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ミュージカル・コメディ『ファースト・デート』
開幕しました
大人気ドラマ「ゴシップガール」でもお馴染みのオースティン・ウィンズバーグ脚本、
アラン・ザッカリー& マイケル・ウェイナー音楽・作詞、山田和也演出、
中川晃教、新妻聖子、藤岡正明、昆夏美、古川雄大、未来優希、今井清隆出演の
ラブコメミュージカルが登場。
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ミュージカル・コメディ『ファースト・デート』イベントが行われました
先日、「エンタメターミナル」でもイベントの模様をお伝えしましたが、
いよいよシアタークリエでミュージカル・コメディ『ファースト・デート』が
開幕しました!
まずオープニングはイベントでも歌われた
♪『運命の人(The One)』
歌唱力抜群の5名の歌声が響きます。
ニューヨークのレストランを舞台に“ひと組の男女”のやり取りを中心に
展開してゆくコメディ作品です。
キメキメのスーツで登場したアーロン(中川晃教)は、
ネクタイを外した方がいいとウェイターにアドバイスされ、
「この服装じゃない方がよかったんじゃないか」
「いったいどんな女の子が来るんだろう」と、動揺が隠せません。
そんなソワソワした状態の中、イケイケの女性ケイシー(新妻聖子)が現れます。
この瞬間が初対面の2人。お互いの様子を探ろうと話し始めますが・・・
食べたいと思ったものを注文出来なかったり、「この話題を言っても大丈夫だろうか」と思ったり。
ここからは“ファースト・デート”ならではの“あるあるエピソード”が満載です(笑)。
過去に結婚式当日に逃げられた経験のあるアーロンは、
元カノのアリソン(昆夏美)の姿が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返し、
思うように話せません。
アーロンの友人、ゲイブ(藤岡正明)は、一歩踏み出すべきだと喝を入れます。
一方、ケイシーも“完璧な姉”であるローレン(未来優希)の存在や
友人のファーストデートを心配するあまりしょっちゅう電話をかけてくる
オネエのレジー(古川雄大)の存在が脳裏にチラつき、気になって仕方ありません。
この舞台の面白いところは、主人公2人が、その場にいないはずの、
親友、親、兄妹、元恋人たちの心の声に翻弄されながら、
ファーストデートならではのぎこちない会話を繰り広げるところです。
アーロンとケイシー以外の登場人物も舞台に出ずっぱりで、
その時々の登場人物になって歌い踊り、主人公2人の心情や状況を表現し、
コミカルな要素も盛りだくさんです。
始めはそれぞれの脳裏によぎる“声”に翻弄されている2人ですが、
ある話題をきっかけに少しずつお互いの距離が縮まってゆきますが
本人たちはそのことに気がつきません。
そんなところも、“恋愛あるある”なのではないでしょうか。
考えすぎて失敗しちゃうような銀行員の男性と、
経験豊富で話題にはことかかない女性。
はたから見ると真逆なこの2人が、内面に抱えた琴線に触れた時に
どうなるのか・・・そんなお話です。
主人公2人が歌う♪『第一印象(First Impressions)』を始め、パワフル系の歌も多く、
中川晃教、新妻聖子、藤岡正明、昆夏美、古川雄大、未来優希、今井清隆という
歌唱力のあるメンバー7名が揃っているので迫力満点です。
話の展開だけを考えるとドタバタコメディになりそうですが、
そこは芝居にも定評があるこのメンバーならではのアプローチで
それぞれのキャラクターを際立たせ、かなり“濃い”キャラクターがたくさん登場します(笑)。
「この人がこんなことを~?!」という姿が見られるのも、この作品ならでは。
上演時間はノンストップで1時間40分ぐらいなので、
2時間の海外物のテレビドラマを見ているような感覚にも近いかも。
そこに演劇ならではの演出が加わり、展開してゆきます。
観終わった後に、思わず“恋愛あるある”を話したくなるような作品です。
ミュージカル・コメディ
『ファースト・デート』
東京公演
日程:2014年11月22日~12月4日
会場:シアタークリエ
大阪公演
2014年12月6日 サンケイホールブリーゼ
http://www.tohostage.com/first_date/
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