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LION presents『War Horse(ウォー・ホース)~戦火の馬』
東急シアターオーブで開幕
▲ジョーイとトップソーン
『War Horse(ウォー・ホース)~戦火の馬』公演について(資料より)
原作は100作を超える名作を世に送り出し、英国王室から叙勲もされているマイケル・モーパーゴが1982年に発表した児童小説。
舞台化作品はニック・スタフォードの脚色により、2007年10月にロンドンのナショナル・シアターで初演された。ウェスト・エンド版とブロードウェイ版はマリアン・エリオット、トム・モリスにより演出されている。 その後2011年にはアメリカに渡り、ニューヨーク リンカーンセンターでの上演も開始。同年の第65回トニー賞において、最優秀作品賞、演出賞など5部門を受賞した。 心を掻き立てる音楽に溢れた、感動的で想像力豊かな舞台。その中心的役割を果たすのが南アフリカを拠点に活動するハンドスプリング・パペット・カンパニーによって考案された等身大のパペット。息をし、舞台狭しと駆け回る姿は、作品によりスリリングな生命を与える。 現在はロンドンのナショナル・シアター公演、イギリス&アイルランドツアー、ベルリン公演、北米ツアーが同時に行われており、いずれの場所でも高い人気を博している。
作品を生み出したロンドン公演は7年目に入り、2014年1月には通算公演数は2,000回を突破。未だチケット入手が困難な人気作品となっている。 またアメリカ リンカーンセンターでの公演は2011年3月から2013年1月6日(33回のプレビュー公演と718回公演)まで続き、その後北米ツアーを開始。現在も北米の大都市の劇場で公演を行っている。
またロンドンで公演を見た映画監督スティーブン・スピルバーグが「この感動を世界に届けたい」と映画化。2011年にアメリカで公開したのち、翌2012年に「戦火の馬」というタイトルで日本でも公開。各国の映画祭でさまざまな賞にノミネートされた。
映画や本を通し世界中を感動の渦に巻き込んでいる「ウォー・ホース」。その決定版ともいえる舞台『ウォー・ホース ~戦火の馬~』が今年、3回目の夏を迎える東急シアターオーブにて待望の来日公演が上演される。
STORY
第一次大戦前夜のイギリスの農村――
貧しい農家に育てられた一頭の美しい馬は、ジョーイと名付けられ、
この家の少年アルバートとかけがえのない絆で結ばれる。
だが、開戦によってジョーイはアルバートから引き離され、
英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまう。
戦争の現実と隣り合わせの過酷な日々の始まりは、ジョーイの驚くべき旅の始まりであり、
彼がやがてめぐりあう戦時下の人間たちの、切なくも美しいドラマの始まりだった・・・。
悲劇に打ちのめされながらも希望を信じて生きようとする人間たちの姿を描き出す、
壮大なる感動作『ウォー・ホース~戦火の馬~』。
戦火を生き抜くジョーイという一頭の美しい馬との出会いと別れを通して、
彼らひとりひとりのドラマが鮮やかに浮かび上がる。
プレスコールが行われました(2014年7月30日)
【上演時間】(予定)
1幕 1時間10分
休憩 20分
2幕 1時間5分
合計 2時間35分
この日公開されたのは3つの場面。(物語の進行と紹介する順番は異なります)
◆ジョーイがドイツ軍を抜け出す戦車のシーン
◆ジョーイとトップソーンが会うシーン
◆アルバートがジョーイに乗って野を走るシーン
このように、まるで魂が宿っているかのようなパペットの馬の姿が公開され、
舞台への期待が高まりました。
パペットディレクターのマシュー・エイチソンさんは、
報道陣のインタビューに答えました。
---日本の印象は?
日本に来られて嬉しく思っています。
何度か行われたプレスイベントでも日本の皆様の反応がとても温かく、本当に本当に嬉しいです。
---馬のパペットの動きは日本の文楽からも影響されていると聞きますが。
南アフリカにあるパペットカンパニーでは、従来からかなり文楽の影響を受けています。
この馬に関しては、いかに少ない人数でこのパペットをオペレート出来るかを研究し、
1人、2人、4人と試した中で、結果3人になりました。
文楽の人形も3人で操っているので、その後特に文楽の研究を重ね、
人形使い同士がどのような役割をするかを勉強させていただきました。
---ハイテクな方法がいろいろとある中で、アナログでやる意味をどのようにお感じですか?
パペットを愛しています。パペットの魅力を一番感じているのは、目の前で全てのことが起こると
いうことだと思います。それを直にご覧いただけるということは素晴らしいと思います。
特にそれを感じたのはショーが終わった後、「パペットが泣いていて感動した」と
いう声を聞いた時です。もちろんパペットは泣いていません。ショーをご覧になって
お客様が想像してくださっています。パペットたちをいかに生きているかのようにしていくかという仕事を、
お客様も一緒にやってくださっている。そういうグループワークでこの作品は成立っています。
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