情報紙から飛び出した 演劇系エンタメ サイト
Copyright Since1999 情報紙ターミナル
Copyright Since2010 株式会社ERIZUN

宝塚歌劇 月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 制作発表会 会見 2018年05月

(2018年05月24日記載)

『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。

※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。

 

宝塚歌劇 月組公演
三井住友VISAカード ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
制作発表会 会見

7875
関連記事→

宝塚歌劇 月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 制作発表会 パフォーマンス

公演について

三井住友VISAカード ミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ
音楽/シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会
潤色・演出/小池 修一郎

Original production: Vereinigte Bühnen Wien GmbH
Worldwide Stage Rights: VBW International GmbH
Linke Wienzeile 6, 1060 Vienna, Austria
international@vbw.at www.vbw-international.at
ORIGINAL PRODUCTION BY VBW VEREINIGTE BÜHNEN WIEN

1996年の初演以来、独創的なストーリーと、
美しい旋律で彩られたミュージカル・ナンバーで多くの人々を魅了してきた『エリザベート』。
上演回数は1000回を超え、観客動員数240万人を記録するなど、
名実ともに宝塚歌劇を代表する人気ミュージカルとなりました。
宝塚歌劇において記念すべき10回目の上演となるこの度の月組公演では、
作品毎に着実な進化を遂げている珠城りょうがトート役に、
この公演での退団が決まっている愛希れいかがエリザベート役に挑み、
新たなる『エリザベート』の歴史を刻みます。

製作発表が行われました(2018年5月8日)


7875
◆潤色・演出/小池 修一郎

前と違うところはどんなところですか?と、よく聞かれるのですが、
2002年に4回目の花組公演の時に「私が踊るとき」という曲が加わった以外はございません。
『エリザベート』という作品は回を重ねるごとに造形が深くなられているのは、お客様もそうだと思います。
宝塚歌劇団というのは、常にその時代のスターたちが歴史を紡いでリレーのように繋がってまいりました。
10代目のトートである珠城りょう、9代目のエリザベートである愛希れいか、
それ以外のキャストは、ほとんど10代目だと思うのですが、その前の9人がやってきたこと、
やることは一緒になのですが、単になぞるのではなくて、その人たちが苦労した道のりを
自分たちも歩みかつその上に自分なりの役を築いていくという、そこに新鮮味が生まれてきているのだと思います。
時にアグレッシブに革新的なアプローチをすることもあれば、逆にオーソドックスというか基本にかえって、
古典的で正攻法な役作りをする人も出てきて、そういうものが、その時その時でぶつかり合うというところが
すごく面白いと思います。そして今の月組というのはユニークで面白い組です。
それぞれ個性が色々あって、かたまっていないのが魅力だと思っています。
それが『エリザベート』という定番の作品によって、どのように皆が1つの変化を遂げていくのか、
そしてどのように役に新しい命を吹き込むかというのが、私自身がすごく楽しみにしております。
珠城りょうのトート像に関しては、すごく健康的です。
一昨日まで、空手の稽古着を着て舞台に立っていたというぐらいです。私は彼女が研3だったと思うのですが、
『スカーレット ピンパーネル』の新人公演の主役をやってもらい、その次に「ロミオとジュリエット」のロミオ役も
やってもらいました。このような歌のミュージカルというの中で役を作っていくというのは、
すごく若い時にちゃんと経験しているので、今回それを改めて主役として演じていくというところで、
自分なりにまた新たな扉を開いていくのではないかと思っています。
そして〝死〟というのは本人が死んでいるのではなくて、トートは〝死〟のエネルギーを表現しています。
〝死〟のエネルギーは時に世界を滅ぼすくらいの力があると思います。そのエネルギーということにおいては、
見事にエネルギッシュな〝死〟というのを演じていけるんじゃないかと、すごく楽しみにしております。
愛希れいかのエリザベートは、これが集大成でしょう。宝塚のエリザベートというのは、
花總まりさんが築かれた初代の儚げな美貌の皇后というあり方と、
大鳥れいさんや瀬奈じゅんさんが演じた力強い女性という面を描くエリザベート像があると思います。
愛希れいかで、また新たに、その両方を演じていけるのではないかと思います。そこも大変楽しみにしております。
恐らく配役的な面白さでいったら、この今の月組には意外なところもあって、私自身も、
この人が演じたらどうなるのだろうという思うところがいっぱいあって、そこがどういう結果が出るのかというのは、
稽古場では100%は見えませんから、舞台の上で扮装をし、置物を置き、ライトを浴びて、そしてオーケストラの音に
乗って歌い演じた時に初めて結論が出る。それを本当に楽しみにしております。
暑い最中ではございますが、皆で頑張って稽古をして、夏の終わりから秋にかけて、
皆さまにご覧いただけることを楽しみにしております。

7875
◆珠城りょう

今回、私は『エリザベート』の中で、トート役をさせていただくと伺った時、正直驚きました。
前回の『All for One』では、太陽と土の匂いがすると言われるような生命力溢れる青年を演じさせていただきました。
ですが今回〝死〟という存在を演じるのは2回目でございまして、前回は『ロミオとジュリエット』の
〝死〟という役を本公演でさせていただいております。その時も小池先生の演出でしたし、
今回も小池先生の演出なので、自分の中での節目や何か自分にとって挑戦になるような役を
いつも小池先生には与えていただいておりました。役者としては、自分に無い役を挑戦させていただけるということは、
役者冥利につきるといいますか、とても意欲が湧いてくる嬉しいことだと思います。
今まで、この10回目となる『エリザベート』まで沢山の諸先輩方がつないで来られた、この作品の息吹を感じつつ、
諸先輩方の尊敬の念も持ちつつ、でも今の自分にしかできない、今の月組にしかできない、『エリザベート』というのを、
お届けできたらといいなと思います。そして、今回相手役の愛希れいかの退団公演となっております。
彼女とは学年が1つ違いということもありましたので、いい意味で全身全霊で心をぶつけ合って作ってきました。
そんな彼女とは、この作品で物語を作るのは最後になりますが、つい先日の公演で沢山の仲間が卒業していったように、
出会いがあれば、別れがある、それが宝塚だと思います。
でも、その一瞬一瞬を全力で、生徒自身、そしてお客様とともに過ごしていくからこそ、
その瞬間がより美しく輝くのでは無いかと思っております。
やるからには、私自身、そして今の月組にできる『エリザベート』というものを最高の作品がお届けできるように、
自分も悩み葛藤しつつ、しっかりと前を向いて歩み、素晴らしい作品にできるように努力して参りたいと思います。
皆さま、楽しみいしていただけたらと思います。

7875
◆愛希れいか

この作品に出演できること、エリザベートという役を演じさせていただくこと幸せに思うと同時に、
本当に身の引き締まる思いでございます。そして、私ごとではございますが、この東京公演をもちまして、
宝塚歌劇団を退団させていただきます。今まで見守ってくださった全ての皆さまに感謝の気持ちを込めて、
私にしかできないエリザベートを精一杯務めて参りたいと思っております。
そして、とてもご縁のある小池先生の作品で、私は本当に先生に育てていただきました。
本当に沢山の挑戦をさせていただきましたし、その公演が終わるたびに充実感を感じておりました。
そんな先生と珠城さん率いる月組の皆さんと一緒に精一杯務めて参りたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

975_0001

 

 

宝塚歌劇 月組公演

三井住友VISAカード ミュージカル

『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』

脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ

音楽/シルヴェスター・リーヴァイ

オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会

潤色・演出/小池 修一郎

 

 

日時:2018年8月24日(金)~ 10月1日(月)

会場:宝塚大劇場

2018/7/21(土)より一般前売開始!

 

日時:2018年10月19日(金)~ 11月18日(日)

会場:東京宝塚劇場

2018/9/16(日)より一般前売開始!

 

公式サイト

 

 

 
 

情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。

[ PR ]