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宝塚歌劇 花組『エンジェリックライ』『Jubilee(ジュビリー)』東京公演が開幕!
永久輝 せあ、星空 美咲 囲み取材
公演概要(リリースより)
三井住友VISAカード シアター
ファンタジー・ホラロマン
『エンジェリックライ』
作・演出/谷 貴矢
天界一の大ホラ吹き、天使アザゼル。
類まれなる美貌と聡明さを持つ彼だったが、その大変なる素行の悪さから、ついに天帝の怒りを買ってしまう。
アザゼルは一切の能力を封じられ、修行と称して人間界へと堕とされてしまうのだった。
天界へと帰る方法を模索するアザゼルだったが、天使としての能力と共に、なんと嘘をつく能力も封印されてしまっていた。
人々に真実の素性を語るも、あまりの荒唐無稽さに相手にされず、ホラ吹き呼ばわりされてしまうアザゼル。
途方に暮れ、飲んだくれる彼は、一人の女性と出会う。彼女はエレナと名乗り、トレジャーハンターだという。
エレナは、どんな天使や悪魔をも従えることができる、と言い伝えられる秘宝「ソロモンの指輪」を狙っていた。
長らく人類史から紛失していたが、最近フェデリコという大富豪が入手した指輪が、それに違いないという。
指輪の力を使えば、自分も天界へ帰れるかもしれない、と協力を申し出るアザゼル。
二人は共闘を誓い、指輪を盗む策を練り始めるのだった。
その頃、フェデリコの元に別の怪しい影が忍び寄っていた。指輪の力を得んと欲する悪魔、フラウロスである。
一方、その動きを察知した天界も、大天使ラファエルを人間界に派遣し、事態は混迷を極めていく。
果たしてアザゼルは、人間、天使、悪魔が入り乱れる騙し合いに勝利し、力を取り戻して天界へと帰ることができるのか。
壮麗なる虚構で送る、ファンタジー・ホラロマン。
三井住友VISAカード シアター
レヴュー グロリア
『Jubilee(ジュビリー)』
作・演出/稲葉 太地
Jubilee⸺それは、記念祭や祝典を表す言葉。
宝塚歌劇110周年、そして永久輝せあと星空美咲の新トップコンビ率いる新生花組誕生に際して
栄光と歓びに満ち溢れたレヴューをお届け致します。
新たな王の誕生を祝うプロローグを始め豪華絢爛な数々の場面で綴る、
百花繚乱の花組生達の輝きを詰め込んだ祝祭感溢れるレヴュー。
囲み取材が行われました(2024年12月6日)
ーーー芝居、ショーどちらでも構いませんので「花組ってこういう魅力があるよね?」という
瞬間を教えていただけたらと思います。
◆永久輝 せあ
ショーの中詰めで皆様のいらっしゃる客席に降りるシーンがあるのですけれども、
大劇場公演を経てそこで花組生みんなの煌めきをすごく実感して、
このなかで花組のいいものをお客様に届けられるのが幸せだなと毎日思っていたので、
中詰めの「リズムの洪水」という場面です。
◆星空 美咲
私はお芝居のプロローグの天使の皆さんの場面で、上級生の方も下級生も誰もがそれぞれの役作りを、
大劇場公演を経てより緻密に積み重ねていって、みんなが果敢に新しいことにチャレンジし続けている姿が、
いまの花組の明るい前向きな姿の象徴なのではないのかなと思いながら、毎日袖から拝見させていただいております。
ーーートップコンビとしてのお披露目おめでとうございます。
永久輝さんトップスターの大羽根を背負っていかがですか?
◆永久輝 せあ
宝塚大劇場の舞台稽古で初めて背負った時には、歴代の方々から重みがあると伺っていたので
覚悟はしていたつもりだったのですが、それを遥かに越える重みというものをずっしりと感じました。
これを感じながら最後にパレードで、みんなの重みを背負って毎日公演する、
ということがどれほど大変なことか思い知りましたし、それがあるから余計に責任を持って、
誰よりも舞台に真摯に務める必要があるんだなということも自覚したという感じでした。
ーーーお二人はこれからどんなトップコンビになっていかれたいですか?
◆永久輝 せあ
明るく、朗らかに!でも花組は本当にみなさん明るい方ばかりなので、
その明るさだったり、自由さだったりをつぶすことなく、よりその幅を広げてあげられるように
先頭を走っていられたらなと思いますが(星空に)どうですか?
◆星空 美咲
永久輝さんがこの花組でご自身がやることに集中できるような環境を私が作っていけるように、
しっかりとお支えできるような自分でいられるように頑張ります。
ーーー谷貴矢先生の作品には出演のご経験も豊富ですが、
今回はいつにも増してファンタジーで、どう魅力を感じていらっしゃいますか?
◆永久輝 せあ
過去二作品、谷先生の作品に出演させていただいているのですが、自分のやってきた役柄が作品の中の現実、
リアルな部分を担う役だったこともあって、今回は「天使」というフィクションの部分を担当しているので、
谷先生の作品の経験者とは言え、最初は少しとまどいもありました。
でもその架空の物語、フィクションの部分がまざることによって、より現実的なものや、
人間らしさがすごく強調されてお客様の胸に届くところが一番の魅力かなと思っております。
◆星空 美咲
たくさんありますけれども、まずは普段なかなか使わないような「荒唐無稽」や「酒池肉林」といった
言葉に先生自身がすごくこだわりを持っていらっしゃるんだな、ということを稽古場から感じていました。
演じていてはお役への愛や、暖かさを感じるような作品だなと思いましたので、
それをちゃんとお届けできるように精一杯頑張りたいと思います。
ーーーそれぞれショーのお気に入りのシーンを教えて下さい。
◆永久輝 せあ
『ジュビリー』の全部の場面がすごく好きなのですが、初めてお稽古場で通しをした時に、
本当に花組らしいレビューだなという印象を受けました。
みんながキラキラと咲き誇っている色とりどりの、色んな形のお花が咲いている
この花組を象徴するかのような作品ですので、全部好きですね。
この作品でいまの花組がどれだけ素敵かということをお伝えできるレビューだなと思っていて、
毎日幸せを感じながら舞台に立っております。
◆星空 美咲
私も全部好きなんですけれども、なかでも中詰め!
お客様と客席降りで直接交流させていただけるということもあって、とても大好きですし、
東京でまた劇場の形も変わって、お客様とどんな風に交流できるのか?ということもすごく楽しみで好きです。
(取材・撮影 橘涼香)
<ライブ中継・ライブ配信>
花組公演『エンジェリックライ』『Jubilee』
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20240831_005.html
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。