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東京都目黒区・めぐろパーシモンホール 館内見学レポート動画
『めぐろパーシモンホール』とは、どんな場所?
東京都目黒区にある『めぐろパーシモンホール』。
かつてここには、深い緑と歴史に包まれた学府「都立大学」がありました。
移転した大学の跡地に目黒区の複合施設が誕生したのは2002年のこと。
その中にあるホールは、界隈の地名「柿の木坂」の「柿(英語名:persimmon)」に由来して
『めぐろパーシモンホール』と名付けられました。
『めぐろパーシモンホール』館内見学レポート動画
レポート(2020年11月17日 取材:住川禾乙里)
東急東横線都立大学駅「都立大学駅」改札口を出て左へ進み、
目黒通りを渡ってまっすぐ緩やかな坂をあがると芝生の広場が見えてきます。
ここが目黒区の複合施設「めぐろ区民キャンパス」です。
この施設の1つが、目黒区の芸術文化の拠点『めぐろパーシモンホール』です。
「めぐろ区民キャンパス」には、ホールの他に、図書館や体育館があります。
遊具で遊ぶ元気な子ども達や図書館でじっくりと本を読む人、
体育館のトレーニング室で汗を流す人など、目黒区民の憩いの場になっています。
※令和3年10月8日まで八雲体育館施設利用は中止(延長になる場合あり)
『めぐろパーシモンホール』の施設内には、
大ホールや小ホール、リハーサル室、練習室、会議室、保育室があります。
1階にある大ホール正面の入り口。
フランス語で暖炉や団らんの意味を持つホワイエがあり、
ガラス張りの明るい空間で、開演前の時間をゆったりと過ごすことができます。
大ホール客席は、車椅子スペースを含めて1,200席あり、
木をふんだんに使った温もりを感じる空間です。
舞台上には、日本初の吊り下げ式音響反射板が採用されていて、
オーケストラピットも備えているので、オペラやバレエ、ミュージカルなど、
さまざまな舞台芸術に対応しています。
天井に設置されているシャンデリアは、
この地域「八雲」という地名にちなんで8個配置されています。
また、西陣織の緞帳は「翠明(すいめい)」という名前がついており、
目黒の土地が“たけのこ”の特産地だったことから、
竹をモチーフにグリーンの濃淡で表現しています。
地下にある小ホールは、小規模な演奏会や各種発表会、パーティー、講演会など、
さまざまなジャンルに対応できる多目的ホール。
広いホワイエを抜けると両サイドからホール内へ入ることができます。定員は200席。
客席が可動式になっているので、催し物に合わせて舞台客席形式や平土間形式としても利用できます。
ホワイエにはスロープがあったり、舞台と楽屋への導線がフラットなのも便利。
目黒を代表する『めぐろパーシモンホール』は、
たくさんのこだわりと、利用者が使いやすいように配慮されている施設でした。
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