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宝塚歌劇 月組『GUYS AND DOLLS』東京公演が開幕!鳳月 杏、天紫 珠李  囲み取材 2025年10月

(2025年10月07日記載)

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宝塚歌劇 月組『GUYS AND DOLLS』東京公演が開幕!
鳳月 杏、天紫 珠李  囲み取材


公演概要(リリースより)


三井住友VISAカード ミュージカル
『GUYS AND DOLLS』

“GUYS AND DOLLS”
A Musical Fable of Broadway
Based on a Story and Characters of Damon Runyon
Music and Lyrics by Frank Loesser
Book by Jo Swerling and Abe Burrows
原作/デイモン・ラニヨン 作曲・作詞/フランク・レッサー
脚本/ジョー・スワーリング、エイブ・バロウズ
脚色・演出・訳詞/稲葉 太地
GUYS AND DOLLS is presented through special arrangement with Music Theatre International (MTI), New York, NY, USA.
All authorized performance materials are also supplied by MTI. www.mtishows.com   

ブロードウェイで最も陽気なミュージカル・コメディの一つとして絶大な人気を誇る「GUYS AND DOLLS」。
1950年にブロードウェイで初演され1200回ものロングランを記録、その後も世界各地で再演を重ね、
今なお愛され続けるミュージカル・コメディの傑作中の傑作です。
宝塚歌劇では1984年に月組の大地真央、黒木瞳により初演、2002年に月組の紫吹淳、映美くらら、
2015年に星組の北翔海莉と妃海風により再演され、いずれも大好評を博しました。
心躍るナンバーで綴られたこの名作ミュージカルを、鳳月杏と天紫珠李を中心とした月組が、
2025年版の新たな上演台本、訳詞、演出でお届け致します。
舞台は1948年頃のニューヨーク。ギャンブラーのスカイが、仲間のネイサンから“指名した女を口説き落とせるか”という
賭けを申し込まれる。指名されたのはお堅いことで有名な救世軍の娘サラ。
プレイボーイを自認するスカイは、余裕たっぷりにこの賭けに乗り、言葉巧みにサラを口説き始めるが…。   

囲み取材が行われました(2025年10月3日)



◆鳳月 杏
皆様本日は通し稽古にお越しくださいましてありがとうございました。
短いお稽古期間でしたけれども、(宝塚)大劇場から東京に向けてみんなでブラッシュアップして、
新しいガイズをお届けできたらなと思っております。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。

◆天紫 珠李
本日は通し舞台稽古にお越し下さりありがとうございます。
東京のお客様にも、月組らしい新しい『GUYS AND DOLLS』をお届けできるように、
精進して参りたいと思います。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。

ーーー新しいという言葉がお二人から出ましたが、再演を繰り返してきた作品でありつつ、
今回の新演出をどう楽しんで演じていらっしゃいますか?


◆鳳月 杏
宝塚歌劇でも何度も再演されている作品ですので、この作品ファンの方もたくさんいらっしゃいます。
その方たちが大事にされてきたことですとか、先輩方から受け継がれてきた初演からの『GUYS AND DOLLS』
というものも大切にしつつも、現代の皆様に親しみを持っていただける新演出になっていると思うので、
そういう意味も含めて、今の時代に合った、月組の新しい作品ができるのではないかな、と思っています。

◆天紫 珠李
聞きなじみのある楽曲ですとか、印象的なセリフというもののファンでいらっしゃる方もきっと多いと思うのですが、
(演出の)稲葉太地先生が月組バージョンで、一から新しい気持ちで演出してくださったので、
自分たちの色を出しつつも、これまで創ってこられた大切な伝統的作品を継承できるように、
楽しんで、新たなものを新鮮に創るという気持ちで臨みたいです。

ーーー台詞や、歌詞の翻訳も変わっているなかで、
いまの月組、お二人ならではのというところで考えられたことは?


◆鳳月 杏
私も個人的に宝塚の『GUYS AND DOLLS』のファンでしたので、この台詞をこの方が言うと、など、
自分の中にも印象深いイメージがずっとありました。
それをある意味忘れてと言いますか、自分らしく演じるのが難しいこともあったのですが、
今回新しく台詞を書き換えてくださったことによって、私たちに合った言葉遣いや言葉選びを稲葉先生が考えてくださって、
すごく話しやすいと感じます。あとは公演の前にイギリスで『GUYS AND DOLLS』を拝見したのですが、
その時に新しい感覚と言うのか、作品をすごく近くに感じることができました。
皆様もこの作品の中に登場しているかのような近い感覚で、愛していただけるようにと心がけて、
自分らしく演じようとお稽古しました。

◆天紫 珠李
私もイギリスで『GUYS AND DOLLS』を拝見したとき、サラを演じている方、そして皆さんもなのですが
とてもエネルギッシュな印象を受けて。昔の作品ではありますが、今の時代に合っているし、
月組にピッタリの作品だなと思ったので、変化を恐れずに、自分らしく演じたいと思ってお稽古しています。

ーーースーツの着こなしがさすが宝塚という美しさですが、
宝塚だからこそできる『GUYS AND DOLLS』はこれだ、というポイントは?


◆鳳月 杏
スーツ姿というのが、実は男役にとっては一番難しいんですね。
学年を重ね、ただ立っているだけでも着こなせるようになるまで、
下級生時代から色々な研究が必要なコスチュームのひとつだと思っているので、
そういう意味でも、下級生のみんなにも勉強してもらういい機会かなというのがひとつあります。
あとはやっぱりギャンブラーの人たちの格好良さも捨てきれないのが宝塚の『GUYS AND DOLLS』だというところがあります。
ギャンブラーって自信があって、それぞれが粒立ってみえる役どころだと思うので、そこを男役としての自信につなげられるよう、
ひとり一人ができたらいいのではないかと思っています。

ーーー初演から75年経っても変わらない作品の魅力をどう感じていますか?

◆鳳月 杏
時代背景は変わるけれどもとても普遍的なテーマと言いますか、人間の心のつながりや恋人同士の愛の形など、
70年以上前の作品とは思えないくらい、スッと親しみを持てるのがすごくいいところだと思うので、
それを感じてもらえるように、お客様には楽しんでいただきたいなと思います。
あとは音楽のアレンジも今回かなり変わっていて、色々なジャンルの曲がちりばめられているので、
今までとは違ったアレンジを楽しんでいただけたらいいなと思っています。

ーーースカイとサラを演じていて、お互いに感じている素敵さは?

◆鳳月 杏
サラは娘役さんの繊細な部分にプラスして、自立しているところや大胆さ、アメリカのハッピーミュージカルだからこそ、
頭で考えて小さくまとまるのではなく、感情をぶつけ合えるところが魅力だなと思います。
そういう意味ではしんみりしないようにと言うのか(天紫を見て笑い合い)ハッピーなミュージカルだということを
お互いに意識しながら、勢いを持ったお芝居ができているかなと思うので、今回はすごく勉強になっていると思います。

◆天紫 珠李
スカイは舞台上に出てずっと話しているわけではないですし、場面に出ていてもご自身が歌われていないところや、
周りの人が(場を)動かしているのを客観的に見ているのが印象的部分だなと思うのですが、
そういうところでも自然にストーリー性を感じさせる、先ほどスーツの着こなしのお話もありましたが、
極々自然に存在されているのが本当にスカイそのもので、そこがいつも素敵だなと思います。

(取材・撮影 橘涼香)



<ライブ中継・ライブ配信>
月組公演『GUYS AND DOLLS』

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20250628_005.html

 

宝塚歌劇 月組 東京公演

 

三井住友VISAカード ミュージカル

『GUYS AND DOLLS』

 

公演期間:2025年10月4日(土)〜11月16日(日)

会場:東京宝塚劇場

 

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2025/guysanddolls/

 

 

 
 

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