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彩吹真央さんインタビュー(後編)彩吹真央 25th Anniversary Live「Le Printemps -春-」 2019年02月

(2019年02月15日記載)

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彩吹真央さんインタビュー(後編)彩吹真央 25th Anniversary Live「Le Printemps -春-」

彩吹真央さんインタビュー(後編)
彩吹真央 25th Anniversary Live「Le Printemps -春-」

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関連記事→彩吹真央 25th Anniversary Y Live 「Le Printemps -春-」 関連記事→彩吹真央さんインタビュー(前編)ミュージカル「Red Hot and COLE」

公演について(リリースより)

女優・彩吹真央の芸歴25周年を記念し、丸の内 コットンクラブでライブ開催決定!
今までにご縁のある方々をゲストとしてお招きしたスペシャルライブとなる
ライブYシリーズ第4弾は「(春)」をテーマに25年の軌跡、
そして新たな一歩へ向けての挑戦を盛り込んだ充実のステージをお届けします。

出演者:彩吹真央
《ゲスト》
4月19日(金)
[1st.show] 鈴木壮麻
[2nd.show] 鳳蘭
4月20日(土)
[1st.show] 篠井英介
[2nd.show] 小松亮太
4月21日(日)
[1st.show & 2nd.show] 田代万里生
《バンド》
大貫祐一郎(音楽監督・ピアノ) 他

彩吹真央さんインタビュー(2019年1月19日 取材・撮影・文:住川禾乙里)

 

―――ミュージカル「Red Hot and COLE」の後は、4月に25周年記念のライブが開催されます。
コットンクラブでは三度目となりますね。



◆彩吹真央
何か記念のことをと思った時に、やっぱり宝塚の16年があっての私なので、歌で綴る私の歴史みたいな形で
20周年の時にもコンサートをさせていただきました。今回も、もちろんそういう要素もありつつ、
これからの私が「こういうことにもチャレンジしたい」ということも加えたいなと思いました。
ただ過去を振り返るだけではなく、「こんな役を見たいな」とか「あんな歌を聞きたいな」とか、
未来を想像していただけるようなライブにできたらいいなと思います。その中で、本当に素晴らしい方々に
ゲストとして出演していただくことになりました。私の25年の間にご一緒した、
とてもご縁の深い方々に出ていただけるので、その方々と縁のある曲を歌わせていただいたりする予定です。
やっぱり人と人との繋がりって大切だなと改めて思いましたし、この方々との出会いがあったからこそ、
今の私があってということへの感謝の想いも込めています。

―――前回のインタビュー(2017年)の時には、次回作の構想があるというお話しでしたが、
それは組み込まれているのですか?



◆彩吹真央
今回は組み込まれていないですね。前々回は“Yシリーズ”の中でも女優として“女性”にフォーカスを当てて、
前回は“世界旅行”と、それぞれにテーマを決めていました。今回はもちろん“Yシリーズの一貫ではありますが、
彩吹真央というエンターテイナーとしての25周年というくくりの中で、今の自分が伝えたいことは何か。
もちろん今までも、その時に伝えたいことは組み込んでいるのですが、自分が歩んできた道に対しての
感謝と希望みたいなことを含められたらいいなと。タイトルをも「Le Printemps -春-」としたのですが、
私の人生の中で、節目ごとに“春”というものがキーワードになっています。
彩吹真央として初舞台立ったのも春ですし、宝塚を退団したのも春、そして今回のライブも春。
節目の春でもあるしスタートの春でもある。桜や色々な花の華やかさ、これから暖かくなっていくぞ!
という期待や希望を日々感じるじゃないですか。そういう意味でポジティブになれる四季の1つとして
純粋に春が大好きなので、人生の暖かみみたいなものが伝わったらいいなと思っています。

―――前々回はピアノの弾き語りをされましたが、
今回は何かチャレンジすることはあるのでしょうか?



◆彩吹真央
(ピアノの弾き語りは)ど緊張しました(笑)。挑戦というか、歌のジャンルとして
もっと深めていきたいという意味やタイトルをフランス語にしたということもありますが、
今までにあまり歌ったことのない“シャンソン”にチャレンジしたいと思います。
最近ミュージカル『マリー・アントワネット』に出演したり、フランスにまつわることが多かったので、
春らしいPrintemps(=プランタン/春)の雰囲気など。「音楽の都・パリ」と聞くだけでも華やぐじゃないですか。
まだ構想を練っている最中ですが、前回とは違う“Yシリーズ”の1つのライブになったらいいなと思います。

―――ゲストの方とは共演した時の曲が聞けるのでしょうか!?


◆彩吹真央
実際に「この曲を歌いましょう」と決まった方もいれば、これから決めて行く方もいます。
この二人ならこの曲だよねというのではなく、せっかくの機会だから「ここじゃなきゃ聞けないよね」
という曲も選んだりしています。私が彩吹さんファンだったら「全部観に行きたい!」と思うくらい
豪華な方々に出ていただいているので、なんて幸せなんだろうと本当に思います。
だからこそ1回1回の本番、良きものを作っていきたいと思っています。

―――共演されるゲストそれぞれのお人柄を一言で教えてください。


◆彩吹真央
鈴木壮麻さんは、たくさん共演していますが最初に共演させていただいたのがミュージカル『COCO』。
先輩なので失礼かもしれませんが、その時から、すごくフレンドリーに接しさせていただいて、
紳士的なのに友達みたいな。全然性格は違うのに色々なことが相談できる良き先輩というイメージだったんです。
『End of the RAINBOW』で再びご一緒させていただいた時に、これまで鈴木壮麻さんが歩んでこられた
凄さみたいなものを肌で感じて、私にとってすごく重要な作品、役に出会えた時にご一緒できたのは、
すごくありがたかったし助けていただきました。これからも新しい作品でご一緒したいけど、
あの『End of the RAINBOW』は大切にしていきたいという思いもあります。
あ、一言で教えてって言ったのよね(笑)。一言でいうと面白い人!面白い紳士的な人です。

鳳蘭さんも、ミュージカル『COCO』で共演させていただいて、私が宝塚を退団して初めてご一緒させていただいた
宝塚の先輩です。最初は緊張しましたが、ココに対してすごく影響力のあるノエルという役をいただいて
緊張している場合ではありませんでした。ただただ両手を広げて全てを受け止めてくださった方。
でも普段は何時間でも喋れちゃうような大阪のお姉様で、何でも相談に乗ってくれます。
ちょっとしたことでもすぐにメールを送りたくなる人なんです。だからツレ(鳳)さんが
テレビに出ていらっしゃると「テレビ拝見しました~!丁度こんなことで落ち込んでいた時だったので
元気もらいました」ってメールを送ると、すぐにその時の自分に必要な言葉を送ってくださるんですよ。
また、こうして共演できるなんて、なんて幸せなんだろうって思います。
そのままですが、大輪の蘭のような方ですね。

篠井英介さんは、『Glorious!』でご一緒しました。この方にお会いすると絶対に笑顔になります。
人間生きていて嫌になることや悩んでしまって丸くなれない自分がいたりするじゃないですか、
でも篠井さんは本当に丸い方なので、ちょっと目が合ったり話すだけでふっと浄化される感じがします。
人間こういなきゃいけないんだなというお釈迦様のような方。ご一緒させていただけて嬉しかったし、
それが私の今を作っていると思う。本当に財産ですね。

小松亮太さんは、みなさんご存知のバンドネオン奏者ですが同い年なんですよ。
私から見たらすごく有名なバンドネオン奏者という位の高いイメージだったのですが、
タンゴミュージカル『ロコへのバラード』でご一緒させていただいて、友達みたいな感覚というか、
すごくフラットな方でした。このバンドネオンという楽器、そしてタンゴというジャンルを世に知らしめたい、
日本に広げたいという情熱がすごくあるのですが、喋るとタメのお兄ちゃんみたいな(笑)。
そのギャップにやられましたね。初めてご覧になる方は、演奏している姿を見たら「惚れますよ!」というくらい素敵。
もう大尊敬しています。同い年のこの方が、日本のタンゴ界、バンドネオン界を背負ってタンゴを広めることに
情熱を注いでいる。なんか負けていられないと思いますね。小松さんの音色を聞いただけで溶けそうになるのですが、
再び自分のライブで聞かせていただけるということで、なんて贅沢極まりないことかと!

―――主役は溶けている場合ではありません(笑)。


◆彩吹真央
本当ですね。でも、その瞬間だけ溶けちゃうかもしれない〜(笑)。
先日、小松さんの20周年のライブを拝見したのですが、単純にファンモードでした。
こんなにたっぷり小松さんの曲を生で聞けるなんて贅沢だな〜と思いながら。
私のお隣にいらしていた女性の方も私と同じような反応をされていて、
やっぱり琴線に触れるところって一緒なんだなと思いましたね。

田代万里生くんは、今までご一緒した作品が他の共演者の方々の中でも恐らく1番多いです。
すごく密にしたお芝居もありましたし、私より年下なのに、すごくリードをしてくれたこともありました。
彼の歌う歌の世界観が好きなんですよね。声の伸びや彼がこう歌いたいということをちゃんとそこで
自信を持って歌い、私をそこへ連れていってくれる、その歌唱力に敬服しております。
彼とは「ここでしか歌えない歌を歌いたいよね」と言っています。

皆さん尊敬する素晴らしい方々です。よくゲスト出演となると同期生や仲の良い共演者の方に
出ていただくとはありますが、今回は、私が尊敬して目標とするものを持っている方々なので、
そういう意味ではこのライブは25周年を振り返るだけではなくて、この先を見据えて、
ゲストの方々のようにもなりたいという意味も含めて、出演していただくことになったというのが経緯でもあります。

―――その先の30周年に向けての構想もすでにあったりしますか?


◆彩吹真央
私が宝塚に在籍していたのが16年なのですが、芸能生活30周年の時は女優として、
まだ宝塚を在籍していた年数を超えていないんですよね。その次の年に超えることになるので、
31周年の時に宝塚にいた時の彩吹真央を越えたいという思いが私の中にあります。
もちろん宝塚での16年があっての30周年ということになりますが、これからの(30周年に向けた)5年間で、
今の私より5年後には越えたいし、その次の年には宝塚にいた時の彩吹真央を越えたいという目標があります。
何を持って越える、越えないってわからないのですが、それは自分の中で「あ、越えたな」と思ったら
その時だろうし、ご覧になった方々が「宝塚の彩吹真央を越えたな」と思ってくださったら、
それはそれで正解なのだと思います。でもその時に「まだまだだな」と思われてもいいと思うんですよ。
それを目標に、この5年間をやっていきたいなと思っています。宝塚での16年間で自信を持って
宝塚男役・彩吹真央というものを卒業できたので、その自信を持ったものを越えるのは高いハードルだと思いますが、
宝塚を退団してから今日まで出会った作品や役、そして共演者の方々って、宝塚にいた時間にも匹敵するくらい
濃いものだったと思うので、そこにプラス5年としたら、きっともっと濃いものを得られるんじゃないかなと思うのです。
でもそれは自分のやる気次第なんですよね。自分が疲れたなとか、もういいかなと思ってしまったら、
そこで終わって薄い5年になってしまいますが、今まで以上にもっと濃く進んでいきたい。
そうなった時に、ようやく宝塚の彩吹真央を越える自分がそこにいられるんじゃないかなって。
昨年は『マリー・アントワネット』という5ヶ月間の長い公演だったし、その公演が終わるタイミングだったので、
これから自分はどうする?と、2019年が明けた時に考えました。もちろん今年は25周年という節目の時でもありますが
未来に繋がるように、宝塚にいた年月を越えた時に振り返って、自分を越えられた自分に出会えるように進んでいこう
と思いました。精神的にも色々な意味でも越えられたらと思いますね。

―――では最後に、今オフでハマっていることを教えてください。


◆彩吹真央
趣味がなくて、猫を可愛がるくらいしかなかったんですよ。
本当に可愛くて、今日も「可愛いね」って言いながら出てきました。本当に癒してくれるので、いてくれて良かった〜と。
ただ寝ているだけですけど(笑)。私がご飯あげても寄って来てくれなくても、自分がお腹空いた時に寄ってきてくれる
というマイベースなところが好きなのですが、それはもう当たり前のことになっているので、
趣味は?と聞かれるとあんまりないんですよね。ドライブして良い景色見に行くとか温泉に入るとか。

でも先日友達と話をしている時に、ゴルフの話題が出てピンッと「ゴルフやってみたい」と思ったので、
今年はちょっと暖かくなってから、ゴルフをはじめようかなと。舞台に関係することしかやってこなかった
自分が何か狭めてしまっているような気がして、あまり時間はないと思うのですが「ゴルフをはじめるぞ!」
思えた自分がいて良かったと思って。鳳蘭さんとお話させていただいた時に「あなたゴルフしないの?」と言われて、
その時は全然考えてもいなかったのですが、「ゴルフやる時間もないし、ゴルフのセットも持ってないですし」と言ったら
「借りたらえぇねん、絶対にハマるし行こう!コースでよう!」と言ってくださって。
その時は「そんな機会があったらぜひ」という感じだったのですが、もし私ゴルフできたらツレさんと
一緒にコースが回れる!と思って。すごく楽しそうですよね。それにゴルフをやっている方との交流も増えるかもしれない。
景色を見ることも好きなので、スポーツしながら自然も堪能できる。バンカーばかりになると荒れる人もいれば、
淡々とやる人もいて人間性が出ると聞いたので、すごく楽しみ。自分がどういう風にこの一打を打つのだろうとか、
想像しただけで早くコースに出たいなと思いますね。宝塚に入る前にゴルフの打ちっ放しに行った機会は何度かあって、
すごくカーンと飛んで褒められたこともあるので恐らくできると思います(笑)。大阪のラジオに出た時に小山乃里子さんに
言っていただいたのは「タカラジェンヌは体幹がしっかりしているからゴルフは絶対に飛ぶよ」とも言われました。
これまで旅行とか、仕事に繋げた趣味ばかりだったので、全く違うことを初めてみます!

―――宣言しましたね!次回のインタビューの時を楽しみにしています。ありがとうございました。


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彩吹真央 25th Anniversary Y Live

「Le Printemps -春-」

 

日程:4月19日(金)~21日(日) 全6公演

 

4月19日(金)

[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm

[2nd.show] open 7:30pm / start 8:30pm

4月20日(土)

[1st.show] open 3:00pm / start 4:00pm

[2nd.show] open 5:30pm / start 7:00pm

4月21日(日)

[1st.show] open 3:00pm / start 4:00pm

[2nd.show] open 5:30pm / start 7:00pm

 

会場:丸の内 コットンクラブ

〒100-6402 千代田区丸の内2-7-3

東京ビルTOKIA2階

 

チケット:全席指定 9,500円(税込)

※ワンドリンク+ワンフード制になります。

※本公演は一部ファンクラブ先行予約の席となります。

※相席の場合がございます。予めご了承ください。

主催・製作・企画:グランアーツ

 

■お問い合わせ 丸の内 コットンクラブ

チケット予約 03-3215-1555

 

インターネット予約

一般発売日 2月23日(土)11:00~

※チケット一般発売はコットンクラブWEBサイトおよび電話受付でのみ販売

 

公演詳細ページ

 

 

 

 
 

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あらかじめご了承下さい。

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