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パルコ劇場にて佐々木蔵之介主演舞台『MACBETH』上演 制作発表 2015年02月

(2015年02月21日記載)

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パルコ劇場にて佐々木蔵之介主演舞台『MACBETH』上演
制作発表が行われました

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公演について(公演資料より)

渋谷・パルコ劇場にて佐々木蔵之介主演舞台『MACBETH』が上演されます。
ジョン・ティファニーとアンドリュー・ゴールドバーグの二人の演出家とトニー賞受賞した「キャバレー」や、
昨年公開の映画「チョコレートドーナツ」でも人気の名優アラン・カミングが
共同リハーサルを重ねて練り上げたNational Theatre of Scotland(NTS)版「マクベス」。
スコットランドを舞台にした、シェイクスピア戯曲の革新的な翻案作品として、
2012 年スコットランドで初演後、世界中から優れた舞台が選出される『NY・リンカーンセンター・
フェスティヴァル』に招聘され、同年、アラン・カミング主演で発表されるや、
演劇賞各賞を受賞し話題となりました。

舞台は精神病棟、そして『マクベス』の物語を表現するのは隔離患者。患者は、『マクベス』の登場人物達に
かわるがわる取り憑かれたようにその言葉を語り出します。
この100 分間しゃべりっぱなしの“一人マクベス”を日本で初めて演じるのは、
昨年上演された舞台「ロンドン版 ショーシャンクの空」での体当たりの演技も好評、
映画、ドラマ、CM と幅広く活躍を魅せる実力派俳優の佐々木蔵之介!!

そして、今回、本作品のオリジナル演出家であるアンドリュー・ゴールドバーグを招聘し、
NTS の全面協力により、日本初上演致します。革新的に生まれ変わった舞台に、
観客はいまだかつてない全く新しい「マクベス」を目撃します!!



制作発表でのコメント(2015年2月12日)



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◆アンドリュー・ゴールドバーグ(日本版演出)

1006_9947今回日本に来るのも初めてで、このような機会を与えていただき嬉しく思います。

―――この『MACBETH』は設定が精神病院、登場人物は隔離された患者という斬新な設定ですが、こうしたオリジナルプロダクションがどんな経緯で作られたのでしょうか。
この作品はもともとは共同演出で友人であるジョン・ティファニーと素晴らしい俳優であるアラン・カミングと共に立ちあげたプロダクションです。アラン・カミングは彼自身がスコットランド人になるのですが、彼の長い間の希望としてマクベスをやりたいと。同時にマクベス夫人もやりたいと思っていたそうです。最初に出てきたアイデアとしては、1回目はアランがマクベスを演じ、次の公演ではマクベス夫人を演じるというものでした。そのプロダクションに向けてリーディング公演をやり、途中までアランがマクベスをやり、途中からマクベス夫人役の女優さんと役を変えて、アランがマクベス夫人を読みました。終わった後、期待していたほどの成果が得られずがっかりしてしまったということがありました。そのリーディング公演の話を聞き、僕自身が精神病院で長い間精神を患った患者を主人公にマクベスをやりたいという思いをずっと抱いていたので、その考えをシェアしたところからこのプロダクションは始まっています。マクベスの戯曲の中に「白痴のしゃべる 物語」というところがあるのですが、そのセリフから精神を病んだ主人公でマクベスをやるというアイデアが生まれました。2012 年スコットランドのグラスゴーで初演後、翌年ニューヨークリンカーンセンター、さらに翌年ブロードウェイで上演しトータルで正確な数字ではないかもしれませんが129回アラン主演で上演しました。

―――佐々木蔵之介さんとワークショップをやってみての印象は。
やらせていただいて大きな発見がありました。文化を超えても変わらないものがあると感じました。特に素晴らしい演技は普遍的であると。蔵之介さんは僕にとって外国語である日本語で読んでくれているのですが、セリフの繊細さ、知性、深くまで分析して下さっていることを発見できたことは大きな喜びです。






◆佐々木蔵之介
1006_9964このたびマクベスの舞台をやるスコットランドのナショナルシアターからオリジナルの演出家のアンディ(アンドリュー・ゴールドバーグ)に来ていただいて『MACBETH』を上演することになりました。とてもいい機会を与えていただいたと思っております。

―――初めてのひとり芝居で何役演じるのでしょうか。
魔女3人、マクベス、バンコー、ロス、マクベス夫人、ダンカーン王・・・・・いっぱいです。20人近くあると思います。

―――このような挑戦に挑もうと思ったきっかけは?
今までもひとり芝居のオファーは何度かいただいていましたが、絶対にやらないと言っていたんです。今回そのひとり芝居で『MACBETH』ですから、「僕、やるって言ったかなぁ」と何度もマネージャーに聞いたんです(笑)。こういうふうに記者発表で形になっているところがすごく怖い(笑)。マクベスが登場して最初に話すのが「ひどい目にあったのかよかったのか、こんな一日は初めてだ」 とありますが、まさにそんな感じです(笑)。魔女も「きれいはきたない、きたないはきれい」とありますが、どっちなんだ、と。もちろんやる気ですが、いつでも逃げる準備も出来ています(笑)。

―――アンドリュー・ゴールドバーグさんとワークショップをやってみての印象は。
今までも外国人の演出家にレッスンしていただきましたが、みなさん必ず誉めて下さいます。「エクセレント!バット・・・」となる訳ですが(笑)、とりあえず誉めていただけるので気持ちいいです。シェイクスピアは難解だという印象はありますし、ひとりで演じるのはまた大変なことだと思います。でも精神病院でひとりでずっと昔の言い回しでしゃべりだすという、このエキサイティングな芝居はかえって面白いぞと。アンディによると、リンカーンセンターでやった時に今までより若いお客様が来て下さったと。今までいろんな国でマクベスを上演されてきたけど、今回のこのカンパニーの『MACBETH』を、普段演劇を見ない方も楽しめる革新的なものにしたいとのことです。それを日本で一緒に作れるということはすごく嬉しいです。




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『MACBETH』

 

作:W.シェイクスピア

日本版演出:アンドリュー・ゴールドバーグ

翻訳:松岡和子訳「マクベス」より

演出補:谷賢一

 

【東京公演】

日程:2015年7月12日 (日) ~2015年8月2日 (日)

会場:パルコ劇場

 

【豊橋公演】

日程:2015年8月8日(土)-9日(日)

会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール

 

【大阪公演】

日程:2015年8月12日(水)-17日(月)

会場:森ノ宮ピロティホール

 

【横浜公演】

日程:2015年8月22日(土)-23日(日)

会場:KAAT神奈川芸術劇場ホール

 

【北九州公演】

日程:2015年8月28日(金)-30日(日)

会場:北九州芸術劇場・中劇場

 

http://www.parco-play.com/web/program/macbeth/

 

 

 
 

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