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宝塚歌劇花組 東京宝塚劇場公演
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』囲み取材
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』公演について(資料より)
今や、宝塚歌劇を代表する人気ミュージカルとなった『エリザベート』を、
宝塚歌劇100周年を記念し上演します。一人の少女がオーストリア皇后になったことから辿る数奇な運命に、
黄泉の帝王という抽象的な役を配した独創的なストーリーから成り、美しい旋律で彩られたミュージカル・ナンバーは
高い音楽性を持ち、多くの人々を魅了してきました。世界各地での海外上演に先駆け、1996年に宝塚で初演されてから、
今回で8度目の上演となります。花組新トップスター明日海りおがトート役を演じる大劇場お披露目公演です。
宝塚歌劇花組公演 エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
製作発表 記者会見
宝塚歌劇花組公演 エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
製作発表 歌唱披露
初日囲み取材が行われました。(2014年10月11日)
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
トート役:明日海 りお
エリザベート役:蘭乃 はな
◆明日海 りお
いよいよ東京に参りまして、まだ少し不安と言いますか、私が緊張気味なのですが、
初日公演を沢山のお客様に観ていただけると思いますので、解放して組子一丸となって
楽しんで参りたいと思います。
◆蘭乃 はな
いよいよ東京での明日海さん率いる新生花組の公演となりますので、
花組生の一員として力を尽くせるように頑張りたいと思います。
千秋楽までどうぞ宜しくお願いいたします。
◆シルヴェスター・リーヴァイ
宝塚歌劇団により『エリザベート』は、すでに十年以上の年月を重ねてきたわけですが、
今日拝見して、エネルギーを失うことなく、さらに力を増したように感じました。
まず、何と言っても明日海さん。特に彼女はカリスマ性があって、
まさにこの役に必要なファンタスティックな雰囲気を持っていらっしゃる方です。
歌もとても素晴らしいし、踊りも上手で、動きそのものが素敵ですし、
パーフェクトなトートだという風に思います。
エリザベートは、当時の時代では最も美しい女性の1人に数えられた方です。
蘭乃さんは、その女性を体現するのに相応しい美しさを持った女性だという風に思いますし、
神々しい雰囲気、あの役割に合った今の時代の人たちにその片鱗を感じさせていただける方
だと思いました。また、この場をお借りして、(編曲を担当した)甲斐正人先生にも
御礼申し上げたいと思います。18年間を通して、新たな息吹をきちんと吹き込まれて
このように仕上げてくださいました。
この宝塚での公演は本編が終わってから20分間くらいのレビューがあるわけですけれども、
そういう形の舞台というのは、こちら以外では類を見ないと思いますし、
お客様が劇場を後にする前に、そのような実感をさらに楽しむことができることが
素晴らしいと思いました。
―――リーヴァイさん、印象に残った役柄の方はいらっしゃいますか。
◆シルヴェスター・リーヴァイ
ルイジ・ルキーニ(望海風斗)が大変素晴らしい。ご存知の通りルキーニが、この物語の最初から最後までを
語っていくわけで、そういった力強さというのが必要なのですが、拝見しましてまさに適役だと思いました。
フランツ・ヨーゼフ(北翔海莉)も、その役に相応しい登場の仕方をしてくれますし、
何と言っても、素晴らしい声をお持ちです。
ルドルフ(柚香光)も、宝塚歌劇団の100周年の公演におじゃました時にも拝見させていただきまして、
今回も改めて印象を強くしましたが、素晴らしい雰囲気を持って演じていらっしゃると思いました。
振付や照明、舞台の装置なども素晴らしいと思いました。花組全体が新鮮さを醸し出していて良かったと思います。
―――色々な方が演じられてきたトートですが、「これが明日海りおのトートだ」というところは?
◆明日海 りお
先生に色々と見ていただき稽古を付けていただいたのですが、私自身感情の起伏が前に出にくいタイプなので、
その逆をいって、ちょっと激しく、トートの中での揺さぶられ方というのを、前面に出していきたいなと思います。
それが強烈でもいいのかなと思っております。エリザベートが死を求めていたり、死を拒否したりする、
そのうまくバランスが取れればと。その日の塩梅で計りながら演じています。
―――蘭乃さん、今作が退団公演となりますが。
◆蘭乃 はな
卒業公演ではありますが、日々エリザベートを演じることで精一杯ですし、花組といたしましても
この公演から新生花組がはじまるという公演なので、組子の一員として私がエリザベートを集中して演じることで
花組全体の中でのクオリティというものを求めていけるように、毎日必死に演じております。
宝塚歌劇花組
三井住友VISAカード ミュージカル
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ
音楽/シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会
潤色・演出/小池 修一郎
主な配役
トート 明日海 りお
エリザベート 蘭乃 はな
フランツ・ヨーゼフ 北翔 海莉
ルキーニ 望海 風斗
ルドルフ 芹香 斗亜/柚香 光(役替り)
【東京宝塚劇場】2014年10月11日~11月16日
http://kageki.hankyu.co.jp/elisabeth2014/
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