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宝塚歌劇 星組『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』東京公演が開幕!
礼 真琴、舞空 瞳 囲み取材
政界コメディ
『記憶にございません!』
-トップ・シークレット-
原作/映画「記憶にございません!」 ©2019フジテレビ 東宝
映画脚本・監督/三谷 幸喜
潤色・上演台本・演出/石田 昌也
三谷幸喜脚本・監督により2019年に上映され、大ヒットを記録した映画「記憶にございません!」。
憲政史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介が、記憶を無くしたことで巻き起こす
騒動を描いた政界コメディを、宝塚歌劇で舞台化。
史上最悪のダメ総理と揶揄される黒田総理は、投げつけられた石が頭に当たったことで記憶を失ってしまう。
子供の頃のことは覚えているが、政治家になってからの記憶がそっくり抜け落ち、妻・聡子の顔すら忘れてしまう。
前代未聞…現職総理の記憶喪失に、首相秘書官の井坂らは、この事態をトップ・シークレットとして扱い、
黒田に無理やり政務を続行させる。一方黒田は、記憶を失ったことでこれまで自分が行ってきた(らしい?)
不倫、汚職、暴言等、数々の悪行を知り唖然。国民の為に襟を正し、真摯に政治に向き合っていく黒田だったが、
アメリカ大統領の訪日により官邸は再び大騒動に…。
カルナバル・ファンタジア
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』
作・演出/竹田 悠一郎
アルゼンチンのグアレグアイチュで行われるカルナバルを舞台に繰り広げる、パッショナブルなレビュー作品。
カルナバルへの期待に胸を高鳴らせるチーム“Tiara Azul(青色のティアラ)”のダンサー達は、
祝祭の始まりと共に熱狂の渦に包まれていく。カルナバルで出会い、運命の恋に身を委ねる恋人達……。
今、この瞬間を生き、歌い踊り続ける人々の姿を舞台上に鮮やかに息づかせると共に、
エネルギッシュな星組生達の魅力を余すところなく披露する、熱狂のカルナバル。
なお、この公演は演出家・竹田悠一郎の宝塚大劇場デビュー作となります。
◆礼 真琴
宝塚大劇場公演を経て、東京でも大いに笑って楽しんでいただけるように、
星組全員で頑張りますので、よろしくお願いいたします。
◆舞空 瞳
東京公演も1回1回大切に務めて参りたいと思います。
よろしくお願いいたいます。
ーーートップコンビとしては最後の舞台となりますが、どんな集大成を見せたいですか。
◆礼 真琴
『記憶にございません!』の石田昌也先生(潤色・上演台本・演出)と、
『Tiara Azul -Destino-』の竹田 悠一郎先生(作・演出)が、愛のある演出を作ってくださいました。
石田先生には、すごくたくさんお世話になっていて、私たちのこともよく分かった上での最後のサプライズがあったり。
竹田先生は今回デビュー作ということですが、なこちゃん(舞空)に最後ティアラを被せる場面もあります。
皆さまと噛み締めながらやろうと思いますが、(舞空へ向かい)どうですか?
◆舞空 瞳
特にショーでは、舞台上で礼さんと二人で踊らせていただく場面がすごく多いので、
ありがたく感じますし、すごく幸せなので1回1回大切に務めたいと思います。
ーーー宝塚としては異色のお芝居ですが、どのように観てもらいたいか、またショーの好きなシーンは。
◆礼 真琴
お芝居は、今回初めて三谷幸喜さんの作品をさせていただくということで、ハードルが高いのもありました。
元になっている映画は、それぞれ当て書きの俳優さんが出演されている中で、
その同じ役を自分たちが演じるということで、石田先生と相談をして、宝塚らしさというのも取り入れつつ、
ある意味、宝塚らしくない三谷さんの面白さを、新たに宝塚に取り入れられたらいいなと思っております。
ショーはアルゼンチンのカルナバルがテーマなので、中詰の「カルナバル本番」のコーナーが、
10分以上目まぐるしく進んでいくので、観ているお客様も圧倒されると思いますが、
それぞれ色分けでチームごとに気合を入れて頑張っていますので、中詰で最高潮に盛り上がれたらと思います。
◆舞空 瞳
コメディーは実際にやってみると難しいんだなということを実感しました。
映画を拝見して、画面では面白い表情、画角など、全ての皆さんが素晴らしいなと
クスッと笑ってしまうところも、宝塚の舞台でさせていただく意味を自分でも実感しながら演じていきたいと思います。
ショーは、見どころばかりで選べなのですが、宝塚大劇場の時にも、プロローグで客席がパッと明るくなった時に
皆さんのお顔を見た瞬間が本当に嬉しかったので、東京のお客様さまにも楽しみに待っていただけるように
幕開きを務めさせていただきます。
ーーー今回のお芝居は政治の情勢(選挙)とタイミングがあったことについて。
◆礼 真琴
宝塚大劇場の公演中でもテレビをつけると政治のニュースに溢れている毎日だったので、
「これはチャンスだ」と思って政治家の皆さんの立ち振る舞いや世間の意見など、
いつも以上に真面目にニュースを見ていました。
政治界の中で飛び交うワードも、ちょっとずつ理解しながら、今までとは違う感覚でニュースを見させていただいておりました。
こうして東京に来て、近く(国会議事堂)で公演をさせていただくからには、
私たちも日本を背負って頑張りたいと思います(笑)。
宝塚歌劇 星組 東京公演
政界コメディ
『記憶にございません!』
カルナバル・ファンタジア
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』
公演期間:2024年10月19日(土) ~12月1日(日)
会場:東京宝塚劇場
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2024/kiokunigozaimasen/
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