宝塚歌劇雪組公演 壮 一帆、愛加 あゆ 初日会見 2014年01月
(2014年01月03日記載)
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宝塚歌劇雪組公演
ミュージカル『Shall we ダンス?』
~周防正行 原作・脚本・監督「Shall we ダンス?」(アルタミラピクチャーズ)より~
ショー・ビッグモニュメント『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
壮 一帆、愛加 あゆ 初日会見
公演について(公演資料より)
東京宝塚劇場で、雪組公演が始まりました。
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ミュージカル『Shall we ダンス?』
~周防正行 原作・脚本・監督「Shall we ダンス?」(アルタミラピクチャーズ)より~
脚本・演出/小柳 奈穂子
周防正行原案・脚本・監督による映画『Shall we ダンス?』は、役所広司・草刈民代主演により社交ダンス教室を舞台に繰り広げられた、ハートフルコメディの最高傑作。1996年度日本アカデミー賞で13部門を独占、日本中で社会現象を巻き起こし、全米でも多数の映画賞を受賞し大ヒットを放ちました。2004年に公開されたリメイク版のハリウッド映画も、全米トップ10内に長くランクインしています。
この大ヒット映画の初のミュージカル化に宝塚歌劇が挑戦します。愛する妻もおり、何もかも満たされているはずなのに心のどこかに空しさを感じている主人公は、ダンス教室の窓辺にたたずむ美しい女性の姿に惹かれ、社交ダンスの世界に飛び込んでいく……。「シャル・ウィ・ダンス」を始めとする数々の名曲にのせて、個性豊かなキャストでお届けするロマンティックなドラマをお楽しみください。
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ショー・ビッグモニュメント
『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
作・演出/藤井 大介
宝塚歌劇99周年目のラストを飾る宝塚大劇場公演であり、100周年のスタートを彩る東京公演でもある本作品は、記念すべき年を祝い、客席の皆様とも一体となり、明るく華やかに盛り上がるパワフルなショーです。フレンチカンカンやリオのカーニバルなどの世界的に有名な祭りをイメージしたシーンを散りばめながら、宝塚歌劇ならではの魅力を最大限に伝えます。
初日会見が行われました(2014年1月2日)
◆壮 一帆
皆様新年明けましておめでとうございます。本年も宝塚歌劇そして雪組をどうぞよろしくお願い致します。
◆愛加 あゆ
明けましておめでとうございます。今年も頑張りますのでよろしくお願い致します。
―――宝塚歌劇100周年の東京での幕開き公演となりますね。抱負を。
◆壮 一帆
元日に宝塚大劇場で口上をさせていただきまして、100周年の幕が開いたんだなと感じました。そして今日、東京での通し舞台稽古でショーをやっている間「このショーで私たち雪組がお客様と共に“おめでとう”と言い合えることが何て幸せなことなんだろうと改めて幸せを噛み締めました。毎日毎公演お客様とこの気持ちを共有して、華々しく東京での100周年の幕開きを飾りたいと思います。
◆愛加 あゆ
私も昨日、宝塚大劇場で口上をさせていただいて、元日に舞台に立てていることを幸せに思いました。壮さんもおっしゃったようにショーはお客様と一体化するようなものになっていますので、この気持ちを大切にしながら公演を務めていきたいと思います。
―――宝塚版『Shall we ダンス?』の見どころを。
◆壮 一帆
『Shall we ダンス?』はもともとは日本で上映された映画ということで、その形にのっとってみんなで創りあげていったのですが、宝塚大劇場の公演を経てかなり宝塚版というものが確立されたかなと思っております。もともと持っている『Shall we ダンス?』の芯となるべきものは揺るぐことがないように、そして更に東京公演で宝塚のオリジナリティーというものに磨きをかけていけたらなと思います。映画に負けない個性豊かな面子の中で、いかに私が演じるヘイリーが平凡な人生を歩むか、というところがひとつの見どころでもあると思うので、そのあたりもじっくりご覧いただきたいと思います。
◆愛加 あゆ
大劇場公演が終わってお稽古場に戻った時に、それぞれみんながパワーアップしているのを私自身とても感じたので、私もみんなに負けないようにパワーを出して頑張りたいと思います。この作品のテーマに日常は毎日平凡だけれども、幸せを見つけていくということが入っているので、観ている方に同じように思って頂けるように、頑張りたいと思います。
―――周防監督がご覧になったそうですが。
◆壮 一帆
このお芝居のラストシーンが宝塚ならではとおっしゃって下さったのが印象に残っています。
(以下少しネタバレします)
「男である僕は最後のパーティーの場面で奥さんを呼ぶことは出来なかった。そのあたりは女性の演出家、また宝塚で上演するオリジナリティーがそこに色濃くでているのではないか」と、周防正行監督はおっしゃっていました。最後に奥さんと踊るというのは宝塚のひとつの見どころではないかと思います。
―――平凡なサラリーマン役を宝塚で演じるというのはご苦労もあったのでは。
◆壮 一帆
相当苦労しましたね。大きな劇場で平凡な人を演じるというのがいかに難しいかということを感じました。こんな派手な顔で、付け睫毛メイクのサラリーマンがどこにいるのかと言い出したら切りがないのですが(笑)、それを違和感なく演じることが私がやるべきことだと思っていますし、そこに重点を置いてやってまいりました。お客様がこの作品を楽しんでいただけたなら、役者としてこんなに嬉しいことはありません。サラリーマンのみなさんの意見も聞いてみたいなと思いますが、客席から男性の笑い声が聞えてきまして、男性の方も楽しんでくださっているんだなというのは演じながら感じました。
―――100周年ということもふまえ、2014年の抱負を。
◆壮 一帆
100周年の幕開きはすごく意味があることですし、この瞬間に舞台に立つことが出来るというのは、私にとっても雪組にとりましても光栄なことだと改めて感じます。この気持ちをお客様みんなと共有して、元気に乗り切っていきたいと思います。2014年は新しい次への100周年、200周年への第一歩だと思っておりますので、伝統を引き継ぎながら次のステップに向けてあらたな一歩を踏み出していく、そんな一年に出来たらいいなと思います。
◆愛加 あゆ
私も100周年に舞台に立たせていただいていることに感謝します。この機会に初めて宝塚をご覧になる方もいらっしゃると思いますので、より宝塚の素晴らしさをお伝えできるよう精一杯努力して務めていきたいなと思います。
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