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金丸座「第三十八回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」初日舞台写真

※舞台写真を多数掲載しております。観劇前の方はご注意ください。

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公演概要（リリースより）

4月4日(金)に「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が快晴のなか初日を迎えました。

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、天保6(1835)年に建築された現存する日本最古の
本格的芝居小屋である旧金毘羅大芝居(金丸座)にて、昭和60(1985)年6月の初公演以来愛されている歌舞伎公演です。
第三十八回となる今回は中村萬壽、中村獅童、中村時蔵、中村萬太郎、中村陽喜、中村夏幹、
澤村精四郎、上村吉弥、河原崎権十郎、中村錦之助が出演し、
第一部は『毛谷村』『魚屋宗五郎』、第二部は『蜘蛛の拍子舞』『らくだ』を上演いたします。

初日を迎えた金丸座は、前日に行われたお練りの盛り上がりに引き続き大勢の観客で賑わい
至近距離で繰り広げられる熱い舞台にあたたかい拍手や歓声がおくられました。

あらすじ（抜粋）

【第一部】
彦山権現誓助剱『毛谷村』
この作品は、天明六(一七八六)年に大坂・道頓堀東の芝居で人形浄瑠璃として初演されました。
本外題は『彦山権現誓助剱』で、全十一段の時代浄瑠璃です。
梅野下風、近松保蔵の合作による本作は、剣術師の吉岡一味斎が京極内匠に討たれた仇を、
弟子の毛谷村六助が討つという「仇討ち物」です。
歌舞伎では、通称『毛谷村』と呼ばれる九段目の「六助住家の場」が上演を重ねています。

新皿屋舗月雨暈『魚屋宗五郎』
この作品は、明治十六(一八八三)年に東京・市村座で初演されました。
作者は河竹黙阿弥で、本名題は『新皿屋舗月雨暈』。
全三幕九場の内、二幕目「魚屋内」から三幕目の「磯部屋敷庭先」までが通称『魚屋宗五郎』と
呼ばれる場面で、この二幕が繰り返し上演されています。





【第二部】
『蜘蛛の拍子舞』
この作品は、天明元(一七八一)年に江戸・中村座で初演された『四天王宿直着綿』の中の所作事です。
本名題は『我背子恋の相槌』で、作詞は初世桜田治助、作曲は初世杵屋佐吉による長唄舞踊です。




眠駱駝物語『らくだ』
この作品は、昭和三(一九二八)年に東京・本郷座で初演されました。
落語の「らくだ」を歌舞伎に移した本作は、岡鬼太郎によって戯曲化されたもので、
本名題は『眠駱駝物語』です。落語の「らくだ」は、上方落語の四世桂文吾が完成させた後、
三世柳家小さんが東京の寄席でもかけるようになり、東西で人気の噺となりました。
その人気も相まって、歌舞伎の『らくだ 』も初演以来、上演を重ねています。

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