『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。
※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。
新橋演舞場八月公演『さくら橋』
製作発表が行われました
戦後から東京スカイツリー®のある現代まで
東京・浅草を舞台に繰り広げられる
笑いあり、涙ありの心温まるものがたり
戦後間もない東京・浅草。
大阪から上京して、日本橋の呉服問屋「三杉」で女中奉公していた河村花(藤山直美)は、若旦那の三杉喬 (市川月乃助)と恋に落ち、お腹に喬の子を宿していた。花は喬の言葉を信じ、二人で共に人生を歩むために店の金を持ち出すが、喬は昔の婚約者浅倉みゆき(仁支川峰子)と駆け落ちしてしまう。悲しみに暮れる花は、流れる水に身を任せられたらと、隅田川に架かる橋のたもとで川に見入っていた。
そこに、金貸しと質屋を営む「かね升」の女主人・丸井かね(加賀まりこ)と番頭の幸造 (河西健司)が通りかかる。かねは「身投げは子を無事に産み落してからでも遅くない」と、強引に花を自分の店に連れて行くのだった。
時は流れて…。
花はその持ち前の明るさで、かねの厳しさに負けず、大番頭の仙吉(石倉三郎)や店員の九郎(ベンガル)、幸造に見守られ、かねの片腕として、かね升金融を切り盛りするほどになった。花の子・桃子(安達祐実)は、かねを母と呼び、実の母である花のことはおばさん呼ばわり。何とも不思議な親子関係だが、もうすぐ高校生になる桃子の成長には、花もかねも目を細める毎日。
ところがある日、かね升に喬が現れ、花とやり直したいと言い出す。しかし、二人で幸せになるためには、ある土地の権利書が必要だという喬の言葉に花の心は揺れ動く。そんな中、桃子の高校合格祝いの席で、花とかねが衝突。かねに加担した桃子に、花は手をあげてしまう。もはや花の心の支えは喬だけ。花は土地の権利書を手に出て行くのだが…。
◆齋藤雅文 (補綴・演出)
松原敏春 作 『流水橋』より
『さくら橋』
齋藤雅文 補綴・演出
日程:2013年8月2日(金)~27日(火)
会場:新橋演舞場
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/schedule/2013/8/post_111.php#tab01
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。