情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

ミュージカル『フル・モンティ』上演中 2014年02月

(2014年02月04日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。

 
この記事おススメ!って思った方は   をクリック!(2 人がクリック)
Loading...

ミュージカル『フル・モンティ』
東京国際フォーラムホールCで上演中

896_001
▲写真左より鈴木綜馬、中村倫也、勝矢、山田孝之、ムロツヨシ、ブラザートム 

※製作発表の模様はこちら

公演について(公演資料より)

山田孝之 初舞台&初ミュージカル!『フル・モンティ』 
2014年1月、福田雄一とのタッグですっぽんぽんに!?

英国アカデミー賞の作品賞、主演男優賞、助演男優賞、観客賞と4冠に輝いた大ヒット映画『フル・モンティ』(1997年)がブロードウェイでミュージカル化。トニー賞9部門にノミネートされた大傑作ミュージカルを、テレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、ミュージカル「モンティ・パイソンのスパマロット」の福田雄一が演出を手がけ、山田孝之と再びタッグを組む!

884_01


STORY

かつては鉄鋼業で栄えたNYの田舎町バッファロー。鉄工所で働いていたジェリーも、今は失業中で職安通いの日々を送っている。一人息子が唯一、心の慰めだったが、その養育費も払えず、離婚した元妻に親権も奪われそうになっていた。職安には、ジェリー以外にも鉄工所の元仕事仲間たちが毎日、職を探しにやってくる。

そんな男たちをよそに、街の女たちは巡業でやって来た男性ストリップショーに過熱していた。その中には、ジェリーの親友で同じく失業中のデイブの妻の姿もある。女たちの過熱ぶりと、自分たちをバカにした男性ストリッパーへの反発心から、ジェリーは一獲千金を狙って自らが、一夜限りのストリップショーのステージに立つ決意をする。しかもそれは、「フル・モンティ(=すっぽんぽん)」のショーだという。

ショーに出る仲間集めのオーディションに来たのは、やはりそれぞれに事情を抱え、このショーに賭けようとする男たち。しかし、ショーの本番が刻々と近づく中、不慣れなダンスの練習に加えそれぞれの個人的な問題のために、6人の気持ちに乱れが生まれていく。果たして、男6人の〝フル・モンティ″は、成功を収めるのか…!?


舞台写真(提供写真)

ひとことで言うと仕事を失った男性たちがストリッパーとなり
一獲千金を狙うというストーリーですが、
その中に夫婦愛、親子愛、友情が描かれています。

はじめはウジウジ悩んで頼りない男性たちが頑張っている姿を目の当たりにし、
女性たちも刺激を受けます。

バカバカしいことに本気で取り組む姿の滑稽さ。
笑いの中に哀愁があるんです。

ストリップショーに向かっていく姿を描いた物語は、
ハートウォーミングな物語でもありました。
服を脱いで心も裸になっていく・・・
「そんなやり方で大丈夫なの?!」
と思いつつも、そんな彼らを思わず応援している自分がいました。


896_002
▲工場が閉鎖となり仕事がなくなって悩む男性たち。
896_003
▲別れた妻に養育費を払わないと子どもの親権も奪われそうです。
896_004
▲一夜限りのストリップショーのステージを計画します。
896_005
▲素人がステージに立つまでには紆余曲折ありましたが・・・舞台上の姿は輝いていました。

歌やダンスも盛りだくさんのこのミュージカルに挑んだ
山田孝之はなんとこの公演で初舞台!
甘い歌声で今後もミュージカル出演への呼び声が高まりそう。

中村倫也は、『ヴェニスの商人』で見せた可愛らしさとはまた違った
かわいらしさを出し存在感を見せています。

ムロツヨシは、我が道を進み、この方がいることにより、
キャラクターの層の幅を出しています。

身体だけでなく心も大きく温かい男性を演じたのは勝矢。
この方なしでは今回の『フル・モンティ』は語れません!
とてもいいんです。

『エリザベート』でフランツ・ヨーゼフをも演じたことがある
鈴木綜馬がここまでやるの?!そんな驚きは隠せませんが、
あのマッチョな身体はあっぱれで、清々しささえ感じました。拍手!

音楽活動のみならず幅広い活躍をしてきたブラザートムが
この役を演じるというのも大きな決断だったのではないかと
推測しますが、これまたいい味を出しています。

女性陣も負けてはいません。

大和田美帆は、ストリッパーにはまったハイテンションな女性。
しかし家庭に帰ると「これぞ妻の鏡」ともいうべき女性を丁寧に演じています。
色んな作品に出演し、演技の幅も広がっています。

佐藤仁美は山田孝之演じるジェリーの元妻役。
「そうそう」と女性が共感するような心情が見え隠れし、
最も現実的なタイプを演じています。

浦島りんこのジャネットは何でも豪快に
笑い飛ばしてくれるような女性。

保坂知寿が演じるヴィッキーは、鈴木綜馬演じるハロルドの妻役です。
製作発表で鈴木綜馬は「昔、同じ職場にいた保坂(知寿)さんと
夫婦役だなんて、本当に神様はこんな素敵なことをしてくれるんだな」と
語っていましたが、デュエットダンスもあって、本当にいいコンビ。

他にも個性豊かな面々が集っています。
是非このハイテンションミュージカルを目撃しに、劇場へ!

 

ミュージカル『フル・モンティ』

 

脚本:テレンス・マクナリー

作曲・作詞:デヴィッド・ヤズベック

演出・翻訳・訳詞:福田雄一

出演:山田孝之/大和田美帆 中村倫也 ムロツヨシ 勝矢/

佐藤仁美 浦嶋りんこ 保坂知寿 鈴木綜馬 ブラザートム 他

 

2014年1月31日(金) ~ 2月16日(日)

東京国際フォーラム ホールC

未就学児童入場不可

 

お問い合わせ

キョードー東京 0570-550-799

http://fullmonty2014.jp/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]