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『真田十勇士』囲み取材が行なわれました 2014年01月

(2014年01月07日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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『真田十勇士』囲み取材が行なわれました



(左上から)鈴木伸之、村井良大、石垣佑磨、高橋光臣、音尾琢真、加藤和樹、駿河太郎、青木健
(左下から)中村蒼、福士誠治、比嘉愛未、松坂桃李、中村勘九郎、真矢みき、加藤雅也、堤幸彦
『真田十勇士』囲み取材、公開舞台稽古その2はコチラ

公演について(公演資料より)


江戸の昔から語り継がれ、戦国時代最後のヒーローとも言われる「真田十勇士」。
徳川と豊臣が最後の対決(「大坂冬の陣・夏の陣」)に突き進む乱世を舞台に、
時には忍耐や妖術などを用いながら、八面六臂、勇猛果敢な大活躍を魅せます。

平成版『真田十勇士』では、時代の波に翻弄される幸村と十勇士の運命を、
そして淀殿を中心とする豊臣方の末路を、さらに徳川方に属する忍び集団の宿命を、
忠義や友情、恋愛などを織り交ぜながら、熱き人間ドラマとして活写します。

猿飛佐助、霧隠才蔵をはじめ、忍者として武士として、一心不乱な十人の勇者たち、
「真田十勇士」が真の英雄へと成長していくスペクタクル戦国絵巻です。
マキノノゾミ脚本、堤幸彦演出により、スリリングに、壮大に、魅力的に描き出します。

ストーリー(内容にかなり触れていますのでご注意下さい)


「嘘も突き通せば真実となる」ー。嘘から始まった「真田十勇士」の物語は、
いつしか真実へと変貌を遂げ、激しい戦いの中で、彼らは「真の英雄」へと成長していく。

関が原の戦いから10年以上の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。
最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼【福士誠治】と付き従う武将たちであった。
秀頼の母・淀殿【真矢みき】は、「豊臣の世をふたたび」という妄想に駆られ、
徳川との対立を深めていた。
大坂を戦場とした戦が始まるのは、もはや時間の問題となっていた。

紀州(現在の和歌山県)九度山、抜け忍びの猿飛佐助【中村勘九郎】は、
真田幸村【加藤雅也】と出会う。幸村は天下に知られる名将だが、
関が原で西軍に与したため、九度山で隠遁生活を送っていた。
ところが、実際の幸村は、芯には光るものがあるものの、
無口で平凡な武将にしか見えない。幸村大活躍のエピソードは、
「噂話に尾ひれが付いたものか、偶然が重なったに過ぎない」と言う。
己の虚像と実像のギャップに悩み、名誉を保ったまま、命を落すことまで考える幸村。
その話を聞いた佐助は俄然、目を輝かせた。
「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」

押しかけ家臣となった佐助は、幸村を本物の「天下の名将」にすべく、
いわば<真田幸村をプロデュースする>ために策を考える。
まずは、頼りになる仲間を探し、かつての忍び仲間・霧隠才蔵【松坂桃李】と再会する。
容姿端麗で頭の切れる才蔵だが、山賊に身をやつしていたところを佐助に誘われ、
「本物の英雄づくり」という世の中を相手にした大博打を仕掛けようとする考えに共鳴し、
幸村の家臣になることを承知する。才蔵の屈強な2人の手下、
三好清海【駿河太郎】と三好伊三【鈴木伸之】も行動をともにする。

やがて、関が原などで戦経験豊富な強者・由利鎌之助【加藤和樹】、
仕官先を探して諸国を旅する武芸者・筧十蔵【高橋光臣】など、
新たな仲間が加わっていく。そんな中、佐助と才蔵は新たな企てを思いつく。
幸村の存在をより神秘的なものにして世間に売り込むため、一騎当千の勇者たちを揃えて、
世の中を震え上がらせようと…。仲間は十人、思った通り、
「真田十勇士」の存在は一気に噂として広まった。
「世間というものは常にわかりやすい英雄を欲しているから、そこを利用するんだ!」

一方、徳川方の忍び集団の首領・久々津壮介【音尾琢真】は、娘の火垂【比嘉愛未】とともに、
忍びの里を抜けた佐助と才蔵を付け狙っていた。壮介は影の存在である忍びの宿命を背負いながら、
真田の勇者たちを追い込んでゆく。火垂も同じ使命を帯びているのだが、
昔恋心を寄せていた才蔵に対しては複雑な感情を抱いており、
闘いの場面では常に心の葛藤が見隠れしていた。
久々津集団には、豪腕無敵の戦士・仙九郎【石垣佑磨】という存在も控えており、
佐助たちの行く手をさえぎり、時として格闘、乱戦となり、毎回激しい戦いを繰り広げていた。

幸村は本当に大坂に味方するのか? 諸説が飛び交う中、最後まで決断を渋っていた。
そんな中、昔の佐助とよく似たお調子者の根津甚八【福士誠治】をはじめ、
幸村の忠実な家臣・海野六郎【村井良大】、そして、幸村の長男で幸村を信じて疑わない
実直な息子の大助【中村 蒼】、大助に付き従う家来・望月六郎【青木 健】らが加わり、
ようやく10人が揃い、名実ともに「真田十勇士」が誕生したのだった。

豊臣と徳川が一触即発となる中、九度山に意外な人物、淀殿が訪ねてきた。
幸村は若かりし頃、淀殿を慕っており、今なお純粋な思いを抱いていた。
佐助たちが考えた「虚像を真実として貫き通す」という企てに本腰を入れて乗ろうと決めた瞬間だった。
十勇士たちも賛成し、幸村の意を汲んで大坂方に味方することが決まった。
「真田十勇士」たちは、いよいよ大坂城に入場し、慶長19年(1614年)、
遂に「大坂冬の陣」の幕が切って落されようとしていた…。

佐助の本当の狙いは何なのか? 才蔵は仲間を信じているのか? 火垂の恋は叶わぬまま終わるのか?
幸村は本物の名将になれるのか? 淀殿の思惑の裏にあるものは…?
それぞれがそれぞれの思いを抱えたまま、最終決戦の場に突入し、
豊臣と徳川に翻弄された十勇士の運命は思わぬ方向へと突き進んでいく。
たとえ、佐助や才蔵たちが望もうと望まなかろうと…。

囲み取材が行なわれました(2014年1月6日)


---明日、初日を迎えますが手応えと見どころを。

◆堤幸彦 
緊張しております。細部にわたりチェックしてきましたけれども、この舞台にあがって、
みなさんに演じていただいて、私が一番最初の客なので、
ビックリするくらい感動しておりまして、これは面白いぞと。
年の初めに楽しんでいただける舞台になると確信しております。

◆中村勘九郎
楽しいです。本当に、素敵な方たちばかりなので、この方達と一緒に芝居が出来るので日々幸せです。
スタッフも最高ですし。二カ月気合いで乗り切るという感じです。

◆松坂桃李
極上のエンターテインメントなんじゃないかなと思います。
見終わった後に「すごいものを観たね」といってもらえるような、
そのような舞台が出来たのではないかと思っております。お客様にご覧頂くのが待ち遠しいです。

◆比嘉愛未
私自身、初舞台でこの作品、このスタッフ、キャストのみなさんとご一緒できるなんて、
一生分の運を使ってしまったのではないかと思うくらいなのですが、
最後まで怪我無く、乗り越えられたらと思っております。

---映画化もされていますが、今までの作品とはココが違うんだぞというところは?

◆堤幸彦
ご覧になっていただければわかりますけれども、真田幸村像が今まで描かれたことの無い、
アッと驚く幸村像になっていまして、それにまつわる十勇士の面々の戦いが、
見終わって、なるほど、そういうことだったのかと膝を打つ奇想天外なストーリーになっています。
具体的にはあかせません。ネタバレになりますので、ぜひご覧になっていただけたらと思います。

---勘九郎さんと松坂さんの印象は?

◆堤幸彦
勘九郎さんは、とても礼儀正しい方でございまして、こちらが何かを言うと、一瞬で全てを飲み込んでしまって、
それを自分なりのアレンジで表現出来る、舞台の上での天才だと思っています。
桃李くんは、ご覧の通りめちゃくちゃイケメンなので、非常に悔しいです!以上です!(笑)ウソウソ。
本当に素晴らしいコンビネーションです。そしてこの取り巻く面々を見てください!
このアダムスファミリーかと思うような(笑)。
素晴らしい個性がバラバラなので、本当に素晴らしい舞台になると確信しております。

---勘九郎さんと松坂さん、互いの印象は?

◆中村勘九郎
初めて会ったのがスチール撮影の時だったんですけれども、そこで二言三言会話しただけで、打ち解けられたというか。
物事を考えて、しゃべる方だなと思っていて。その後、本読みの稽古初日に会った時には、
もう二、三年友だちだったんじゃないかというような感じでいられるので、とても居心地がいいです。

◆松坂桃李
物腰の柔らかい方で。かと思いきや、舞台に立つと目つきが変わるので、その緊張感たるや、
こちらもピリッとさせてくれるというか、刺激的な方です。

---女性お二人に質問です。男性が多い舞台で、イケメン揃いなのですが、共演されてみていかがですか。

◆真矢みき
稽古場を歩くと才能とイケメンに当たるという、ありがたい現場でして。
気持ち良く新しい年を迎えましたので、楽しみたいと思います。

◆比嘉愛未
私も真矢さんと同意見なんですけど。

◆真矢みき
イケメン焼けしてるんだよね。

◆比嘉愛未
そうなんです!もう胸がいっぱいです。

◆真矢みき
お二人(中村勘九郎と松坂桃李)が初めて会ったとは思えないくらい息が合っていて、
掛け算になるお二人だなと思って観ています。

◆比嘉愛未
私自身は、勘九郎さんと松坂さんのお二人とのやり取りが多いので、
本当に全て助けて頂いているような気持ちなのですが、足を引っ張らないように、
私も精一杯ついていく覚悟でやっていきたと思います。

---キャスト全員から一言ずつ。

◆加藤雅也
長丁場ですが、このメンバーで1人も欠けること無く完走し、まず2014年に感動を送りたいと思います。

◆真矢みき
映像も意識している舞台という形は、新しい切り口だと思います。

◆中村勘九郎
ちっちゃい子からお年寄りまで楽しめる舞台になっていると思います。
本当に心から楽しんで帰っていただけたら嬉しいと思います。

◆松坂桃李
来てくださるお客様を楽しませることはもちろん、贅沢な時間を1日1日を噛み締めながら演じ、
みんなで駆け抜けて行こうかなと思っております。

◆比嘉愛未
観ているみなさんにも笑顔になっていただきたいのと、私たち自身が楽しんでいけたらと思います。

◆福士誠治
今回は二役をやらせて頂くので、衣装を間違えずに57回公演最後まできっちりと着替えて行こうかと思います。

◆中村蒼
がんばります。派手で楽しいですし、青山劇場で演じられるというのが嬉しくて、
それを噛み締めながら毎日しっかりやっていきたいと思います。

◆鈴木伸之
年明け早々なので、元気一杯に一生懸命やらせてもらいます。

◆村井良大
1公演1公演、怪我の無いようがんばります。

◆石垣佑磨
僕は、十勇士じゃないんですけれども、稽古中から十勇士ががうらやましかったので、
最強の敵として迎えるように頑張りたいと思います。

◆高橋光臣
2014年一発目の…

◆みんな
結婚おめでとう!

◆高橋光臣
結婚しました!(笑)怪我しないように頑張ります。みなさん宜しくお願いします。

◆音尾琢真
敵の親分ということです。メイクに負けない迫力を出していきたいと思います。
そして同じ劇団の大泉洋に観て褒めてもらえるように頑張ります。

◆加藤和樹
今壇上にいる人数だけでも多いのですが、これの倍、これの倍々以上のキャスト、スタッフがおります。
1人1人が怪我無く最後まで、みんなに笑ってもらえるような舞台を届けたいと思っております。宜しくお願いします。

◆駿河太郎
十勇士の中では、一番年上なのですが。実年齢もそうなんですけれども。
イケメン担当かどうか、観てのお楽しみ!ということで。頑張りたいと思います。 

◆青木健
諸先輩方にご迷惑のかからないように、立ち回りを中心に気合いを入れて頑張りたいと思います。

---お客様に一言お願いします。

◆堤幸彦
この青山劇場という大舞台で、このような芝居が打てることをとても幸福に感じております。
最後まで、飽きずに観たことのないエンターテインメントを目指して、スタッフ、キャスト一丸となって
突っ走っていきたいと思っております。
明日初日です。今日、完璧に完成しているかというと、ギリギリなところもありますが、
その緊張感が極上の楽しみになっていければと思っております。
最後まで、頑張りますので、応援を宜しくお願いいたします。




 

日本テレビ開局60年特別舞台

『真田十勇士』

 

【スタッフ】

脚本:マキノノゾミ

演出:堤 幸彦

 

【キャスト】

猿飛佐助=中村勘九郎

霧隠才蔵=松坂桃李

火垂=比嘉愛未

根津甚八/豊臣秀頼=福士誠治

真田大助=中村 蒼

筧十蔵=高橋光臣

海野六郎=村井良大

三好伊三=鈴木伸之

望月六郎=青木 健

三好清海=駿河太郎

仙九郎=石垣佑磨

由利鎌之助=加藤和樹

久々津壮介=音尾琢真

真田幸村=加藤雅也

淀殿=真矢みき

 

語り=坂東三津五郎

徳川家康(映像)=平幹二朗

 

【東京公演】

2014年1月7日~2月2日

青山劇場

 

【大阪公演】

2014年2月7日〜19日

梅田芸術劇場メインホール

 

http://www.ntv.co.jp/sanada60/

 

 

 
 

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