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宝塚歌劇 花組『花より男子』柚香 光、城妃 美伶 囲み取材 2019年06月

(2019年06月16日記載)

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宝塚歌劇 花組 TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『花より男子』
柚香 光、城妃 美伶 囲み取材

公演について(リリースより)

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE 『花より男子』
〜原作 神尾葉子「花より男子」(集英社マーガレットコミックス刊)〜
脚本・演出/野口 幸作

超絶金持ち名門校「英徳学園」。この学園は「F4(エフ・フォー)」と呼ばれる4人の美男子生徒により支配されていた。
「F4」とはすなわち「Flower four(花の四人組)」。眉目秀麗な4人組のお坊ちゃま集団なのである。
世界的な大財閥、道明寺家の御曹司で俺様キャラの道明寺司(どうみょうじ つかさ)、
花沢物産の跡取り息子でクールでミステリアスな花沢類(はなざわ るい)、
日本一の茶道家元の息子でプレイボーイの西門総二郎(にしかど そうじろう)、
美作商事の後継者でマダムキラーの美作あきら(みまさか あきら)。
彼らは気に入らない生徒がいればロッカーに「赤札」と呼ばれる指令カードを貼り、学園中の攻撃の的としていた。
一般庶民でありながら、両親の願いにより英徳学園に通っている牧野つくし(まきの つくし)は、
卒業まで目立たずにいようと努めていたが、友人をかばったが為に「F4」に目をつけられ、赤札の対象となる。
しかし、つくしは正義感と持ち前の“雑草魂”で果敢に「F4」に立ち向かい続ける。
そんなつくしに次第に心惹かれる道明寺はつくしの気を引こうと、様々な行動に出るが、
恋に不器用な彼の作戦は全く上手く行かない。
一方、つくしは、危機から救ってくれた、不思議な魅力の持ち主、花沢類の事が気になり始める。
果たして道明寺司、牧野つくし、花沢類の恋の行方は……。
少女漫画の金字塔的作品『花より男子』が宝塚歌劇の舞台に初登場。
「胸キュンストーリー」と魅力的なミュージカルナンバーでお届けする新時代のミュージカルにご期待ください。

舞台稽古後に囲み取材が行われました。(2019年6月14日)



◆柚香 光
皆様、本日はお忙しい中いらしてくださって本当にありがとうございます。
宝塚歌劇花組で、皆様に愛されている『花より男子』という作品を舞台化させて頂くということで、
皆で心を込めてお稽古して参りました。ですが舞台に来て、お衣装を着て、装置の中で、そして生のバンドの方と上演するとなると、
また新たな課題がたくさんありましたので、明日の初日までにまだあと19時間はありますよね?なので、
皆で出来た課題に向かって更に突き詰めていきたいと思っております。

◆城妃 美伶
本日はありがとうございます。この作品をお稽古していく中で、どんどん『花より男子』というものが大好きになりました。
そして今日初めて舞台で演じてみて『花より男子』を愛しているたくさんの方々に、愛して頂ける作品になるように、
毎公演心を込めて演じていきたいと思っております。

―――いよいよ初日を迎えるにあたって、今ゲネを終えた率直な心境をお聞かせください。


◆柚香 光
想像していたより舞台転換やお衣装チェンジという袖のミッションが重なっておりまして、1幕も、2幕も、
「次は?次は?』と頭の中がグルグル回っている状態でした。結構なハードスケジュールだなと
ゲネを終えまして感じております。今はまだ終えたばかりなのでグルグルしてますので(笑)。
もう少し落ち着いて、今日できなかったことなどが冷静に整理できるように向き合って、
明日までに克服したいと思います。

―――今はホッとしていますか?それとも大変だなと?

◆柚香 光
今は「わー!」となっていて…(城妃に)ね?

◆城妃 美伶
はい!

◆柚香 光
まだ頭が高速回転している状態です。

◆城妃 美伶
早着替えが多いので、お稽古場の時から、これは全場面しっかり出られるのか!?という心配があったのですが、
なんとか全場面出られましたので、そこは少しホッとしております(笑)。
でもちょっと気を抜くと遅れてしまうかもしれないので、明日からも気を引き締めて頑張りたいです。

―――『花より男子』は映画やテレビドラマ等、数々のメディアミックスがなされていますが、
宝塚版ならではの見どころは?


◆柚香 光
今パッと思いついたのは、やはり数々のダンスと歌のナンバーです。ミュージカルだからということもありますが、
本当に音楽と共にどんどん物語が進んでいく舞台なので、そこは宝塚ならではの『花より男子』になったのではないかなと。
こんな急に歌い出し踊り出す牧野つくしと道明寺司もいないだろうと思いますので(笑)。
私も発作のように踊り出すので(笑)。気分が高まってきたり、自分で整理がつかなくなると踊るというのは、
宝塚ならではだなと感じています。

◆城妃 美伶
柚香さんがおっしゃった通りなのですが、それに加えてやはり男役さんが演じられる「F4」は少女漫画の世界そのままで、
私もときめきが止まりませんので、客席の皆様に是非、牧野つくし(の気持ち)になって頂けたらと思います。

―――お二人にとって『花より男子』とはどういう作品ですか?

◆柚香 光
明日、初日を迎えるので、きっと千秋楽に向けてどんどん『花より男子』という作品に対しての想いも膨らんでいくでしょうし、
このカンパニーや二人の場面にも、色々なもの(思い)が膨らんでくると思います。
でも今の段階でもきっとこの作品は、自分の舞台人生にとって大事な時間になるであろうなと。
題材が高校生たちの物語ですので、その影響もあるのか本当に青春を感じるような稽古場期間だったので、
温かくて、でもちょっと青臭くもあって、みっともない姿も皆で見せ合いながら、
必死で色々なところにしがみつきながら日々を重ねてきました。
この稽古の時間というのも、自分にとっては大きな大きな宝物となるものでした。
そう言った稽古期間を過ごせたことも、この『花より男子』という作品への大きな感謝のひとつになるなと感じています。

◆城妃 美伶
牧野つくしという役に出会えたことが、私にとって本当に大きなものになるなと思っています。
今まで色々なお役を頂いてきましたが、この役に出会う為に今までの道があったのかな?と思うくらい、
私の人生において本当に大きな出来事です。なので千秋楽まで心を込めて演じたいと思います。

―――楽しい場面が満載の作品ですが、お二人が特に心から楽しいと思う場面があったら教えてください。

◆柚香 光
好きな場面があり過ぎて!(城妃に)先にどうぞ!

◆城妃 美伶
最後まで、牧野つくしとして生きよう!というのが目標で、
最後のシーンが本当に幸せなので、最後のシーンを楽しみに観て頂きたいです。

◆柚香 光
もちろん、牧野つくしとのバトルの場面も最後の場面も楽しくて心が揺れ動いて。
別荘に行くシーンも本当に大好きなんですけど、(つくしに食べなさいという)ローストビーフね(笑)。
もうひとつ「F4」との芝居というか、絡み、つるんでいる感じが好きで、
(「F4」を演じる)4人は学年の差もありますし、今までそんなにたくさんの時間を
いつも一緒にいたメンバーではないのですが、すごく4人のバランスが良くて、本当に居心地が良くて。
4人で一緒に芝居をしているところ、また途中で花沢類はちょっと違うところに行ってしまうので、
3人でいる場面も含め、全場面本当に楽しいです。リラックスして心から仲間と思えています。
最近まとまり過ぎていて、ちょっとうるさかったかも知れない(笑)。「ダチ」という感じが楽しいです。

―――『花より男子』の漫画が大好きだったと伺っていますが、実際に演じてみて役柄に感じた魅力は?

◆柚香 光
この作品を舞台化させて頂くということで漫画をもう1度読み直したのですが、
もともと私が「俺様」な人物に惹かれるタイプではなかったということもあって、まぁバカですしね(笑)。
そこまで深い思いはなかったのですが、読み返してみましたら「なんと可愛い奴だ!」と。
お稽古を重ねるごとに、人と人との関わりが見えてくれば見えてくるほど、道明寺がすごく愛おしくなりました。
見た目は大人で素顔は子供。小学生のような、コナンちゃん(※『名探偵コナン』の主人公、江戸川コナン)とは
反対の人物だなと(笑)。
まぁ近くにいたら困りますけれども(笑)。
でも実際に傍にいたらきっと面倒をみてしまうんだろうなと思うような、愛おしさを感じています。

◆城妃 美伶
牧野つくしは、本当にエネルギーのある人で演じていてもエネルギーがいるなと痛感しております。
そのエネルギーで周りの人を巻き込んでいくので、本当に魅力的だと思いますし、
その部分をエネルギッシュに、魅力的に演じられたら良いなと思っているので頑張ります!

―――ではお客様へのメッセージをお願いします。

◆柚香 光
明日、初日を迎える『花より男子』、漫画を心から愛していらっしゃるお客様、そして宝塚を心から愛してくださるお客様、
色々な方々がいらしてくださると思います。おひとりおひとりの心に深く温かい思い出として残るような、
この『花より男子』という作品の魅力、素晴らしさ、そして深さを皆様に感じて頂けるような公演にできるように、
出演者一丸となって心を込めて千秋楽まで務めて参りたいと思います。皆様どうぞ楽しみにいらして下さい!

◆城妃 美伶
エネルギーいっぱいに熱い舞台をお届けしますので、皆様是非いらして下さい!

(取材:橘涼香)

 

 

宝塚歌劇 花組

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE

『花より男子』

 

日程:2019年6月15日(土)~ 7月2日(火)

会場:TBS赤坂ACTシアター

 

公式サイト

 

 

 
 

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