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つかこうへいTriple impact 『いつも心に太陽を』舞台写真掲載 2015年02月

(2015年02月26日記載)

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つかこうへいTriple impact 
『いつも心に太陽を』舞台写真掲載

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つかこうへいTriple impact について(公演資料より)

2010 年、日本演劇界の巨星、つかこうへいは天に旅立った。
以来、毎年、氏のホームグラウンドであった紀伊國屋ホールで作品は上演され続け、はや5年が経った。
残された近親者、弟子達によって、故人の演劇の炎は消える事なくともし続けられている。
そして、2015 年、今年も紀伊國屋ホールにつかこうへいの演劇が帰ってくる!!
しかも、名作のほまれ高い3本の作品として。

ひとつは『初級革命講座・飛龍伝』(2015年2月12日~15日)
この作品は、世に言う「飛龍伝」の原作となった、もともとの作品で、北区☆つかこうへい劇団の解散公演として
上演されたことはあるが、つかこうへい事務所としては、1980 年に上演して以来、35 年ぶりの上演となる。
今年の「つかこうへいTriple impact」のオープニングを飾る、35 年前の興奮を再現するアーカイブ公演となる。
出演は、北区つかこうへい劇団1期生として、1万人のオーディションを勝ち抜き、
言わばつかこうへい演劇の申し子と呼ばれる、神尾 佑
ヒロインに昨年一昨年の「熱海殺人事件」の婦人警官でおなじみとなった大谷英子
そして、劇団2期の重鎮 吉田智則 が2人を支える。

ふたつめは、『ロマンス2015』(2015年2月17日~22日)
この作品は1999 年、宮沢りえ主演で放送された幻の名作を、演劇界期待の新鋭演出家、
中屋敷法仁が新たに構成・演出し、新時代の「ロマンス」として新作上演する。
出演者も一新され、JUNON スーパーボーイ出身でゴーバスターズのレッドでおなじみの鈴木勝大
D-BOYS のプリンス池岡亮介らのフレッシュな顔ぶれがそろった。

そして、本年度の連続上演の最後を飾る、みっつめの作品は、『いつも心に太陽を』(2015年2月24日~3月2日)
かつて風間杜夫と平田満の伝説を作ったとも言える名作として知られている。この作品を、
シリーズのレギュラー演出家、岡村俊一の手により再現する。
「いつも心に太陽を」は「ロマンス」の原作であり、くしくも、岡村と中屋敷は新旧、
演出バトルを展開することになる。出演は、つかこうへい紀伊國屋公演では、
もはやレギュラーと呼ばれる活躍を続ける柳下 大 そして、その恋人に、昨年のつかこうへいダブルス公演で、
実力、人気を確実のものにした高橋龍輝 が抜擢された。

全く違う切り口の3作品の同時上演に、注目が集まっている。


『いつも心に太陽を』作品解説(公演資料より)

1979 年2 月、西武劇場「平田満ひとり会」として初演。
戯曲は「平凡パンチ」(1979 年3 月26 日号)に発表。
また「ロマンス」というタイトルで短編小説が「野生時代」(1979 年3 月号)に掲載されている。
さらに1986 年には、「青春 お父さんの恋物語」(角川書店)として長編小説化。
1997 年には「ロマンス」と改題、改訂し、北区つかこうへい劇団で上演されるなど、
時代とともに形を変え、変遷を続けてきた。

ゲイやホモセクシャルという言葉が現在よりもはるかにタブー視されていた時代、男同士の恋愛を
赤裸々に描いたこの作品は、社会に驚きをもって迎えられた。そこには日陰者でありながらも
必死に生きようとする男たちの悲哀があった。つかこうへいの作品に出てくる人物は、みな一生懸命であると言われる。
自らの生き方に一生懸命であるがゆえに、それが滑稽に見え、つか作品独特の笑いへと繋がっていくのである。
戯曲「いつも心に太陽を」のト書きには、次のような一節がある。
「傷つきやすい心をルージュの赤に隠して、満たされない愛を求めてひっそりと生きつづける慎み深い
オカマたちの時代の復活である」
決して社会に受け入れられることのない寂しさを、「ルージュ」という仮面の下に覆い隠し、
美しく気高いふりをしながらも愛を求め、ただ一生懸命に生きていく…。
その姿は、決してゲイの人々にだけ当てはまるものではなく、現代の孤独そのものである。
だからこそこの作品は、時代を超えて生き続けているのである。


『いつも心に太陽を』舞台写真(2015年2月24日舞台稽古にて撮影)

つかこうへいTriple impactの3作品目として上演されている『いつも心に太陽を』。
初日を前に、舞台稽古が公開されました。

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つかこうへいTriple impact

『いつも心に太陽を』

 

日程:2015 年 2月24日(火)~3月2日(月)

会場:紀伊國屋ホール

 

日程:2015年 3月14日(土)

会場:大阪:森ノ宮ピロティホール

 

作:つかこうへい 演出:岡村俊一

出演: 柳下 大

    高橋龍輝 ほか

 

お問い合わせ:東京音協 03-5774-3030(平日10:00~17:30)

 

http://www.rup.co.jp/information/tsukaKouheiTripleImpact.html

 

 

 
 

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