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宝塚歌劇 月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』東京公演が開幕!月城 かなと、海乃 美月 囲み取材 2024年06月

(2024年06月12日記載)

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宝塚歌劇 月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』東京公演が開幕!
月城 かなと、海乃 美月 囲み取材





公演について(リリースより)


ミュージカル・ロマン
『Eternal Voice 消え残る想い』
作・演出/正塚 晴彦
  

ヴィクトリア女王統治下のイギリス。考古学に傾倒しているユリウスは、古美術商を営む叔父に頼まれ、
アンティーク・ハンターとして各地を飛び回る生活を送っていた。
そんなある日、彼はメアリー・スチュアートの遺品とされる首飾りを手に入れる。
叔父は色めき立つが、その日からユリウスは原因不明の目眩や悪夢に悩まされるようになる。
あの首飾りは呪われているのではないか。思いあまったユリウスは超常現象を研究する友人の元を訪れ、
助手を務めるアデーラという女性に巡り会う。アデーラはユリウスを一目見るや、全てを察したかのように彼の状態を言い当てる。
この二人の邂逅はまさに運命的なものであった。そして二人はやがて巻き起こる国を揺るがしかねない大事件へと誘われてゆく…。
ダークな色合いもありながら笑いとペーソスを織り込んだエンターテインメント性溢れるミュージカル作品。   

レビュー・アニバーサリー
『Grande TAKARAZUKA 110!』
作・演出/中村 一徳  
 

宝塚歌劇が110年に亘り培ってきた歴史と伝統を受け継ぐと共に、新しい時代、歴史への始まりを祝うレビュー作品。
伝統的レビューへのオマージュから「月」をイメージした壮大な未来へのメッセージ、
そして宝塚歌劇の永遠のテーマである「愛」と「夢」の楽曲で構成する場面等、
永遠なる宝塚レビューへの想いを綴るレビュー・アニバーサリー。

囲み取材が行われました(2024年5月31日/撮影・取材 橘涼香)




◆月城 かなと 
本日はお集りいただきありがとうございます。私たちの退団公演となるこの公演が明日からスタート致します。
心をこめて務めて参りたいと思いますので、どうぞ千穐楽までよろしくお願い致します。


◆海乃 美月
皆様本日はありがとうございます。明日からはじまるこの公演、一瞬、一瞬を大切に、
そして月組の皆様と過ごす時間もかけがえのないものだと大切に思いながら、精一杯務めたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

ーーー宝塚ならではの二本立てで、最後の公演ともなりますが、それぞれどう楽しんで舞台に立っていらっしゃるのでしょうか?

◆月城 かなと 
(二人で顔を見合わせて笑ってから)オリジナル作品ということで、いまの月組のメンバーだったり、
そして私たちの退団ということに、先生方がすごく愛情をもってあてて書いてくださっているので、
下級生の時からお世話になってきた先生方や皆様への感謝の気持ちを込めて、
最後まで一生徒として、挑戦し続ける姿勢を忘れずに。
そういう作品をいただいたなと思うので、一生懸命務めたいと思います。

◆海乃 美月
私も退団公演なんですけれども、毎日毎日がまだまだ成長できる瞬間だなと思いながらお稽古をしておりまして、
大劇場公演中も1回、1回の公演を大切にできたらいいなと思いながら過ごしておりました。
東京公演も月城さんや月組の皆様と、その時創り上げるものを大切に、演じていけたらいいなと思います。

ーーーお芝居のお役柄を演じる上で大切にしているところは?

◆月城 かなと 
お芝居はやはりその時本気で感じてから喋るということ。
台詞が難しかったり、台詞数が多かったりするので、どうしてもそれを伝えなければという思いで喋ってしまうのですが、
この二人の役柄と言うのは、第六感と言うのか、感じ取れる人なんですね。
ですから、それを説明する時に、やっぱり自分の肚に落ちた、しみついた感覚を敢えて言葉にするならば、
こういう気持ちで……ということなので、先生からも「あまり急がず、ゆっくりでいいから、しっかり喋って欲しい」と
おっしゃっていただいたので、そこを意識したいなと思っています。

◆海乃 美月
私もお芝居ではその場で生まれる感覚というのを大切にしていて、
アデーレとユリウスさんはお互いにしかわからない気持ちだったり、感覚を持っているので、
そこはれいこさん(月城の愛称)とこれまで積み上げてこられた時間と言うものも重ねながら、
演じられたらいいなと思っています。

ーーーレビューのお好きな場面を教えてください。

◆月城 かなと 
私はやはり黒燕尾の場面がとても好きで。下級生時代から男役の黒燕尾というものには憧れがありましたので、
自分の退団公演で飾りのない黒燕尾で(踊る)曲が途中から「宝塚我が心の故郷」という、聞くだけで自分がいた世界に、
自分が思っている以上に愛着を持って過ごしてきたんだな、というものを毎回新鮮に感じながら踊らせていただいております。

◆海乃 美月
私はデュエットダンスの場面が一番好きです。今までれいこさんとデュエットダンスをさせていただいた時の振りが、
要所要所に散りばめられていて、その瞬間を観ているお客様にも思い出していただけたら嬉しいなと思いますし、
何よりその瞬間は場面を創るというよりも、お互いの気持ちをすごく感じ合いながら踊らせていただいておりますので、
私自身とても楽しく踊らせていただけていますから、その気持ちがお客様にも伝わったらいいなと思っております。

ーーー宝塚への思いと、月組への愛着を語ってください。

◆海乃 美月
宝塚のキラキラした世界に憧れて入った場所ですので、
自分が残りあと1ヶ月と少しこの舞台に立てる幸せを噛みしめながら務めたいと思いますし、
この場所は本当に愛情にあふれた素敵な場所だと感じております。
月組の皆様は本当に舞台に対して真摯に向き合っていらっしゃるとても素敵な方たちなので、
皆様と過ごす時間、そして月城さんと過ごす時間を大切にしながら千秋楽まで頑張りたいと思っております。

◆月城 かなと 
ひとことで言うのは難しいのですけれども、退めるいまになって思うのは、
退めてからも「宝塚出身」というのは一生背負っていくものであって、
それがいまこんなにも自分を励ましてくれるものになるとは、入った時には想像していませんでした。
退めるいま、自分が宝塚にいたんだということを恥ずかしくないように、それに誇りをもって
これからの人生を歩んでいけるように、ここでの仕事をきっちり終えて、そしてこれからの人生も生きていきたいなと思います。
月組の皆様に対しては、私は雪組から(組替えで)来ましたけれど、いまは「私がいた組は月組です」と心から言えるので、
その環境を作ってくださったのは、迎えてくださった月組の皆様だと思うので、こんなにも「月組の月城かなとです」と思いながら、
そしてこれからもそれを胸に置きながら生きていくんだろうなという、それだけ大きな一生を懸けた場所だったんだなと
思っております。

<ライブ中継・ライブ配信>


<ライブ中継・ライブ配信>
月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240322_003.html

 

 

宝塚歌劇 月組公演

 

ミュージカル・ロマン

『Eternal Voice 消え残る想い』

 

レビュー・アニバーサリー

『Grande TAKARAZUKA 110!』

 

公演期間:2024年6月1日(土)〜7月7日(日)

会場:東京宝塚劇場

 

*公演日程は下記公式サイトからご覧下さい。

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2024/eternalvoice/

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

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