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三井住友VISAカード presents 『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』 制作発表 2012年07月

(2012年07月09日記載)

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TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4
『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』
制作発表が行われました





制作発表について(2012年6月28日 パレスホテル東京)


1992年にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で初演されて以来、20年間に渡って世界各国で上演されてきた空前の大ヒットミュージカル「エリザベート」。宝塚歌劇団では、1996年に雪組で初演されてから再演を重ね、5組7回の上演を数え、スダンダートともいうべき上質なミュージカルとして長く愛されています。
今回、宝塚歌劇団の歴代のキャストを中心に、ニューキャストを加え、オーケストラの生演奏で珠玉のナンバーで綴る『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』の開催が決定しました。

当日、トート役(紫苑ゆうさんは、本日宝塚音楽学校の授業があるため欠席)とエリザベート役を演じる出演者、そして関係の出席者による制作発表が行われました。


登壇者コメント

◆小川友次(梅田芸術劇場代表取締役社長)
エリザベートは1992年9月アン・デア・ウィーン劇場で初演を迎えました。そして1996年、海を越えて小池先生のもと新たな伝説が始まりました。ご存じのとおり一路さん、花總さんによるエリザベートです。雪組で始めまして、5組計7回の公演を行っております。(この作品が)小池先生のもとに渡って、ウィーンから日本のエリザベートと言いますか、宝塚の至宝になりました。小池先生のもとに素晴らしいスタッフ、そして、今日こうしてお並びのキャストの方々、そしてなんと申しましても、初演の雪組から三井住友カード様よりご協賛を賜りまして、このエリザベートが成り立っていると。
今回の『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』 。宝塚は、ご存じのとおり100周年まであと1年半でございます。ウィーンで生まれまして20周年。そして、渋谷で東急さんが新しい劇場、東急シアターオーブをオープンされます。そのオープニングシリーズをさせて頂きます。今回の公演、初演バージョンの一路さんが快く受けて頂きまして、本当にありがとうございます。花總さんもOG公演に出て頂くのは初めてですけれども、初演と、そして宙組の公演と圧倒的なエリザベートを見せて頂きました。そして姿月あさとさんの宙組公演は、今でも覚えているんですけれども、前売りの時には、あの時はファミリーランドがあったんですけれども、宝塚ファミリーランドまでお客さんが並ばれて、前売りが即座に売れたすごい公演でした。そして、彩輝さんはご存じのとおり退団の公演でしたが、本当にトート役がきらきら光ると言いますか、本当にオーラが出ているような公演で、私も今あの時を思い出します。そして、春野さんについては、大鳥れいさんと、あの時は大鳥れいさんがさよなら、春野さんがお披露目ということで、本当に今でもお二人で歌うシーンや新曲「私が踊るとき」を思い出します。そして、白羽さんは、雪組に組替えになった最初のエリザベートでございました。我々梅田芸術劇場が2007年にウィーンから招聘公演をさせて頂いた年でございます。その時のエリザベート役がマヤ・ハクフォートが来た時に、白羽さんに「あなたは自分のエリザベートをやったらいいのよ」と抱きついて、白羽さんが大粒の涙を流したのを覚えています。
そんなシーンが私だけでなくって、お客様の皆様にもよみがえる、この『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』 。トップ経験者の方が14名出ております。初演バージョン、そして今回参加して頂くトート・エリザベートの方、そしてスペシャルバージョンで紫苑さんもお出になります。我々ともども楽しみにしているのですけれども、また、さらに伝説の公演が生まれるようによろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。



◆島田秀男(三井住友カード株式会社代表取締役社長)
このたび、宝塚歌劇が2014年に100周年を迎えますこと、また、ミュージカルエリザベートがウィーンでの初演から20周年となることを記念し上演されます『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』 に、三井住友VISAカードとして協賛をさせて頂くこととなりました。ガラコンサートへの協賛は、2006年に宝塚版エリザベートの10周年を記念して行われた公演に続き、2回目となります。弊社にとりまして、エリザベートは大変思い出の深い作品でございます。宝塚版エリザベートにつきましては、1996年の雪組による初演からこれまで5組すべての組で7回の公演が行われております。総上演回数が799回。観客総動員数が190万人以上と、エリザベートは宝塚歌劇を代表する人気作品へと成長を遂げてまいったわけでございますが、弊社はその全ての公演に協賛をさせて頂いております。
また、弊社は宝塚歌劇の他にも2000年から上演が開始されました東宝版エリザベートにも5回協賛をさせて頂いておりますほか、阪急創立100周年の記念事業として上演されましたウィーン版オリジナル公演にも協賛をさせて頂いております。そして今回、本日ここにいらっしゃる一路真輝さん、姿月あさとさん、彩輝なおさん、そして、弊社のイメージキャラクターを長年務めて頂きました春野寿美礼さんなど、宝塚歴代トップスターの皆さんを始め、宝塚版エリザベートの舞台を彩ったそうそうたる面々がお揃いになる記念すべき公演に協賛させて頂くこととなり、大変光栄に感じている次第でございます。
弊社といたしましては本公演の感動を一人でも多くの皆様にお届けできるよう応援させて頂きたいと思います。今後とも出演者の皆様、関係者の皆様、そして弊社三井住友カードをご支援賜りますようよろしくお願いを申し上げます。それでは最後になりましたが、『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』 の大いなる成功を祈念いたしまして、協賛社からのご挨拶とさせて頂きます。本日は本当にありがとうございました。

 

◆小池修一郎(宝塚歌劇団演出家)

皆さま本当に、本日はこのコンサートのためにお集まり頂きましてありがとうございます。こうしてこちらに並んだスターたちを見るにつけ、それぞれの人たちとの記者会見の事とかポスターを撮った時の事とかをやはり非常に強く思い出します。と、申しますのは、過去7回公演をやりましたが、その都度トートの髪の色とかメーキャップアーチストの方、そして写真を撮る方を変えてきています。それぞれのトートの個性とかビジュアルのイメージというのをその都度作ってきています。髪の毛の色を決めたりするところからがスタートなので、それをそれぞれの方とやってきた、それぞれの思い出があり、そういったことがすごく走馬灯というか、スパイラルな竜巻のように思い起こされます。
本当に今回一番やっぱり私が感無量なのは初演の雪組のメインキャストが揃うという事でございます。これは彼女たちがその後全員雪組、そして他の組のスターとなって主演を経験して、彼女たちが育つ過程において、この『エリザベート』 という作品で一緒に作品作りをしたと、一緒に舞台を立ってみんなでやっていたということが、本当に思い起こされます。それが一同に会してもう一度やる日が来るとは思っておりませんでしたので、その事が一番感無量でございます。そして、それぞれのゲストの方が、それぞれの公演にまたその時違う組に居たりした人たちと一緒にまたシャッフルして出るというもとても興味深いことだなと思っております。あと、紫苑ゆうさんは、宝塚初演の前のウィーン公演を見にいらしていまして、「ああ~これをやってから辞めるんだった」と言って、大変くやしがっていらして。その後もコンサートとかで何度も歌ってらして、2006年にこのガラコンサートがありました時もお声をお掛けしたのですが、その時はちょっとまだご本人がそれほどの意欲をお持ちならなかったんですけど、今回はやってみたいと言うことで、私も果たせなかった夢が一つかなう、と思います。
それに、宝塚ではなくて東宝版のエリザベートでゾフィー役をずっと勤めてくださいました初風諄さんが、ご参加されることになりました。これも同じ宝塚版の舞台は出ていらっしゃらないんだけれども、退団後の自分というものと向かい合って、また女優としての地位を築かれた方が、改めて宝塚OGたちがやるエリザベートに一味加えて下さるのではないかという事で大変楽しみにしています。
多分、初風さんと花總さんが一緒にやる回もあると思うのですが、宝塚のその長く在席して君臨した女帝と言われたお二人が(笑)対決するのがすごい楽しみで、あの~、えーと、これは、本当に、ぜひ(笑)、なかなかの見物なのではないかと思っております。でも、また、それによって、花總まりも可愛く見えるんじゃないかって思いますんで、ぜひ楽しみになさって下さい。
そして、さっきもちょっと聞いたら白羽さんの初舞台が姿月さんのお披露目の『エクスカリバー』と『シトラスの風』だったということで、もうほんとにエリザベートの歴史そして宝塚の歴史という、一つ一つそういったものが一堂に観られる公演なんだなと私自身本当に楽しみにしていますし、お客様にも色んなその時その時を思い出して頂いたり、そして、みんなその後、たいへん切磋琢磨して自分の芸を磨いてきた人たちばかりなので、たぶん、その、年齢とともにその芸の厚みであったり、そして人生の深みというとエリザベートなり他の役にも表れるでしょうし、トート言うのは年齢を超越していますので、今の彼女たちがやるトートはまた別の凄味があるのではないかなって思って、大変楽しみにいたしております。ありがとうございます。



◆一路真輝

皆さま、本日はお忙しい中ありがとうございます。16年ぶりにトートをやらせて頂きます。この16年という月日、一言で言ってしまえば、本当に長いような短いような、私も人生いろいろありまして、まあ、どういうトートになるか、自分自身楽しみなんですけれども、それよりもっと楽しみなのが、さっき小池先生がおっしゃったように、あの当時のメンバーがほとんど集まるということで、私は、もうその事に興奮しています。そして先日、轟悠(いしちゃん)から連絡がありまして「私もすごく楽しみにしています。」と。ご自身は現役でいらっしゃる轟さん、そして退団した人間がこうして同じ舞台に出られるということも今回の企画の本当に目玉だと思っているので、そのあたりも楽しみです。
あと、初演の記者会見をしました時に、私が死神のメイクで登場しまして、トートをやるといった時に「宝塚のトップスターが死神とは何事」と・・・結構大変でしたね(笑)。色んな方から、突っ込まれたり。でも、私と小池先生がウィーンで観た『エリザベート』という舞台の素晴らしさは二人とも確信していましたので、日本でこのエリザベートという作品を汚す事は絶対できないと思い、本当にそういう思いで雪組が一致団結して小池先生を中心に作ったエリザベートがこの16年たった今も、このように皆様に愛されているということを感謝したいと思います。
よろしくお願い致します。



◆姿月あさと

本日はお集まりいただきありがとうございます。私は、14年ぶりのトートになります。そして、退団した後の2006年のコンサートにも出演させて頂き、ガラ・コンサートは2度目なんですけれども一路さんがおっしゃった雪組さんの初演のエリザベートを観劇させて頂いたときは本当に涙があふれ感動した覚えがあります。今回それを拝見させて頂いたり、お近くで学ばせて頂く事が多いと思うので、その時間を大事にしたいと思っています。
ここに今いらっしゃる彩輝さん春野さんのトートも含めすべて歴代トートの作品を観させて頂いておりますし、エリザベートの大鳥さんとは先日のガラコンサートでもご一緒させて頂きました。そして、また今回花總さんとは14年ぶりにご対面ということで(笑)、本当に夢のような時間を過ごせるのかなと思って楽しみにしています。二度と戻らない時間ですので、本当に一日一日リハーサルそして本番、他の方がなさっている時間も無駄の無いにしたいと思っています。歴代のキャストの方々とご一緒に大切な時間を過ごしたいと思います。よろしくお願いします。



◆彩輝なお

本日はありがとうございます。私は退団公演が『エリザベート』でしたので、今から7年ぐらい前になるのですけれど、思い返せば本当にあっという間です。久しぶりにDVDで観たのですけれども、本当にあの緊張感が今でもよみがえるような感じです。私は星組時代にも、最後の新人公演でトート役をさせて頂きました。そういった意味でも節目節目でトートをやらさせて頂き、とても大切な作品になっています。月組の公演としましては、初演の一路さんから10年目の節目と言うことで、そして五組すべて回った最後の組のエリザベートだったんですけれども、その時の初日に小池先生が色々な事を思い出されて感極まっていらっしゃったのを聞いて、感動したしたことを今でも思い出します。
これから演じさせて頂くにあたって、渾身の思いを込めて、楽しみ半分緊張感半分で、新たなメンバーと、また新しいエリザベートに新鮮な気持ちで取り組めるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。



◆春野寿美礼

皆さま本日はお越し頂きましてありがとうございます。私はちょうど2002年にエリザベートでトート役をさせて頂きましたので、約10年ぶり、また今回やらせて頂くことになりますが、その時がトップお披露目だったので、右も左も分からないトップスターが黄泉の国の帝王を演じなければいけないという、こうなんか重圧に、こう押されて。しかも、相手役のエリザベートは、その公演で退団をする大鳥れいちゃんで、ものすごく強くて(笑)、なんか引きずり回された公演です。。。だったよね(笑)。たしかね。本当に今回こういうふうな形でやらせて頂くということで、当時、トートを演じていたときの事を本当に色々と思い出します。そういった気持ちもまた今思い返す事もとても大切だと思いますので、そういったことを楽しみながら、また今回も初めて組むキャストの方もいますので、私も非常に楽しみですね。そして、やはり観に来て下さるお客様にも喜んでいただけるように、素敵なステージを作っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。



◆花總まり

皆さま本日はお越しくださりありがとうございます。私も、まず、なんといってもあの初演のメンバーがこんなに集まるなんて、もう一度できる、もう一度顔を合わせることができるなんて、本当に思っていなかったので、まだ感動の渦の中に居るというか信じられないような気持ちでいっぱいです。
初演の時は本当にもう、私も何も分からない状態で、一路さんに泣きつき、小池先生に泣きつき、もうとにかく、どうしよう、大変な事になってしまったっていう中で、本当にもう無我夢中でやっていた記憶がすごくあって、で幸せなことに、もう一度姿月さんの時に、再演という形で『エリザベート』という作品に巡り合った時は、今度、勝手に自分の中で再演と言うプレッシャーをすごく感じてしまって、一人違うところでまた苦しんでいたような記憶が残っているんですけれども、こうやってもう15年以上たった今、こういう機会を頂けて、時の流れがすべてなんかこう押し流してくれて、今度は変に肩の力入ることなく、本当に『エリザベート』という作品に向き合えるんじゃないかなと思っています。数少ない公演数ですので、一回一回大切に、もう一度初演メンバーと出来る幸せを噛みしめながら、大切にやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします



◆大鳥れい

本日はお集まり頂きありがとうございます。またこうしてエリザベート役をさせて頂けるということ、本当に嬉しく思っておりますし、本当に皆さんのお顔を拝見して、とても身が引き締まる思いでおります。
現役時代の時には感じられなかったこと、そして、今の自分だから感じられることを大切に小池先生、そして、皆さんのお力をお借りして、新しくエリザベートを作っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。



◆白羽ゆり

皆さま本日はお集まりいただきありがとうございます。まずはこの作品にもう一度出演できること、そして挑戦できること、本当に嬉しく思っています。
私自身、宝塚時代では雪組の水夏希さんとのお披露目公演でした。ちょうど自分自身、娘役として、そして役者として、もっともっと成長したい、そして変わりたい、変わらなければいけないと思っていた時期に、この作品に出会ったことによって、今までに感じたことのなかった気持ちだったり、感情とぶつかりあったことによって私自身すごく強くなった作品だな、と今改めて懐かしく感じます。今回は歴代の皆さんとご一緒できるということで、すごく緊張やプレッシャーももちろんあるのですけれども、でも、きっと、色んな方と組ませて頂く事によって新しく色んな発見と思いますので、現役時代の自分自身の懐かしい、そういう部分はもちろんベースとしては必要だと思うんですけれども、でも、どんどん新しい気持ちで挑戦していきたいと思っています。皆さんどうぞよろしくお願いします。



公演データ

脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ
音楽 シルヴェスター・リーヴァイ
構成・演出・訳詞 小池修一郎
キャスト トート:一路真輝 姿月あさと 彩輝なお 春野寿美礼 紫苑ゆう<特別出演>

エリザベート:花總まり 大鳥れい 白羽ゆり

フランツ・ヨーゼフ:高嶺ふぶき 初風緑 涼紫央(東京のみ)

ルイジ・ルキーニ:轟悠【宝塚歌劇団】 湖月わたる

ルドルフ:香寿たつき 朝海ひかる 涼紫央

ゾフィー:出雲綾 朱未知留(東京のみ) 初風諄<特別出演>

マックス:立ともみ 大峯麻友
キャスト 葛城七穂 美郷真也 嘉月絵理 夢輝のあ 秋園美緒 絵莉千晶 初嶺麿代 風莉じん 美鳳あや 南海まり 彩海早矢 望月理世 夏空李光 彩橋みゆ 羽咲まな 扇けい 大凪真生 祐澄しゅん 大月さゆ 彩星りおん
協力 宝塚歌劇団
著作 宝塚歌劇団 梅田芸術劇場
企画・制作・主催 梅田芸術劇場
特別協賛 三井住友VISAカード



 

TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4

三井住友VISAカード presents

『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』

 

【東京公演】

2012年11月6日(火) ~ 2012年11月21日(水)

会場:東急シアターオーブ

【大阪公演】

2012年11月25日(日)~ 2012年12月3日(月)

会場:梅田芸術劇場メインホール

http://www.umegei.com/schedule/131/

 

 

 
 

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