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宝塚歌劇 星組公演 スペクタクル・ミュージカル『1789─バスティーユの恋人たち─』制作発表会見&パフォーマンス 2023年04月

(2023年04月22日記載)

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宝塚歌劇 星組公演 三井住友VISAカード シアター 
スペクタクル・ミュージカル『1789─バスティーユの恋人たち─』
制作発表会見&パフォーマンス





公演について(リリースより)


宝塚星組で待望の再演を果たすスペクタクル・ミュージカル『1789─バスティーユの恋人たち─』
制作発表会見が4月18日行われました。

『1789─バスティーユの恋人たち─』は、様々な話題作を生み出し続ける
ドーヴ・アチアとアルベール・コーエンにより2012年にフランスで初演され、大ヒットを記録した作品です。
2015年に小池修一郎の潤色・演出で宝塚歌劇月組公演として初演され、
のちに東宝ミュージカルとしても二度の上演を重ねている大人気演目で、
今回は星組トップスター礼 真琴が主人公ロナン・マズリエを。
トップ娘役の舞空 瞳が王太子の養育係オランプ役を演じる新たな作品として生まれ出ることになりました。

会見の前にまずパフォーマンスが行われ、礼真琴と舞空瞳による革命を志向するロナンと王太子の養育係であるオランプが、
それぞれの立場の違いから、恋をしてはいけないと葛藤しながら互いに惹かれていく心情を歌ったデュエット曲「この愛の先に」。
そして、今回の星組上演版のためにドーヴ・アチアが書き下ろした、愛し合う自由を自分は絶対にあきらめないと、
ロナンが思いの丈をぶつける新曲「愛しあう自由」を礼がたっぷりとソロで聞かせました。

パフォーマンス









制作発表会見


◆小池修一郎
8年ぶりの再演ということでございますけれども、その間に東宝で2回ほど上演致しました。
宝塚初演の時もフランス版に比べて少しずつ宝塚用のアダプテーションをしていたのですが、
さらに東宝版でもまた、よりドラマとして盛り上がるように手を加えております。
そして今回、日本に於いて三つ目のバージョンということになりますが、
最もロナンとオランプの二人に焦点を合わせた公演になると思います。
『1789─バスティーユの恋人たち』はそもそも群像劇として作られておりますので、
オリジナルの方では色々な人たちの描き方が均等に流れているのですが、宝塚はトップスターシステムということもありますし、
このドラマはやはりロナンの物語として一本に見るものであろう、その方が感動も深いものだと改めて実感いたしましたので、
今日お聞きいただいた新曲をドーヴ・アチアさんに書き下ろしていただき、ロナンが二幕で歌うソロナンバーとなっております。
8年前にはその時の月組の組構成を軸に宝塚版を作りましたけれども、
今回は今の星組のメンバー、座組のヒエラルキーに対してナンバーの再構成をいたしております。
ですから月組版をご覧になった方は、「あ、違うんだな」とお感じになるところも何か所かあると思いますが、
この『1789』は宝塚としては非常に珍しく主人公が農民の青年です。
そして彼は革命に加わるのだけれども、革命が終わったら故郷に帰ってそこを立て直すことをしようとしている男だと思っています。
おそらくは政治家になったりするのではなくて、故郷を見直しながら村起こし的なことをやったのではないかと。
とは言え彼はバスティーユで命を落としてしまうのですが、そういう志を持った青年の物語として、
お客様の心に残るものになればと思っております。8年前と比べると世界の情勢が、色々と安定していないと思います。
それから日本の環境にも推移があり、結論は何も出ていないと思うのですが、そういった中で、
この物語のように揺れる時代に人が何を求めていくのか、そしてその中から何を見出してどう生きていくのかということを、
庶民の、農民の青年が学び取り、時代を切り拓いていく物語ですから、今日本を取り巻く、そして世界全体の情勢と時代の中で、
改めて命をもっていることをすごく感じます。
もちろん宝塚歌劇は夢を描くところですから、そういったことを大上段に振りかざして語ろうとは思いませんけれども、
ご覧いただいた方の中でどこか、自分たちが今生きている時代との接点を、何か感じていただけたらいいなと思っております。




◆礼 真琴
8年前の月組さんで上演された『1789─バスティーユの恋人たち』を拝見した時、その楽曲の素晴らしさと
組全体がひとつになって民衆のパワーを客席に届けている舞台にとても感動いたしました。
そしていつしか自分も挑戦してみたいと夢を見るようになった作品でございます。
先ほど理事長もおっしゃいましたが、2019年に『ロックオペラモーツアルト』という作品をさせていただいた時に、
ドーヴ・アチアさんにお会いして、せっかくの機会なので『1789』の素晴らしさを熱く語らせていただいたんです。
そうしたら「『1789』の曲も是非機会があったらどこかで歌えたらいいね」と、3年半ほど前になりますが
お話ししていただけたんです。それが今回こうして実現できたこと、そしてこの作品に挑戦させていただけることに、
とても幸せな思いと身の引き締まる思いでございます。
今個性がみなぎっている星組生全員で、お客様に勇気と元気を届けられる舞台になればと思っております。
『Le Rouge et le Noir~赤と黒~』では大工の息子、今回は農夫の息子ということで、
ブルジョワに対して強い思いを抱いている雑草魂というところを前回から引き継ぎつつ、
強さをパワーに変えていきたいなと思っています。



舞空 瞳
この素晴らしいミュージカル作品に出させていただけますこと、心から光栄に思っております。
オランプ役をさせていただくにあたり、まだまだ課題はたくさんありますが、
小池先生のご指導のもとたくさんのことを学ばせていただき、いつもどんな時でも全身全霊で舞台に向かわれる
礼さんに全力でついていき、この世界の中でオランプとして力強く生きていけるように精いっぱい
お稽古に取り組んでまいりたいと思います。
制作発表の歌稽古の時に小池先生から「オランプはすごく芯があって寄り添うだけではなく、強い部分がある」ということを
最初に言っていただきまして、色々考えてみた時にやっぱりこの時代の中で楽しく生き抜いて行っている
女性の一人なのではないかなと感じたので、礼さんの作られるロナンと共に生きていけるぐらいの
パワーを大切に演じたいと思います。







【取材・文・撮影/橘涼香】

 

 

宝塚歌劇 星組公演

三井住友VISAカード シアター

スペクタクル・ミュージカル

『1789─バスティーユの恋人たち─』

Le Spectacle Musical ≪1789 – Les Amants de la Bastille≫

Produced by NTCA PRODUCTIONS, Dove Attia and Albert Cohen

International Licensing & Booking, G.L.O, Guillaume Lagorce

 

潤色・演出◇小池 修一郎

 

【宝塚大劇場 (兵庫県)公演】

日程:2023年6月2日(金)~7月2日(日)兵庫・宝塚大劇場

会場:兵庫・宝塚大劇場

〈料金〉SS席12,500円 S席8,800円 A席5,500円 B席3,500円

一般前売:2023年5月13日(土)

 

【東京宝塚劇場 (東京都)公演】

日程:2023年7月22日(土) ~8月27日(日)

会場:東京・東京宝塚劇場

〈料金〉SS席12,500円 S席9,500円 A席5,500円 B席3,500円

一般前売:2023年6月25日(日)

 

〈お問い合わせ〉宝塚歌劇インフォメーションセンター 057-00-5100

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2023/1789/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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