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宝塚歌劇雪組公演
『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』囲み取材が行われました
公演について(資料より)
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ミュージカル『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』
原作/モンキー・パンチ
脚本・演出/小柳 奈穂子
世代を超えて、今や世界中で圧倒的な人気を誇る大傑作。
モンキー・パンチ氏原作によるテレビアニメ「ルパン三世」が宝塚歌劇の舞台に初めて登場します。
時は、現代のフランス。ベルサイユ宮殿で行われている“マリー・アントワネットの首飾り”の展覧会にルパン一行が出没。
首飾りを盗もうとした瞬間、革命前夜のフランスへとタイムスリップ!そこで出会ったのはマリー・アントワネット。
ルパンは現代へ戻れるのか…。お宝はどうなってしまうのか…。
新トップスター・早霧せいな、新トップ娘役・咲妃みゆの魅力あふれる宝塚大劇場お披露目公演、2015年の幕開けにお楽しみください。
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ファンタスティック・ショー『ファンシー・ガイ!』
作・演出/三木 章雄
宝塚歌劇101年目の第一歩を飾るのは、早霧せいな率いる新生雪組が挑むいい男たちのレビュー。
パリ、ローマ、ウィーン、マドリード…を舞台に、ダンディの極み、ザ・ガイが登場。時には甘く、時には切なく、
時にはエキサイティングに、自由で遊びのあるダンスを繰り広げます。
囲み取材が行われました(2015年2月20日/東京宝塚劇場)
雪組東京宝塚劇場公演初日を観劇したモンキー・パンチさん、大野雄二さんも参加し
囲み取材が行われました。
◆モンキー・パンチ (「ルパン三世」の原作者)
始めは漫画だったのですが、三次元の空間で立体的に見られて迫力があって驚きました。僕が描いた漫画とは全く違う世界を見せていただいたので、僕自身もこういう描き方もあるんだと勉強になりました。これからの作品の中にもヒントとして生かせるものが随分あるんじゃないかと思っています。今回の宝塚の作品に負けないようなオリジナルの漫画を描いていきたいと思っています。
◆大野雄二 (「ルパン三世のテーマ」作曲)
とてもびっくりしたというのが第一印象ですが、なるほど、こういう風に作るんだなと、宝塚独特のやり方と「ルパン三世」がいい具合にミックスされていて、とても楽しく見られました。
◆小柳 奈穂子(脚本・演出)
宝塚ファンの方も、「ルパン三世」ファンで初めて宝塚をご覧になる方もいらっしゃると思いますので、皆さんに楽しんでいただいて、これをきっかけに初めて宝塚を観た方には今後も宝塚に興味を持っていただけるといいなと思っています。(原作の)先生やキャラクターの力、生徒(出演者)の力をお借りしてそういう作品になっていると思います。
◆早霧せいな
国民的人作品である「ルパン三世」を雪組が公演できるということをとても光栄に思っております。「ルパン三世」ファン、宝塚ファン、どちらのお客様にも楽しんでいただける公演となるよう、千秋楽まで心を込めて務めたいと思います。
◆咲妃みゆ
本拠地、宝塚大劇場での一か月の公演を経て更にパワーを増した舞台を、たくさんのお客様に楽しんでいただけるよう、一生懸命頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
―――特に驚いた点はどのようなところですか?
◆モンキー・パンチ
まずお話をいただいた時にどういう風になるのか見えなかったんです、漫画を舞台にするというのは
どういう風になるんだろうと。今年の1月1日に大劇場で観て、「ルパン三世」が意外と
宝塚歌劇の美意識と一致したところが驚きでした。ほかにもたくさんの驚きがありました。
◆大野雄二
宝塚をこれまで観たことなかったので、宝塚と言えば自分の中で勝手に「すみれの花咲く頃~」という
イメージだったので、こういうことも出来るんだと驚きました。ミックスの仕方、取り入れ方がすごいなと思いました。
それと「ルパン三世」は本来フランス的な感じなので、そこの目の付けどころがよかったですね。
モンキーさんの作り方がうまいので、「ルパン三世」はどこにでも合うと思うのですが、
宝塚でよくやっている世界に入ったのでより面白くなったんだと思います。
曲のアレンジも素晴らしかったです。
―――ルパンと言えば山田康雄さんのアニメのイメージですが、全体的なイメージは
宮崎駿さんの優しいイメージもあり、原作のモンキー・パンチさんのルパンはハードボイルドで、
参考にされたポイントは役作りのご苦労点は?
◆早霧せいな
やはりテレビシリーズの前半を見ました。私にとっても山田さんの声は印象深かったので、
モノマネではなく自分色に染めて宝塚の舞台で出来ないかなと意識して作りました。
―――両先生がご覧になっての初日の心境は。
◆早霧せいな
ルパンは映画になってもテレビでも、どういう形になってもルパンはルパンであるべきだと思いますので、
ルパンになれているのであろうかという緊張感を抱きつつの初日でした。でも大劇場で一か月
やってきましたので、その自信を胸に謙虚な気持ちでやりました。
―――今の雪組の魅力を。
◆早霧せいな
舞台をやる上で、ひとりひとりがとても自立していて、自分がやるべきことを明確に意識して
やっていることがとても強みだなと思います。お客様の空気、場面の空気を感じ取る力も
持っていると思いますし、周りへの意識がお互いを思いやることに繋がっていて、
雪組としてまとまりがあるんじゃないかなと思います。
―――雪組のアピールポイントは。
◆早霧せいな
宝塚を観るなら雪組がいいなと思っていただけるような組に、そして作品を作っていきたいと思います。
組子の輝きが一番大切だと思いますので、私や咲妃だけでなく、雪組全員がアピールポイントです。
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。