情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

宝塚歌劇団 雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』制作発表会 2019年05月

(2019年05月07日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。

 
この記事おススメ!って思った方は   をクリック!(1 人がクリック)
Loading...

宝塚歌劇団 雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』
望海 風斗、真彩 希帆、彩風 咲奈 制作発表会

公演について(リリースより)

かんぽ生命 ドリームシアター
幕末ロマン『壬生義士伝』
~原作 浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫刊)~
脚本・演出/石田 昌也

2002年にドラマ化、そして2003年に映画化され大ヒットを記録した、
浅田次郎氏のベストセラー小説「壬生義士伝」が、宝塚歌劇で舞台化!
幕末、南部藩の下級武士として生まれた吉村貫一郎は、
貧困にあえぐ家族を救う為に妻・しづを残して脱藩し、新選組隊士となる。
朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、金の為、
ひいては盛岡に残る妻子の為に危険な任務も厭わず、人を斬り続ける。
しかし時代の流れには逆らえず、新選組は鳥羽伏見の戦いで敗走。
隊士達が散り散りとなる中、深手を負った貫一郎は何としても故郷への帰藩を請うべく
大坂の南部藩蔵屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは出世し蔵屋敷差配役となった竹馬の友・大野次郎右衛門だった…。
宝塚歌劇でも新選組を題材とした作品は過去に多く上演しておりますが、これまでとは全く異なる視点から描かれる
新選組の物語となります。近藤勇、土方歳三、斎藤一、そして沖田総司…新選組の名だたる隊士が一目おいた
田舎侍・吉村貫一郎。武士としての義、家族への愛、そして友との友情という人間ドラマが凝縮されたこの作品に、
望海風斗率いる雪組が新たな挑戦をいたします。

かんぽ生命 ドリームシアター
ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
作・演出/中村 一徳

世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」──
「音楽」は古来より人々にとって身近なものであると同時に尊いものであり、
多くの人々にときめきや喜び、そして希望を与えてきました。
ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがありますが、
本作品ではその中での代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに、
「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックにお届けいたします。
豊かな表現力を持つ望海風斗と真彩希帆の歌声に、雪組生が一丸となってハーモニーを奏でることで
センセーションを巻き起こす『Music Revolution!』にご期待下さい!  

会見の前にパフォーマンスが披露されました。(2019年4月17日)

制作発表会見が行われました。(2019年4月17日)


 
◆原作/浅田次郎
『壬生義士伝』は、今から20年前に週刊文春で連載をはじめた小説です。
1年半に渡る連載をした結果、400字詰め原稿用紙で1200枚という長編作品の上下巻となりました。
今回は(石田 昌也先生を見て)こちらの方が一番お困りになったんじゃないかと思うのですが(笑)。
いわゆる映像化や舞台化する時には制限時間というのもがあるので、一体どこをどのように削り、
どのように脚色すれば、この話になるのか。相当な高等技術であろうと思います。私は小説を書く時は、
そこまで考えていないのですが(笑)。楽しみにしております。
たくさんの読者の方に読んでいただいた小説ですが、私は日本人の魂をこの小説に込めたつもりでおりました。
できれば世代を越えて、より多くの方々にこの小説をもう一度読んでいただいて思うところがあればと思っております。

 
◆『壬生義士伝』脚本・演出/石田 昌也
浅田次郎先生に心配していただきましたが、心配事はたくさんありまして。
今回は宝塚のトップスターが比較的名もない武士の役。
通常であれば、真ん中に来る近藤勇や土方歳三、沖田総司のような役なのだろうけれど、
ダンスをしても三列目の一番端っこにトップスターが行ってしまうというような役なので、非常に難しい問題がございます。
(浅田先生の作品である)『鉄道員(ぽっぽや)』の映画化の時に、(先生は)作品を書かれた方なので
内容をわかっているはずなのに、「役者さんの演技を観てボロボロと泣いてしまった」とおっしゃっていたので、
宝塚で歌と踊り、そして生徒たちの熱い演技を観てボロボロと泣いていただければ成功だと思うので頑張りたいと思います。

 
◆『Music Revolution!』作・演出/中村 一徳
前回の大劇場公演(ミュージカル『ファントム』)に引き続き、雪組とご縁をいただけました。
望海さん、真彩さん、彩風さんはもちろんですが、雪組はお芝居も歌も踊りも全てが充実しておりまして、
直近の東急シアターオーブ公演(『20世紀号に乗って』)と宝塚バウホール公演(『PR×PRince』)では、
また新たな雪組の魅力、充実感を拝見しました。今回のタイトルは『Music Revolution!』ですが、
歴史に出てくる重い革命のようなテーマではありません。革命という新しい時代を切り開いていくところと
今の雪組の新たに進化していく姿をうまくリンクさせていきたいと思います。
音楽の成り立ちは、革命の苦しさや成功した時の喜び、文化の融合や喜び、葛藤など、人々のエネルギー根底に
あると思うので、今の雪組の魅力を十分に発揮できる作品にしたいと思っています。
今日のお芝居のパフォーマンスを見ていて素晴らしい作品に出来上がる予感もしますし、
3人の芝居や歌を聴いていると明日からでも舞台の幕が開いてもおかしくないくらいのクオリティーなので、
それに負けずにショーも楽しんでいただけるよう、これから稽古を重ねていきたいと思います。

 
◆望海 風斗
お芝居の『壬生義士伝』で吉村貫一郎役を演じます。浅田先生の書かれた涙無しでは読めない小説ですが、
小説のファンの方も多く、『壬生義士伝』をやるということが発表されてから、皆様からの反響が大きくて、
この素晴らしい作品に今の雪組が挑戦させていただけるということを大変嬉しく思っております。
演出の石田先生とは昨年の春に『誠の群像』という新撰組を題材とした作品をやらせていただきましたが、
その時とは違った角度から見る新撰組や武士として、人としての生き様や命の大切さを皆様にお届けできたらと
思っております。先ほどパフォーマンスもやらせていただきましたが、いかに南部弁が自然に喋るか、
そして、それがお客様にきちんと届くかということを考えながらお稽古していきたいと思います。
ショー『Music Revolution!』の中村先生は前回の『ファントム』でお世話になっておりますので、
今の雪組の生徒のことは、中村先生が一番知り尽くしてくれているんじゃないかと思うので、
安心して先生にお任せして、音楽の力を借りて、今の雪組の勢いをそのまま皆様にお届けできるように、
お芝居、ショートともに一丸となってお稽古して参りたいと思います。

 
◆真彩 希帆
お芝居では、しづ と みよ の二役を演じさせていただきます。浅田先生の素敵な小説の中に登場する女性として、
吉村貫一郎のお嫁さんであるしづ役では、子どもを持っているお母さんの強さや夫を待つ妻としての強さが
皆様の心が届けばいいなと思っております。お稽古場で南部弁を教えてくださる先生が、
とても優しい口調で話される、その柔らかさが伝わるといいなと思ってお稽古に励んでおります。
『Music Revolution!』の中村先生とは『ファントム』でもご一緒させていただいて、
お世話になっているのですが、いつも新たな気持ちにさせていただけますし、作っていく段階でワクワクして、
みんなの気持ちが溢れるショーをさせていただいているので、雪組の皆さんと望海さんと彩風さんと
お稽古に励んで行きたいと思っております。

 
◆彩風 咲奈
お芝居では大野次郎右衛門を演じさせていただきます。浅田先生の小説を舞台化するということで、
私は浅田先生の小説は何冊か読んでいるのですが、特に別の作品で斎藤一役を演じさせていただいた時に
『一刀斎夢録』を読ませていただいて、その中で人生や熱さ、生き様を勉強させていただきました。
先生の作品には、人間の生きる力が込められていると思うので、先生の小説の中から、
お稽古を重ねていくうちに紐解いていって、この大野という役を演じていけたらと思っております。
また望海さんとは友人役も何度か演じておりますし、『ファントム』では父親役をさせていただきました。
この二人にしかできない関係といいますか、一筋縄ではいかない友人関係ではありますが、
竹馬の友ということで、心と心のぶつかり合いで、私もお稽古に励んでいきたいと思います。
親友と親友の愛した女性、そして南部を愛している大野という人物を心を込めて演じたいと思います。
ショーの中村先生とは何度もお世話になっておりますが、先生の作品は色とりどりで、
いろいろなパワーが爆発しているというイメージがあるので、
存分にパワーを爆発させて望海さんを中心に頑張りたいと思います。

 

 

かんぽ生命 ドリームシアター

幕末ロマン『壬生義士伝』

~原作 浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫刊)~

 

会場:宝塚大劇場

期間:2019年5月31日(金)~ 7月8日(月)

 

会場:東京宝塚劇場

期間:2019年7月26日(金)~ 9月1日(日)

一般発売:2019年6月30日(日)

 

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]