明治座6月公演『細雪』制作発表 2014年04月
(2014年04月17日記載)
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明治座6月公演
『細雪(ささめゆき)』制作発表
制作発表が行なわれました
(2014年4月1日、八芳園にて)
▲着物姿で登場。
▲お辞儀ひとつを取っても画になります。これぞ日本の美。
▲この四人が四姉妹を演じます。
▲和やかな会見となりました。
◆高橋惠子(長女・鶴子役)
『細雪』をまた上演出来ますこと、本当に嬉しく思っております。この作品に出合えて、日本人として幸せを感じます。今回はとても背の高い素敵な四女を新たに迎え、新しい四姉妹になりました。私も心新たに初心に返って、初めてこの作品を演じる気持ちで取り組んでまいりたいと思います。
―――『細雪』の魅力をどのように感じていますか?
着物の美しさはもちろんのこと、人間ドラマが深く美しく描かれているなと、最初に台本を読んだ時に感じました。『細雪』は谷崎潤一郎さんの作品ですが、日本人の良さが詰まっている作品です。美しさ、悲しさ、儚さが素敵だなと思います。
◆賀来千香子(次女・幸子役)
『細雪』という名作はずっと続くんだろうなとは思っておりましたが、自分が出演するのはこの間の御園座公演で終わりかなという気持ちがどこかにありました。それが再演となり、心から嬉しいです。高橋さんがおっしゃったように、初心に返って気持ちを新たに頑張ります。大和さん、気持ちは同じですからご安心を。一生懸命務めさせていただきます。日本人の大好きなお着物、桜、キレイな言葉がぎゅっと詰まった舞台です。是非みなさんに観て頂けたらと思います。
―――『細雪』の魅力をどのように感じていますか?
小説も、映画も、そして舞台化も何度も行なわれていますが、特にキレイな舞台であるということが大事で、そこに皆様が惹かれるのかなと思います。それと高橋さんがおっしゃったように、人間ドラマ。再演させていただくたびに毎回「深いね」と言い合うんです。お稽古中も「いい作品だね」と申しますし、公演中にも「あぁ、深いな」と感じます。お着物があったり、桜があったり、そして船場言葉という美しい独特の心地よい言葉に乗せているので、噂話をしていてもどこかキレイな旋律になっているんです。不思議な魅力がいっぱい詰まった作品だなと感じています。
◆水野真紀(三女・雪子役)
二年半前に帝国劇場で初めて雪子を演じた時に、この仕事を続けてきてよかったなと思いました。平成2年の桜田淳子さんが四女をなさった東京宝塚劇場での公演を観て、「私もいつかこういうお芝居をしたいな、私も『細雪』に出たいな!」と思いました。二年半前、この作品に出演出来ることが決まった時には、神様からのご褒美だなと思いました。まさかまたこの作品を、明治座でさせていただけるとは思っておりませんでした。一生懸命、誠心誠意、雪子を演じさせていただきます。東京オリンピックに向けて、日本が軽やかに華やかになっているような気がします。豪華絢爛な美しい世界の『細雪』に是非ともお越し頂きたいと思います。
―――『細雪』の魅力をどのように感じていますか?
私は『細雪』と出合ったのが舞台で、その後に小説を読みました。舞台の『細雪』ということでお話させていただくとすれば、華やかさと観に行った時のワクワク感じゃないかなと思います。初演が昭和41年ということで日本が元気な時代に勢いがある『細雪』が生まれ、「時代の流れと共に続いていく連続性ってなんだろう?」と思った時に、この作品が前向きなエネルギーを持ったものだからじゃないかと思いました。日本人が求める根本がこの作品にはあるんじゃないかなと。(作中で)ビバルディの曲が流れてくると、舞台袖でものすごく気持ちが高まってきます。目に、耳に、そして最後には心に響くというのがこの作品の良さではないかと思います。
◆大和悠河(四女・妙子役)
このたび初めて『細雪』に参加させて頂きます。私はこの名作の『細雪』に出させていただくことが夢でしたので、今回それが叶って本当に嬉しく思います。素敵なお姉様方から、いろんなことを聞きながら全力で演じていきたいなと思います。
―――今回初参加となりますが、改めて抱負を。
今日も桜が満開ですが、私は四姉妹で桜を眺めるシーンに『細雪』の魅力を感じています。今まで大変なことがあっても桜を見ただけで幸せな気持ちになって、全てが飛んでいくような感じがします。台本を読むと、妙子はいろんな男性と出会い、いろんな事件を起こしていきます。(自分にそのつもりはなくても)出会った男性をダメにしていく、男殺しのようなところがあるなと。私自身はそういうところはないのですが(笑)、そういう魅力を出せるように頑張りたいと思います。
▲満開の桜のもと、写真撮影が行なわれました
▲まるで作品のワンシーンのような・・・
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