『エンタメ ターミナル』では舞台を中心としたエンターテインメント関連情報をWEB記事として発信しています。
掲載内容は、掲載日付のものとなりますので、最新情報は各自ご確認ください。
※ 記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。なお、リンクはフリーです。
ミュージカル座創立20周年記念公演
ミュージカル『ブレイン・ストーム』稽古場レポート
坂元健児さん、初風 緑さん、瀬戸早妃さんらも出演!
俺は今、何を書けばいいんだ!!
ハードボイルド作家の苦悩の日々を
シュールに描いた自信作!
2015年5月。待望の再演決定!!
酒浸りの日々、精神科への通院。
苦悩の小説家を、坂元健児が、男臭く演じ!
竹本敏彰が、コメディタッチに演出!!
玉麻尚一が、お洒落に生演奏!!!
どうぞご期待下さい。
<キャスト>
黒瀬 壌 《小説家》 坂元健児
香山さゆり 《精神科医》 初風 緑
陽子 《黒瀬の妻》 瀬戸早妃
黄色いドレスの女 大塚加奈子
三上聡史 《芸能マネージャー》 SINGO
高城 満 《出版社編集長》 鈴木良一
東海林雪江 《出版社副編集長》 水希友香
蒲生昌子 《出版社編集部員》 吉川千晶
カンパニー
月組 髙松 舞、梅沢明恵、鶴野久美、武隈史子、東 ゆい
星組 天野朋子、萩野華奈子、中野祥子、迫田萌美、木村つかさ
4年ぶりの再演となりますが、メンバーもガラリと変わっているので、
毎日稽古場でディスカッションを重ねながら、新たな気持ちで創り上げています。
実はこの作品が生まれたのは、2011年の8月。東日本大震災があった、あの年です。
私たちにとって震災は、精神的・肉体的なバランスのとり方を考えざるを得なくなるような
大きな出来事でしたから、少なからずこの作品の誕生にはそういう背景も含まれています。
この作品の主人公は、ハードボイルド作家です。
およそストレスとは無縁と思われていた一人の男性が
「次の作品を書かなきゃ。でも面白い作品が書けない・・・」という重圧から、追い込まれてゆきます。
病院に通って医師に相談するものの、もがけばもがくほど自分を見失っていく。
奥さんの愛、お金、そして生きる意味、大切なものの全てを失いかけたところで、
ラジオに投稿された、ある手紙が彼の心を動かし、一筋の道を照らすのです。
自分が誰かの為になる、そして自分を必要としてくれる人がいる。
“ストレス”や“うつ病”という、現代社会とは切り離せないテーマを扱ってはいますが、
コメディタッチで軽妙に描いたミュージカル作品となっています。
『ブレイン・ストーム』という言葉は、直訳すると「脳の嵐」つまり精神の錯乱。
しかし、「ひらめきの扉」そんな意味も込めています。
この作品をご覧になった方にも、何かをひらめき、感じ、最後は心地良い爽快感を
味わっていただけたらと思っております。
▲キャストに動きを付けて行く竹本さん(写真左)。
▲全体のバランスを見ながら、細かい調整をしていきます。
本番が近付いてきたこの日、ミュージカル座の稽古場にて
ミュージカル『ブレイン・ストーム』の稽古場取材を行いました。
作曲・音楽監督の玉麻尚一さんが稽古に合流し、演奏もいよいよ本番に近い形での稽古となりました。
それぞれのパートを再度確認していきます。
玉麻尚一さんと、稽古場ピアノ・歌唱指導の須藤瑛子さん。
どの曲もとても素敵です!
月組と星組の2チームあるので、同じ場面も2回ずつ繰り返していきます。
こちら星組のみなさん。
左より中野祥子さん、天野朋子さん、迫田萌美さん、萩野華奈子さん、木村つかささん。
こちらは月組のみなさん。
鶴野久美さん、髙松 舞さん、武隈史子さん、梅沢明恵さん、東 ゆいさん。
今回振付を手掛けたのは出演者のお一人でもある初風 緑さん。
時にコミカルに、時にドラマティックに、彩ってゆきます。
必死にもがく、黒瀬 壌の精神状態を表しているシーン。中央は迫真の演技、坂元健児さん。
左から黒瀬の妻・陽子役の瀬戸早妃さん、水希友香さん、鈴木良一さん、 吉川千晶さん。
病院でのシーン。左は精神科医・香山さゆり役の初風 緑さん。意外なことに女医役は初めてだとか。
(宝塚時代、新人公演でブラックジャック役は演じた経験はありますね)
右は坂元健児さん。おニ人は初共演。
始めは幸せそうな二人でしたが・・・
小道具を持って立ち位置を決めていきます。
机の上は、芸能マネージャー・三上聡史役のSINGOさん。
ダンスシーンの振りについて、気になるところをキャストに伝える初風さん。
黄色いドレスの女役の大塚加奈子さん。
この“女”は黒瀬 壌の心の声を表しているようにも見えます。
見守り、導く精神科医と夫の様子を心配しながら自身も成長していく黒瀬の妻。
このお二人、初風さんと瀬戸さんのデュエットナンバーにもご注目を。
こちらは坂元さんのカメラ目線サービスショット!(笑)
ムードメーカーの座長・坂元さんの周りは笑顔で包まれています。
苦悩の小説家役と聞いて坂元さんがどのように演じるのか想像が付きませんでしたが、
稽古を見て「もうこれは、坂元さんに宛てて書かれたものなのではないか」と思ってしまうほど
絶妙な演技でした。最後はしっとりと聞かせる歌で、ジーンとしました。
休憩なしのノンストップで駆け抜けるミュージカル。
公演日程も4日間ですので、皆様ぜひお見逃しないように!
ミュージカル座創立20周年記念公演
ミュージカル『ブレイン・ストーム』
脚本・作詞・演出:竹本敏彰
作曲・音楽監督:玉麻尚一
振付:初風 緑
日程:2015年5月21日(木) ~ 5月24日(日)
会場:六行会ホール
『ブレイン・ストーム』公式Twitter
https://twitter.com/brain_storm15
http://www.musical-za.com/STAGE/brainstorm15/stage.htm
情報は書き込んだ時点のものですので、実際の内容と異なる場合があります。
あらかじめご了承下さい。