皆と心を1つにして、さらに前に進んで参りたいと思います。こらからも宝塚歌劇を、そして雪組に、どうぞご期待ください。

雪組 壮 一帆

質疑応答


ーーー100周年になると伝統芸になるという噂がありますが、文化庁に働きかけをしている等、動きがあれば教えて下さい。

理事長 小林公一:宝塚歌劇は100年続いた伝統芸かもしれませんが、色々なことに挑戦して行く劇団でもありますし、またいち民間の劇団でございますので、文化庁へそのような申請や届け出などはしておりません。


ーーートップスターの皆さんへお伺いいたします。100周年の組のキャッチフレーズを教えて下さい。(挙手した順番で答えました)


花組 蘭寿 とむ:進化する花組!

雪組 壮 一帆:雪組は、さらに前に進んで参ります!

星組 柚希 礼音:星組は・・・そうですね、どうしましょうか(笑)パワフルに頑張ります。

宙組 凰稀 かなめ:宙組は、1番愛される組になりたいと思います。

月組 龍 真咲:月組は、若さ溢れるキラキラした組にしたいと思います。

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▲真っ先に挙手した蘭寿さん!

▲なんて答えようかと考え始めるお三方(笑)。

▲写真左より、龍 真咲、壮 一帆、柚希 礼音、蘭寿 とむ、凰稀 かなめ
短い時間ではありましたが、全組のトップスターが勢揃いし
それぞれの宝塚への思い、組への思いを感じられる会見となりました。

番外編はコチラ


 

宝塚歌劇団 100周年特設HP

http://kageki.hankyu.co.jp/100th/

 

 

 
 

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