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映画『山本慈昭 望郷の鐘-満蒙開拓団の落日』舞台挨拶 2014年11月

(2014年11月27日記載)

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映画『山本慈昭 望郷の鐘-満蒙開拓団の落日』舞台挨拶
登壇者 出演:内藤剛志、渡辺 梓、星奈優里、監督:山田火砂子、原作・脚本:和田 登、他

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映画について(資料より抜粋)

敗戦後、70年近くなろうとしておりますが日本と近隣諸国との関係は、いまだに良くなっていません。
特に中国との関係は、緊迫した悪化状態にあります。そういう状況下であればこそ、
なおさら日本が引きずってきた満蒙開拓団の悲劇の歴史については、若い世代にきちんと知ってもらう必要があります。
またその体験者や戦中世代などは、改めてこの映画を観ながら、記憶を整理し伝える限界の時期にきております。
下伊那の阿智郷開拓団は、敗戦直前の5月1日に海を渡りました。
また、東京大空襲のさなかに「疎開開拓」と称して旧満州へ行くことを勧められた人々もおりました。
戦争の実態を知らされないということは、どんな悲劇を招くことか。
今回の映画は、阿智郷にやむ得ず参加する運命になった住職にして教員だった故山本慈昭さんの人生を追います。
が、何よりもその悲劇に始まる中国残留孤児救済にかけた情熱を、鮮明に描いていきます。
人物伝ではなく、極めて人間くさいドラマを展開していきます。



完成披露試写会で舞台挨拶が行われました(2014年11月14日)

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登壇者より製作意図や感想が語られ、
出演した子供たちから監督に花束が渡されました。

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◆山田火砂子(監督)

972_6596 今日はどうもありがとうございます。いつも同じことを言っておりますが、私は「映画は娯楽」だと思っております。テーマは必要ですが、娯楽作品を作りました。親と子で仲良く見られると思います。二度と戦争を起こして欲しくない。来年は平和70年です。ぜひこの映画を支援してください。満州という国を作ったばかりに、世界大戦に入っていってしまったんです。絶対に人の土地に侵略しないようにしてもらいたい、そんな思いで作りました。よろしくお願いいたします。




◆和田 登(原作・脚本)
972_6599 実はこの原作は25年前、昭和62年に出版されました。その時には青少年読書感想文コンクールの課題図書になり、19万部売れたのですが話題にはならなかった。今回はどうでしょうか。この映画になり、新聞やテレビでも大変な話題になっております。時代がそうさせているわけです。監督がおっしゃった、時代への怒りそのものが、こういう状況を作っているんだと思います。みなさんと一緒にこの映画を見て、考えて、戦争のない時代を作りましょう。今日はありがとうございました。




◆内藤剛志(主演・山本慈昭役)
972_6607 ご来場いただきありがとうございます。皆様にご覧いただくことでこの映画が完成するのだと思っております。心から嬉しく思っております。監督のパワーで現場を走りました。戦争で鉄砲の弾は人の命を奪うけれど、人の気持ちは奪えない。あきらめない気持ちは鉄砲の弾では止まりません。監督が撮影前、雑談している時におっしゃっていたのですが、「映画は面白くなくっちゃいけないのよ」と。そのことをずっと心に留めてやってまいりました。「この映画をお楽しみください」という言葉が合わないのであれば、特別な時間として見ていただけると嬉しいです。




◆渡辺 梓(山本慈昭の妻・山本千尋役)
972_6614 今日は皆さま本当にありがとうございます。内藤さんもおっしゃいましたが、今回の映画で戦争というものと初めて向き合い、(映画というウソの世界なのですが)その中で生かさせていただきました。私は満州の国で過ごすことしか体験できなかったのですが、内藤さん演じる山本慈昭の思いが満州に残された子供たちにつなげられ、山田監督の戦争や満州に対する思いからこの作品につながったと思います。千尋は山本慈昭さんの心の中で生かされていたんだなと、私自身試写会を見て実感しました。戦争に対する思いをみなさんにつなげていただくような作品になっているんじゃないかなと思います。今日は楽しんでといいますか、この(映画の)中に一緒に息づいて下さい。




◆星奈優里(山本慈昭の娘・冬子<周麗華>役)
972_6632 大人になった冬子役を演じさせていただきました。このような作品に携われたので、少しでも監督の思いをみなさまにお伝えすることが出来たらと思って演じさせていただきました。今日私も完成した作品を皆様と一緒に初めて観るので、とても楽しみにしています。作品の世界を楽しみましょう。ありがとうございました。




◆奥寺康彦(半田孝海大僧正)
972_6638 僕はサッカーをやっていたので、まさか映画に出るとは思っていませんでしたが、ご縁がありまして今回出演させていただきました。半田孝海大僧正という役が務まるかなと思いましたが、映画はたくさんの方が携わっているんだなと改めて感じました。大変な撮影状況でしたが自分としてはとても楽しかったです。




◆小倉一郎(寺男/安二郎)
972_6641 今日私も初めて観させていただきます。きっといい映画になっていると思いますし、泣くんじゃないかなと思います。でも不覚にもハンカチを忘れました(笑)。


 

映画『山本慈昭 望郷の鐘-満蒙開拓団の落日』

 

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