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日本初上陸!ミュージカル『プリシラ』
舞台稽古が行なわれました
原作は1994年公開の、3人のドラアグクィーンたちのドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画で、
少ない予算で製作されたにもかかわらず世界中で大絶賛を浴び、 その奇抜でオリジナリティ溢れる衣裳により
アカデミー賞衣裳デザイン賞も受賞。日本でも劇中の音楽とともに一大ブームが巻き起こりました。
2006年には待望のミュージカル版がオーストラリアにて誕生。マドンナやドナ・サマーなど
往年のヒット・ソングを散りばめたディスコ・ミュージック、豪華絢爛な衣裳で歌って踊る
エンターテイメント満載の舞台は、ロンドン・ウエストエンド、NY・ブロードウェイを含む
15か国以上の国にて上演されてきました。
この度、世界を舞台に活躍を続ける宮本亜門による演出で、満を持して日本に初上陸!
舞台はオーストラリア。
シドニーに住むドラァグクイーンのティック(芸名:ミッチ)(山崎育三郎)は、
最近何だか不運続きで仕事も私生活もダウン気味。
そんなとき、別居中の妻・マリオン(和音美桜)の誘いで、砂漠の真ん中にある街、
アリス・スプリングスで開かれるカジノでパフォーマンスをすることに。
せっかくだからと、2人の仲間―夫を亡くしたばかりで沈んでいるトランスジェンダーのバーナデット(陣内孝則)と、
若くて美しいが生意気なアダム(芸名:フェリシア)(ユナク/古屋敬多)を道連れに、
1台のバス「プリシラ号」をチャーターし、砂漠を縦断する旅に出ることにした。
道中、ティックは2人に、目的地で妻子が待っていることを告白する。
ティックにとって、自分の存在を知りながらまだ会ったことのない息子・ベンジーと対面することは、
とても大きな決断であった―。
オーストラリアで生まれた映画をもとにド派手な舞台が誕生し、
いよいよ日本に初上陸しました!
物語は三人の珍道中を中心に描いており、そこで出会った人々によって
何かが変わっていく、芽生えていく、そんなお話です。
とことんド派手で奇抜。どのシーンにもパワーがみなぎっていて、
会場全体を“プリシラワールド”に染め上げます。
余計なことは考えずにこのワールドに浸ると、
観ている人にとっても何かを変えるようなきっかけが訪れるかも。
笑って驚いてホロリとして。
大切なものは近くにある、そんな温かなメッセージを感じました。
聞き馴染みのあるアップテンポなナンバー、
デザイン性の高い衣裳、
人間味溢れるキャラクターたち、
そのどれが欠けても“プリシラワールド”は成立しません。
でも一番必要なのは観客の息づかい。
それが伝わってこそ、この作品が完成するのではないかと思いました。
劇場だからこそ味わえるような体験が待っています。
ミュージカル『プリシラ』
日程:2016年12月8日(木)~12月29日(木)
会場:日生劇場
お問合せ: 帝国劇場内 東宝日生公演係 03-3213-7221
http://www.tohostage.com/priscilla/
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