宝塚歌劇宙組公演 凰稀 かなめ、実咲 凜音 初日前会見 2013年11月
(2013年11月23日記載)
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宝塚歌劇宙組公演
『風と共に去りぬ』
凰稀 かなめ、実咲 凜音 初日前会見
公演について(公演資料より)
東京宝塚劇場で、宙組公演が始まりました。
宝塚グランドロマン
『風と共に去りぬ』
原作/マーガレット・ミッチェル
脚本・演出/植田 紳爾 演出/谷 正純
今なお世界中で多くの人に愛されているベストセラー小説であり、映画版の大ヒットでも有名な名作「風と共に去りぬ」を、宝塚歌劇がミュージカル化したのが1977年。南北戦争を舞台に繰り広げられるドラマティックでスケールの大きい舞台は好評を頂き、以来、これまでに幾度も再演を重ねてきました。公演回数1216回、観客動員数272万人を誇る宝塚歌劇の代表作の一つです。この大作が、99周年の記念すべき年に甦ります。
会見が行われました(2013年11月21日)
◆凰稀 かなめ
久しぶりの『風と共に去りぬ』でとてもプレッシャーはありましたが、宙組一丸となって頑張って参りましたので、どうぞ千秋楽まで宜しくお願い致します。
◆実咲 凜音
宝塚大劇場公演を誠心誠意務めてまいりました。東京のお客様も首を長くしてお待ちくださっていると聞いておりますので、その期待にお応え出来るように日々、一日一日を大切に公演を務めてまいりたいと思います。千秋楽までどうぞよろしくお願い致します。
――有名な物語であり、宝塚で再演を繰り返している『風と共に去りぬ』ですが、どのようなお気持ちで演じようと思われていますか?
◆凰稀 かなめ
作品の中でレット・バトラーという役は描かれているのですよね。これほど宝塚で何度も上演されているというのは、その時のトップさんの魅力がレット・バトラーに加わるからこそ、宝塚の男役のレット・バトラーという風になるのではないかと思っております。私自身、全て洗い直しました。自分の人生や今まで生きてきた中でのことであったり、男役として一から考えて、自分の中にある不安や迷いを全て解決して今こういう状態にあります。
◆実咲 凜音
メラニーという役はひとことで言うと天使のようだねと言っていただくことが多く、私もその通りだと思っております。人に対して優しい部分というのが舞台でも一番出ていると思うのですけれど、優しさを人に出せるということは自分が強い思いを持っているからこそそうなるのではないかと。自分自身の強さを感じながら演じていきたいなと思っております。
―――ラストシーンのバトラーの心境は?
◆凰稀 かなめ
それぞれの解釈でいいと思っております。私の中での解釈は決まっているのですが、それを言ってしまうとつまらないので・・・
―――恋の物語と言うだけでなく南北戦争という大きなものが描かれていますが、スカーレットやメラニーの女性としての強さやたくましさをどう感じますか。
◆実咲 凜音
彼女(メラニー)が強い思いを持っていられるのはアシュレという旦那様が戦争に行っている間に、実は誰よりも一番「今何をするべきか」を現実的に考えることが出来る女性だからだと思います。彼を思う気持ちを自分のバネにしているというのが、彼女の強さなんじゃないかなと思います。
―――今日、榛名由梨さんがご覧になっていましたが、榛名さんから教えられたことは。
◆凰稀 かなめ
山ほどありすぎてどれを言ったらいいか分からないのですが・・・(笑)。
私がこんなことを言うのは申し訳ないのですけど、榛名先生と私は似ているところがあるんじゃないかと思っております。レット・バトラーとオスカルという全然違う役をやらせていただけるというのはなかなかない中で、こうやって何十年も経った今この役に巡り会えたことはすごいキセキだなと思いますし、声のトーンや出し方、クセが似ていると榛名先生はおっしゃっていました。声が高かったり、平べったくなってしまったりする中で、レット・バトラーという男性をやるとなると、声のトーンというのがすごく難しかったです。大劇場公演中はひたすらキーを下げてやっておりました。それをやらなくても内面的に創れていればそんなに気にならないとおっしゃっていただきました。他にも色んなことを言っていただきました。
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