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ミュージカル『HEADS UP!』製作発表 2015年08月

(2015年08月20日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
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ミュージカル『HEADS UP!』
製作発表が行われました

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公演について(公演資料より)

舞台本番当日 姿を現さないヒロイン女優に、我儘放題の主演俳優。
無茶を通す演出家、到底足りない製作予算…
とどめは開幕数時間前だというのに舞台セットが到着していない!?
“舞台監督”デビュー作は問題山積!果たして幕は無事に開けられるのか…!?

本作は、普段表舞台に登場することのないバックステージで働く舞台スタッフが、
希望や夢、時には日ごろのうっぷんを音楽にのせて綴る新作オリジナルミュージカルです。
数多あるいわゆる“バックステージもの”には珍しく、本作は二人の「舞台監督」を中心に描きます。
舞台上では、大道具のセット組みから始まり、照明、音響、衣装、制作、小道具、そして演出部、
と各セクションのスタッフが本番に向かっていく姿を余すところなくご覧いただける、一風変わった物語です。
客席から観ているだけでは到底想像のつかない舞台制作のスタッフワーク、舞台を支え、
愛する人々にスポットをあてた群像劇を本格的ミュージカルで描きます。舞台が大好きなみなさんに、
そして「裏側」が大好きなみなさんにお贈りいたします。

原案・作詞・演出は数多くの舞台を創り続けてきたラサール石井。彼の視線の先には、
舞台の裏でどのような状況の中でも、ぶれることなく作業を続ける舞台スタッフの姿があった。
舞台を支え、愛する人々にスポットをあてたミュージカル。
脚本は、新進気鋭の劇作家、倉持裕。
主演は、俳優としてはもちろん、バラエティでの活躍も印象的な哀川翔。
共演は、舞台で着実にキャリアを積んでいる相葉裕樹、元宝塚歌劇団宙組トップスターの大空祐飛、
劇団☆新感線に所属し幅広い役を演じ切る橋本じゅん、中川晃教らが集結。


STORY

ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作“が1000 回目の公演を迎え、華々しく終了するはず…だった。
が、主演俳優の鶴の一声で、某地方都市の古い劇場で1001 回目を上演することになった!
しかしながら、当然、舞台美術は廃棄済み、キャストも足りない、スタッフも人手不足。
さらには新人舞台監督のデビュー作でもあった。
とんでもない条件の中でもスタッフたちは、必死に幕を開けようとする。
…幸か不幸か、チケットは完売、つまり観客が待っている!! 果たして幕は開けられるのか…。
主演俳優が「1001 回目」にこだわった理由とは…?

製作発表(2015年8月17日)

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◆ラサール石井(原案・作詞・演出)

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今回のミュージカルはバックステージものに入ると思いますが、普通バックステージものは芝居が進行していく中で裏で何が起きているかを描きますが、私が構想しているのはちょっと違います。劇場に来て、演出部がトラックから荷物を運び、照明を仕込んで、舞台を建てこんでいゆく、普段の方が見られない部分で一幕が終わり、二幕でまた素の舞台に戻すと言うミュージカルをやれないものかと考えておりました。10年前から温めていて、やっとKAATの方にやりましょうと言っていただき、企画が実現しました。チラシ撮影でも使用したこの場所で会見させていただくことになりました。メインキャストが一堂に会うのも今日が初めてです。分厚いミュージカルになる予感がしています。楽しくならない訳がないなと。哀川さんの役は今日で舞台監督を辞めて相場君に渡すという役です。哀川さんと先ほど楽屋で話したら「俺15年ぶりにバク宙したいんだけど」と。みんなで「それは千秋楽だけにしましょう」と言っております(笑)。ラサールが本格的なミュージカルをやるならということで、みなさんに参加していただいております。舞台の上で輝きが見える、その裏で支えている人たちがいます。その人たちに光を当て、どんな世界でも見える物は見えない物に支えられているということをテーマにやってゆきたいと思います。



◆哀川 翔 ベテラン舞台監督・加賀美賢治役
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舞台監督役です。話をもらった時には全て決まっていて自殺すると言ったんですが、自殺しないようにするから大丈夫だと。ミュージカルも初めてですし、舞台も『座頭市』をやったぐらいです。昔は僕も(一世風靡セピアで)歌ったり踊ったりしていましたから、ストレートプレイよりはミュージカルの方が得意なんじゃないかなと自分に言い聞かせています。



◆相葉裕樹 新人舞台監督・新藤祐介役
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新人舞台監督役です。皆様が普段観ることがないであろう仕込みからばらしまでを、歌って踊ってを交えてのミュージカルにして裏方さんに光を当てるというのは僕は観たことないなと。新たなエンターテインメントがこのカンパニーで作られると思うとワクワクします。ばらしや仕込みの経験はないのでスタッフさんの動きをチェックして役作りしようと思います。



◆橋本じゅん 大道具・久米長一郎役
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分かりやすく大胆にお客様に伝わったら面白い物が出来るんじゃないかなと、自分でも楽しみにしています。僕は大阪芸大でミュージカル専攻でしたが、歌も踊りも(授業の後に)お残りさんでした(笑)。だからミュージカルをするのは避けよう、そしてばらしと仕込みがきついからスタッフも避けようと思って役者の道に進みました(笑)。今回は初心に戻って見過ごしてきたところを見てゆきたいと思います。ミュージカルに苦手意識がありましたが7~8年前『テイクフライト』 というミュージカルに出て、音楽がとても難しくてもろくも崩れ去りました。やっぱりその悔しさがあり、『ピーターパン』のフック船長も何年かやらせていただきましたが、歌うんじゃない、心に音符が付いてくる、気持ちが伝わればいいじゃないかという心境です。心の叫びをお届します!



◆入野自由 アルバイト演出部・佐野慎也役
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舞台の裏方を描いた作品です。ゆとり世代と言うか、現代で夢もなくふらふらしている男なのですが、舞台に向ける情熱に向かって真摯に演じていけたらなと思っています。楽しく明るいミュージカルなると思いますので皆様ぜひ足を運んで下さい。



◆大空祐飛 女優・真昼野ひかる役
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バックステージの物語ですが、私だけ女優役ということで、みんなと作品が違うんじゃないかという衣装ですが・・・(笑)。裏方さんとの交流はすごく心が温まると言いますか、裏方さんがあって初日を迎え千秋楽後のばらしまでして下さるので、その方たちの細やかな心遣いで進行し、役者が舞台に立てるということを感じていたので、それを描いたミュージカルになるということでとても楽しみです。舞台の裏ではお芝居と同じぐらいのドラマがあると思うので、それをお見せ出来るのも楽しみです。個人的には裏方さんから見る女優の役なので、本来の仕事と同じではありますが、いつもと違うことを感じられる気がするので、面白く演じられたらと思います。個性的な方々の中で負けないように個性を発揮したいです。



◆中川晃教 劇場スタッフ・熊川義男役
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ラサールさんと出会ったのは『死神の精度』という4人芝居でした。その時に芝居というものを経験しました。大変な舞台だったので、その後ラサールさんとお会いした時に同士のような感覚でハグしました。今回オリジナルミュージカルをラサールさんが企画し、倉持さんが脚本化して、玉麻さんが音楽を創られます。先日『ソング・ライターズ』という作品ではミュージカルを創って行く若手の作詞家作曲家の姿でした。こういう作品にご縁を感じています。僕らは出来あがったものをお届けすることに命を注いでいますが、それと同じぐらい作品を創るところにも命を注いでいる方々がいます。オリジナルミュージカルということでいろんなことを経てこの作品が作られていくんだろうなと感じています。いろんな人と出会い、刺激し合いながらひとつの物を創り上げるパワーが舞台にはあるなと思います。お客様とも一緒にこのミュージカルを創っていけたらいいなという思いがあります。



◆芋洗坂係長 演出部・滝幸男役
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分厚い男の役と言うことで役作りに余念がありません(笑)。25年ほど舞台をやっておりますが、ラサールさんの演出の舞台に出たくて、お会いするたびにその気持ちを伝えてきました。去年『アラジン』のオーディションを受けましたが見事に落ち、その噂を聞いた石井さんから声をかけていただきました。精一杯やらせていただきたいと思っております。主演の哀川 翔さん、僕は高校時代、一世風靡セピアに憧れておりましたので、九州でずっと振りをコピーして踊っておりました。そんな方と共演出来るのでやせちゃうんじゃないかと(笑)。頑張ります。



◆MINAMI 衣装助手・朝倉まき役
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衣装助手ということでメジャーを首から下げております。お話をいただいた時にこのような豪華メンバーで光栄だなと思いました。普段は歌手として歌っていますが、お芝居は初めてなので精一杯頑張ります。脚本を読んで最後まであっという間に読みあげました。分厚いミュージカルになると思います。



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ミュージカル『HEADS UP !』

 

脚本:倉持 裕

原案・作詞・演出:ラサール石井

作曲・音楽監督:玉麻尚一

振付:川崎悦子

 

日程:2015年11月13日(金)~2015年11月23日(月) 

会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール

兵庫、札幌、岡山公演あり

 

http://www.kaat.jp/d/hu

 

 

 
 

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