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宝塚歌劇雪組公演 『星逢一夜』『La Esmeralda』
早霧 せいな、咲妃 みゆ 囲み取材
公演について(公演資料より)
ミュージカル・ノスタルジー
『星逢一夜(ほしあいひとよ)』
作・演出/上田 久美子
時は江戸中期、徳川吉宗の治世。
とある藩で起きた叛乱を背景に、藩主の子息、天野晴興(あまのはるおき)と
身分なき娘、泉(せん)の恋を、烈しく哀切に描きだす。
江戸から遠く離れた九州の緑深き里、山々に囲まれた三日月藩の小さな空を見上げ、
天文学に夢中になる少年晴興(幼名 紀之介(きのすけ))は、
里の娘、泉やその幼馴染の源太と一緒に星観(ほしみ)の櫓(やぐら)を組みあげて、
星探しに明け暮れる日々。晴興は、二人と身分を超えて友情を育むが、
少年時代が終わりを告げるころ、別れは突然訪れる。
遠い江戸で将軍吉宗に伺候することになった晴興。
晴興を思い続ける泉と、泉に心寄せる源太。
彼らには思うままにならぬ運命が待ち受けていた。
大人になった三人の関係は、巡る星々のもと、目に見えぬ力によって変貌させられて……。
江戸での晴興の躍進は、はからずも三日月の領民らの困窮を招いてゆく。
ついに起きた叛乱の中で、晴興と泉、源太の愛は、
哀しく鮮烈な軌跡を描いて、破局へと向かい始める。
この公演は、演出家・上田久美子の宝塚大劇場デビュー作となります。
バイレ・ロマンティコ
『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
作・演出/齋藤 吉正
どこまでも続くエメラルドの海をバックに繰り広げられる、
情熱の愛と夢の数々を描いたラテン・ショー。
早霧せいなが体現する“情熱”をテーマに、
極彩色に彩られたロマンティックなステージをお届けします。
初日囲み取材が行われました。(2015年9月4日)
―――宝塚ならではのお芝居とショーの二本立てですが、見どころを教えてください。
◆早霧 せいな
組の力を結集しないと出来ないお芝居とショーになっていると思うので、
雪組全体の力を両作品でお客様にお届け出来たらと思っています。全部が見どころです。
◆咲妃 みゆ
お芝居とショーとても宝塚らしい作品になったなと、出演しながら感じています。
早霧さん率いる雪組の大劇場での公演二作目ということで、
その漲るエネルギーが見どころではないかなと思います。
―――好きな場面はありますか?
◆早霧 せいな
お芝居では一揆になるまでの場面。三日月藩に戻ってから、
昔、子供時代を過ごした仲間と戦うことになる流れは毎回新鮮な気持ちです。
一揆の中で、(望海風斗演じる)源太と一騎打ちになるのですが、
そのまわりで見てくれている三日月藩の人たちも共に、
一騎打ちの中で戦っているような勇気感を出してくれていて、
毎回本当に集中して出来ているので、あの場面を大切にしております。
ショーでは、どの場面も選びがたいのですがプロローグが大好きです。
お芝居から一転してラテンのショーが始まったという、力強く華やかなものになっていると思います。
◆咲妃 みゆ
お芝居のオープニングが幻想的で、とても魅力的だと思っているのですが、
LEDのライトをふんだんに使って星を表現しているところから
(早霧さん演じる)晴興が登場する場面は宝塚ならでは。
私は奈落でスタンバイしているので参加出来ないのですが、とても美しいなと感じます。
―――役作りの中で特に大切にされたところはありますか?
◆早霧 せいな
出る直前までは色々と考えたりもしているのですが、新鮮な気持ちを失わずに、
毎回そこに生まれた感情のままに言葉に出す。
考えたものを表現しようとするのではなく、
台詞を交わしている人とのコミュニケーションだったり、
お客様の空気を感じで、毎回意識して新鮮に演じようとしています。
◆咲妃 みゆ
今回は子供時代から大人まで演じさせていただきます。
年を重ねていくので、ちゃんと1人の女性が成長していく中でも、
変わらない芯の強さを持ち、集中して演じることを心がけております。
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。